胡蝶蘭再生プロジェクト

2022-06-20 00:00:01 | 市民A
地元の新聞販売店が始めたのが「胡蝶蘭再生プロジェクト」。胡蝶蘭というのは、もともと開店祝いとか企業の役員の昇進祝いとか、おめでたいと考えられるできごとで贈呈されるもので3万円ぐらいかな。温室の燃料費が上がったので1万円ぐらいは高くなっているかもしれない。もっともおめでたいと考えられても、開店は破綻の出発点とか役員昇進は借入金の個人補償の始まりとか不幸の入り口という場合もある。



そして、胡蝶蘭は数か月は置かれた場所で花を咲かせ続けるのだが、そのうち邪魔にされ、廃棄される。

それでは、成長までかけられた燃料代がもったいないということで、再生プロジェクトを考えたのが新聞販売店。仕立て直して、希望する新聞購読者に再配布をはじめた。さっそく申し込むと、忘れたころに届いた。希望者が多いということ、

協賛しているのが、神奈川県のテレビ局と神奈川新聞、毎日新聞、よみうり新聞ということで朝日新聞は参加していない。おそらく朝日新聞の購読層は供出すべき胡蝶蘭とは縁がないのだろう。

新聞販売店はどれだけ利益があるのか、まったくわからないが、部数×粗利-コストということだろう。推測すると1部1000円/月ぐらいだろうか。10万部と公称しているので1000万円。年間1億2000万円。なかなか苦しいのかもしれない。

ところで、胡蝶蘭だが、亜熱帯植物で、5、6月が成長期らしいが、1か月以上経って、二本のうち一本から新しい葉が出てきた。期待すべきなのか、これで終わりなのか見当がつかない。失敗しても鉢は返さないでいいようだ。