『人にあらず』は2014年のぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞。
自然豊かな小笠原諸島(父島)を舞台に繰り広げられる理由のない凶行を描いたサスペンス。ただ、サスペンスは最後には謎解きするのが普通だが、いくつかの重大な謎(動機とか刑事事件として解決されるのか)は解けないままになる。
小笠原諸島の父島にある観光客向けホテル・ホライズンにやって来た新人従業員の男。少し暗めな性格。海と山に囲まれた島は平和そうに見えたが、のどかな日常の裏には陰湿な人間関係が渦巻いていた。ホテルの中の人間関係にも裏表がある。
小笠原諸島の父島にある観光客向けホテル・ホライズンにやって来た新人従業員の男。少し暗めな性格。海と山に囲まれた島は平和そうに見えたが、のどかな日常の裏には陰湿な人間関係が渦巻いていた。ホテルの中の人間関係にも裏表がある。
さらに山中では頻繁に害獣退治の銃声が続く。
そして重大な犯罪が始まるが、完全犯罪とは程遠いし、何しろ島は閉鎖空間。
前半は人間関係の重苦しさが描かれ、後半は銃弾やナイフが活躍する。
矢川健吾監督は、本作の前後に、ノアール系の映画を数本撮っていて、現在は映画制作会社を創っているような話。まあ、監督というのも経営みたいなものだし。
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