珍説が広まっている。新一万円札の肖像モデルの渋沢栄一氏のこと。女性好きだったそうで、こどもが50人位いるそうだ。もっとも渋沢という苗字をこどもに付けるためには妻が正妻である必要があるが(夫婦別姓になれば関係ないが)、正妻は二人だけなので、多くの子は別姓。事情を鑑みれば、二人目を正妻にするために一人目と別れたのかもしれない。
ということで、結婚式の御祝儀袋には「福沢札」を入れないといけないというもの。
しかし、福沢札の発行は既に終了。新札枚数は限られている。福沢新札は今後、高額取引されるのだろうか。新券1枚5万円の相場になれば、1枚買って袋に詰め、もらった方はそのまま金券ショップに走る。なんとなくパチンコ方式かな。
津田梅子札を二倍詰めればいいのだろうか。
似たような話は二千円札発行の直前に、日銀の人から聞いたことがある。図柄は、源氏物語絵巻第38帖「鈴虫」。
左側にいるのが冷泉院(元天皇)、右側にいるのが、光源氏。右端が紫式部だ。鈴虫の声を楽しむ会の場面だが、実は左側の二人は不義の親子関係。
あくまでも物語の中の関係性だが冷泉院(元天皇)の父親の桐壺帝には愛妻の桐壺の更衣がいた、その桐壺の更衣の子が光源氏だが、天皇の偏愛に嫉妬した女御たちからのイジメで彼女は早逝してしまう。
そこで天皇は桐壺の更衣のソックリさんの藤壺を後妻にしたのだが、彼女を愛したのは天皇だけではなく、桐壺の更衣の子の光源氏もそうだったのだ。そして、生物的必然性として藤壺は若い方の光源氏の子を素知らぬ顔で産むのであり、その子が冷泉帝のちに冷泉院となるわけだ。(実在の桐壺帝や冷泉帝や藤壺とは一致しない。源氏物語の中の話)
日銀の方の話では、事前にわかっていたが、問題なしとされたそうだ。
ご祝儀袋には詰めないだろうし。
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