事実は最低だが、・・

2010-07-25 00:00:20 | 市民A
7月22日早朝に新神戸-西明石間のトンネル内で発生した保守車両同士の衝突は、最低の結果を招いたが、迷惑を被った62500人のうち、一人は、私だ!

さらに言うと、当日はここ数年にない高温の日で、西日本各地はどこでも35度を超える灼熱だった。

衝突防止装置、正常作動せず=山陽新幹線97本運休―保守車両追突事故・JR西

神戸市須磨区の山陽新幹線トンネルで起きた保守車両追突事故で、JR西日本は22日、保守車両の衝突防止装置が正常に作動していなかったと発表した。時速30キロ以上で接近した場合、車両間隔が約300メートルになると自動的に非常ブレーキがかかる仕組みだが、今回は作動しなかった。同社が原因を調べている。

山陽新幹線は同日午後2時半に運転を再開。この事故で上下線計97本が運休し、約6万2500人に影響が出るなど、終日ダイヤが乱れた。

JR西によると、追突したトンネル補修車両は約900メートル手前のトンネル入り口を時速47キロで通過。前方の保守車両との距離が約300メートルになっても衝突防止装置は作動せず、136メートル手前でようやく車両を検知した。時速は36キロで、直ちに自動ブレーキがかかったが、117メートル手前まで接近しており、間に合わなかった。



実は、EX-ICという電子チケットで乗車していた。新横浜から新幹線が西に向かったのは9時半である。途中、情報は色々と変わるのだが、結局、博多行きは新大阪でストップ。新大阪と姫路の間が新幹線運休である。



ここからは普通電車に乗らねばならない。新快速で播州赤穂行き。冷房の利かない車両で吊革につかまることになる。そして1時間でやっと姫路着。そして姫路からやっと再度新幹線に乗るのだが、隣に、大声でしゃべりまくる「関西のオバチャン×2」が乗ってきて、疲労度が加速度的に上昇する。

それで、問題は、私が乗っていたのは、EX-ICチケットなのだが、こういうのが緊急時にはシステム的に対応できない。

まず、新幹線内で乗務員に聞くと、「たぶん、払い戻しになりますが、後で連絡します」と言われて、後で連絡はない。

次に、新大阪駅で聞くと、「特急に乗らなかった区間だけ下車駅で払い戻しになる」とのこと。

いずれも疑わしいのだが、それよりも先に進まなければならない。だいたい、乗客の99%は何らかの目的でこの新幹線に乗っているのだから、おカネを戻してもらうことよりも、早く目的地に着くことを優先しているはず。

それに、要するに中抜きで新幹線のキセルをしているようなものだ。きちんと計算すると、逆に追加料金を求められる可能性すらある・

そして、最終下車駅は結構な新幹線ローカル駅で、とても話が通じるとも思えないし、何しろ先を急ぐわけだ。

しかし、直接的なおカネの話よりも、遅れた結果昼飯を抜くことになったのだが、おりからの暑さと相乗して、数日後にポックリとかする方がいるのではないだろうか。

事件の原因を読めば、いかにもおそまつだ。