カセット音源をCDに(1)

2008-01-15 00:00:44 | 音楽(クラシック音楽他)
昨年の終わりに、永々と使っていたコンポが壊れる。電源が入らなくなる。今までに何度かの故障&修理を経て十数年の付き合いだったが、ゴクロウサマでした、ということになる。

そして、次の機種を選ぼうと思っているのだが、問題は音源。

今持っている音源の中に、多数のカセットやMDといったアナログものがある。LPレコードは段ボールなので、とりあえず考慮外。どうして、そんなことになっているかというと、主因はカーオーディオ。かつて乗っていたクルマに合わせて、カセット→MD→CD(MD車は実在中)となっていて、レンタルCDから焼いたり、カセットそのものを買ったりしていた。カセットとMDと一目で約50ずつくらいか。

ところが、現在発売されている機種は、基本のCDから先の方向性はハードディスクかメモリー。要はディジタルの中で完結する方向である。MDは使える機種が多いのだが、実はMDは機器故障の最大原因らしい。カセットが使える機種はほとんど存在しない。

となると、どうするかだが、カセットを全部捨ててしまえばいい、という考え方もある。携帯電話を買い換えるときに番号を変え、登録していたオトモダチとはきれいさっぱりサヨウナラ、という考え方だ。でも一部は残したいというようにも思ったり。

一方、全部のカセット、MDの音源を、そのオリジナルCDを買い集めてしまう、という方法がある。100枚で20~30万円かな。ちょっと高いと思うし、多くは廃盤になっているだろう、と予測がつく。その中間的な方法がないかと考えてみる。要するに格差社会で、上流と下流しかない、というプロパガンダに乗らずに、中間的な方法を模索。

まず、考えられるのは、もう一度、CDを借りてきて音楽CDをコピーする方法。この場合、図書館などの公共機関から借りると無料だ(もちろんCD-Rは購入が必要だが、これはオリジナルCDを購入する以外のすべての方法に共通なので、比較する場合は考慮しないことにする)。そしてTSUTAYAで借りる場合は必要な単価がかかる。相対的には安いのだが、この借りる、という方法の最大の問題は、オリジナルが入手できる可能性が低い、ということ。そして面倒ということ。方法としては、CDを一覧表にして、図書館検索とかしてみるのだろうが、問題のかなり一部だけしか対応していない。

そして、結局はカセット(MD)をいきなりディジタル化してしまう方法を考えることにしたのだが、高額の機器を購入する気などサラサラないわけだ。ネット検索で調べていると、大きく二つのフリー・ソフトがあることがわかった。いずれも、MDラジカセとパソコンがあればアナログのCD化がたやすくできるような感じだ。

一つは「Jet Audio」というソフトで米国製で日本語訳がある。もう一つは「超録」といって、日本製のようなニオイが強い。いずれも、有料版(プラス)は3000円位。無料部分では操作にいくつかの限界が設定されている(実は、この限界は大問題だった)。「Jet Audio」の方は、オーディオ関連なら何でも来いというような機能満載型。他方、「超録」の方は、かなりアナログのディジタル化に機能を絞っている。しかし、多くの無料ソフトの説明書と同様、この二つのソフトも読んでもわからないことが多すぎる。というか、自分でこの分野のことをよく知らないということもある。まあ、無料なのでちょっとやってみて行き詰ったところで考えてみよう、ということにする。

ところが、まず必要なものの第一であるのが、MDラジカセとパソコンをつなぐ一本のケーブルである。たかがケーブル、されどケーブル。これが難しい。

まず、プラグのサイズから。

ラジカセの出力端子とパソコンの入力端子を確認しなければならない。人体と違って機械には融通性がないからサイズの正解は一種類。ラジカセ側はイヤフォン出力なのでミニプラグ。一方、入力はラインあるいはマイク入力なのでこちらもミニプラグ。つまりケーブルの両端がミニプラグということになる。実は、この段階で入力端子がラインかマイクかという問題が発生していたのだが、あまり気付いていなかった。

ff7af635.jpgさらに、入力も出力もモノラルでなくステレオ。さらに入力端子がラインかマイクかというところで一つの問題があった。事前検討では、ライン入力はイヤフォン出力と同等の音量だが、マイク入力はその100分の1の入力レベルなので、「抵抗あり」という特別のケーブルでないと音割れが発生するという説があった。しかし、そのために「抵抗あり」ケーブルが必要なのか、ソフト側の入力調整でいいのか、よくわからない。

まあ、こんなこと調べているうちに、「モノラルかステレオ」、「抵抗ありか抵抗なし」はプラグやケーブルについているマークで見分けがつくことがわかってきた。

そして、勤務先の近くの新橋のバラエティストアである「キムラヤ」に、まず、「抵抗なし」ケーブル1本を買いに行ったのだが・・・

キムラヤは新橋駅の周囲に4つの店舗があった。最初に向かったのは新橋烏森(からすもり)口店。

ところが、・・・・。

閉店セールである。どうもヤマダ電機に代わるようである。というか、思い出したのだが、ヤマダ電機がキムラヤの連結親会社になったはずだった。ようするにキムラヤの中の一店がヤマダになるようだ。そして、キムラヤ二軒目の駅前店はドラッグストアのままなので、三軒目のSL広場前店に行くと、すでに完全なヤマダ電機そのものになっていた。別にキムラヤでなければならないわけもなく、ヤマダ電機で売られているオーディオケーブルの山の中から、1本見つける。650円。ヤマダのメンバーカードを忘れた。65円の損。そして、ちょっと気になったので、キムラヤの4店目を見に行くと、完全な閉店になっていた。

要するにM&Aってこういうことだった。4店舗が1店舗になり、2店は親会社のマークになり、1店は閉鎖。しかし、キムラヤ没落の最初の原因が、隣の有楽町にビックカメラが進出したこと。さらに、完全につぶれた原因が、秋葉原にヨドバシが出店したことだったと思うが、それをヤマダ電機は知っていたのだろうか。あるいは、これで山手線東側にヨドバシ、ビック、ヤマダと並んだわけで、真ん中のビックが被害を受けるのだろうか?

とりあえず、きょうはここまで。

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