周防教会・牧会ジャーナル

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12月13—19日

2020年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム

礼拝後みんなでお昼を食べていたら窓に何かがぶつかった音がしたので外に出てみると、草むらの上でこの子が気を失っていた。シジュウカラや。近くでけたたましくジョウビタキが鳴いて、別のシジュウカラと争っていた。推理⇒シジュウカラのカップルにジョウビタキが嫉妬してケンカになった!んな訳なかろう。僕の手厚い看護で気を取り戻したこの子は元気に飛んでった。恩返しを期待しているぞぉ!明日年末ジャンボでも買うか?

 

12/13(日) 昨日から採点作業が始まっている。生徒たちの顔が浮かんでくる。その昔、神学校の試験で教師から「村田く~ん。下駄はかせておいたからね~」と言われたことがある。最近では下駄は死語かな?だけど下駄をはかせてあげたい子もたくさんいる。お気楽な神学校とは違って、高校じゃそういう訳にはいかんので僕流特別救済策を取る。どんなって?言えますかいな。

 

14(月) 今日は200人以上の解答用紙に一言ずつコメントを書きそえる。別にそこまでする必要は無いのかもしれんが、泣いても笑っても聖書の授業を受けるのはこの学校では1年生の時だけや。え?笑いこそしても泣きはしない?生徒たちのそんな声が聞こえそうや。つくづく思った。この授業が、もしも2~3年生まで続くのならば、これだけは自信もって言える。僕が泣きます。

 

15(火) 採点が終わった後は一番しんどい成績評価や。他のキリスト教学校の教師たちはどないしてんのやろ?僕の悪いクセで、軽いノリで引き受けた教師。後悔が怒涛のごとく僕に襲いかかる。教務教師のスーパースター、矢野一さんよ!早よ戻って来いよ~ぉ!俺は待ってるぜ~!これが終わったらクリスマスカードも作らにゃいけん。たぶん年末頃には倒れると思います。

 

16(水) そのクリスマスカード作りを始めた。学校関係の仕事が終わった僕はどうやらハイになってるんやろな、机に釘付けになることに快感すら覚える。頭は朦朧としているが作業は猛スピードで進んでいる。近年にないドーパミンとかいうやつが大放出しとる。血沸き肉躍る!今だ!チャンスだ!真空飛びヒザ蹴り!キックの鬼!ちょっとあんた、少し寝た方がええんちゃうか。

 

17(木) この町に40年近くも暮らしてりゃ、今さらマイナス5度くらいは平気になった。そんな寒い朝、元気に登校したが、あかん・・・生徒が提出するノートのことをすっかり失念していた。急に寒気まで感じ出す。授業を終えた後、ずっしり重いノートを抱えて、泣きながら校門を出る。当然の報いやけどクリスマスカード作りはあえなく中断。今年は「滅入りぃクルシミマス」や。

 

18(金) ジョンレノンの『イマジン』と『ハッピークリスマス』の動画を生徒たちに見せながら今年最後の授業を終える。しばらく職員室に残って生徒たちのノートをチェックすることにした。ガ~ン!なんじゃこりゃ?誰がこんなことを教えてたの?意味が分からん。しかし、ろくな授業をしとらんな僕は。ごめんね。三学期はもうちょっと「普通」の授業をするから許してね。

 

19(土) クリスマスカード作りを再開。体力というものはほぼ限界なので、もはや気力だけが頼り。そんな気力もみかん収穫作業が終わるまで持つのかどうか。それに明日はもうクリスマス礼拝や。涙がチョチョ切れそう♪ギリギリまで頑張って~ギリギリまで踏ん張って~ピンチの、ピンチの、ピンチの連続、そんな時、矢野一マンが欲しい~♪ (ウルトラマンガイア主題歌より)


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