2022年のぴあフィルムフェスティバルの審査員特別賞の受賞作『The Memory Lane』。コロナ禍で大学が閉鎖になり、いつもスケートボードで遊んでいた通学路やキャンパス内が使えなくなる。
同好の学生が集まり、大学に侵入し、さらに一般道を夜中に走ったりして楽しそうに盛り上がる。そんな映画だが、なんとなく微妙に反社会的なのがいいのかもしれない。
スケボーといっても五輪に出るような人たちは、そもそも楽しいというより、苦しいと思っているかもしれない。なんの目的を持たずに生きるのは、ある意味難しい。
暴走族とか実は同類なのかもしれない。しかしヤンキーもスケボー学生も自分達の勝手で時の流れを意識せず動きまわっているのだろうが。もっと根源的に言えば、来るべき時間の流れの中で人生を徐々に追われているわけで、いずれ、自分の運命とカーチェイスしていることに気が付くだろうか。
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