漂流する日本。

2010-07-13 00:00:08 | 市民A
民意を失った民主党のことを考えると、それでもあと3年間政権を担うのか、あるいは総選挙に打って出るか。やはり、小泉自民党の残骸をもって、総理大臣を毎年交換して、4年間がんばった自民党のマネになるのだろう、と暗然とした気持ちになる。



もっとも、民主党には、まだ岡田、前原と二人の総理大臣候補がいるのだから、あと2~3年はもつのかもしれない。そうすると8年で8人の総理ということになり、おそらく人類史上未曽有ということになる。

結局、国民が見ていたのは、民主党の政権担当能力だったのだろうが、鳩も菅もそこに問題があった。思えば、昨年の衆院選のあと、国民新党や社会党と連立を組み、そのため、二つの政党のロボットのようになってしまったことを考えれば、参院自民党から5、6人を現ナマで引き抜いた方がよかったということになる。

ただ、唯一進歩したな、と思うのは「相手があって、簡単にはできない約束はしない」という原則で、その結果、詰まらないバラマキは減ったように感じるが、政策的には、政党間の差がなくなった。

そして、わが街神奈川選挙区では当選3名がそろって構造改革派になった。法相が落選したが、まだ続投らしい。死刑廃止は15年前に都心で起したグループの始末の後でなければ、賛成は得られないだろう。

そして、これからはじまる政権メルトダウンのドラマをいくら考えても。脚本が予想できないのである。

後記:そして消費税の逆進制について。金持ちには二種類いて、ストック金持ちとフロー金持ちである。それぞれ一長一短である。税額を還付する方法が話題になっている。個人的にはクーポン券制度がいいと思う。