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藤井貞和『古文の読みかた』による歌のわかれ

2012年02月08日 00時37分14秒 | 文学
藤井貞和『古文の読みかた』(岩波ジュニア新書)を読んだ。
僕には古文は読めないのだなということがよーく分かった。
文法もわからなければ、単語も分からない。
これでも高校の古文の時間はもっとも力を入れて勉強した科目であるにもかかわらずさっぱり分からない。当時もよくわからなかったが、いまでもやはり分からない。
ものすごく一生懸命勉強しなければ古文は分かるようにはならないのだろうが、そこまで一生懸命勉強する意義があるのだろうかと思ってしまい、だいたい何でもそうなのだが「意義があるか」などと考えてしまった時点でアウトなのだ。長く続いて上手くいくことは、意義があるかなど考えない。
辻邦生の『西行花伝』の和歌の部分だけでも読めるようになるかと思ったが、そしてさらにそのあとに読む予定の吉本隆明の『西行論』の西行の和歌が読めるかと期待したが、無理だ。諦めよう。
和歌が出てくるたびに、テレビで放送禁止用語や大物の実名が言われた時にピー音が鳴るような感覚で、「あ、また言っちゃいけないこと言いやがって」というふうに思いながら『西行花伝』を読んでいこうと思う。
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