「愛の技法」

2013-02-12 | 読書
 もうかなり前になるが、おそらく助平心から手にした本がある。書籍情報社が1997年に発行した「ローマ・愛の技法」である。
 本文はマイケル・グラント他、日本語版編集は書籍情報社となっている。多くの図版が入って、眼でも愉しめる一書。
 先般、岩波文庫の「恋愛指南」を買った。沓掛良彦訳で、著者は、ローマ時代に生きたプブリウス・オウィディウス・ナソである。買ったのは、役者の沓掛氏に惹かれるものがあったからである。
 内容は、愛にも技(テクニック)が大切であるというような説を展開したもので、一般的に良書といえる類のものではない。オウィディウスは、流刑にもあっている。
 読み出して、そういえばと「ローマ・愛の技法」をとりだしてみた。その内容は、オウィディウスの「恋愛指南」をベースにしたものだった。
 男女間のことは、昔も今も、基本は変わっていないはずである。いまさら恋愛でもないだろうと、人から言われるかも知れないが、ゆっくり読みたいものと思っている。

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