17年ぶりに台湾に行っていた。現在、日本人に一番人気の海外観光先だそうだが、実は殺到する前の昨年末に行く予定だったのだが、・・・
昨年末に予定を具体化するころに、デング熱が大流行して、台北市内は消毒作業が続いていて大変なありさま。
ということで、1年遅らせたら日本人殺到。もしかしたら「またトラ」によって米中間でディールがあって台湾の切り捨てがあるのではないかという思惑を感じているのかもしれない。といっても、領土の譲渡と輸入量の制限を天秤にかけるのは、「永久」と「一時」の交換で、アラスカを売ったロシアみたいな話だろう。
昨年末に予定を具体化するころに、デング熱が大流行して、台北市内は消毒作業が続いていて大変なありさま。
ということで、1年遅らせたら日本人殺到。もしかしたら「またトラ」によって米中間でディールがあって台湾の切り捨てがあるのではないかという思惑を感じているのかもしれない。といっても、領土の譲渡と輸入量の制限を天秤にかけるのは、「永久」と「一時」の交換で、アラスカを売ったロシアみたいな話だろう。

で、宿泊は台北市内の古くて高いホテルではなく、郊外の新北市の板橋という駅の近くの高級ビジネスホテルのような感じ。築5年ぐらいらしいが、トイレの紙をそのまま流せるというのがうれしい。台湾の多くのホテルは下水管が細く、使用済の紙は汚物入れに捨てることになっていることが多い。
しかし、窓から西方を見ると、ずいぶん建物が詰まっている。東京でいうと山手線の外側の目黒とか世田谷といった場所だが、外を歩いても大都会そのもの。新旧が混じり合って入る。

そして故宮博物院。地下鉄とタクシーで行くと、ここは欧米系の観光客があふれている。日本人は胃袋の満足を求め、欧米人は文化とか教養とかで満足しているようだ。とはいえ、日本と同じように「またトラ」のせいかもしれない。
何しろ、蒋介石が大陸から脱出した時に、将来の軍事費の足しになるように古来からの珍品を北京の故宮から運び込んできたわけだ。建物は行李には入らなかったから。
17年前に来た時には、ほとんどが大陸中国からのものだったが、今回見ていると、過去の名品にならった最近の作品も並んでいて、こうして新しい歴史と文化が根を張っているということがわかる。
注目すべきは入場料で、台湾市民は150元、外国人は350元となっていた。1元=5円位なので、1800円位となる。日本の国立の博物館や美術館は国籍問わず2000円が多いわけで、外国人に優しいのか日本人に厳しいのかどちらなのだろう。
所蔵品は30万点というらしく、途方もないわけだ。
館内は写真撮影可能ではあるが、人間を写さず展示品だけを写すことは無理なので掲示しないが、現在、本館の美術品としては最も有名な「白菜(バッタ付き)」だが、白菜の現物サイズのものかと思っていたら、高さ18センチの翡翠を彫ったものだそうだ。石をあれだけ精密に削るのか、と思う。もともとは花嫁の嫁入りの持参品だったそうだ。金持の娘と結婚する男はどういう身分だったのだろうと妙なことが気になる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます