謡曲「鵺」を読んだ。
源頼政の矢に射られて退治された鵺の亡霊が舟人の姿で現れる話である。
現れるのは、芦屋の浜。
鵺は、頭は猿、尾は蛇、足手は虎のごとしという怪物である。
殺された鵺は、空穂舟に押し入れられて、淀川に流された。
旅僧に弔われる。
鵺の亡心の裡をのぞいてみたかったが、ザッと読んだだけだったので、よく分からなかった。
地謡で、「浮む力となりたまえ」「なき世の人に合竹の・・・」「浮きぬ沈みぬ」。
鵺の亡霊の語りで。
「我悪心外道の変化となって、仏法王法の障りとならん」
「思へば頼政が矢先よりは、君の天罰を当りけるよと、今こそ思ひ知られたれ」
そして、次のようにしめられる。
「朽ちながら空穂舟の、月日も見えず暗きより、暗き道にぞ入りにける。遙かに照らせ山の端の、遙かに照らせ山の端の、月と共に海月も入りにけり、海月と共に入りにけり」
鵺はどうして、そう言う宿命となったのか。
源頼政の矢に射られて退治された鵺の亡霊が舟人の姿で現れる話である。
現れるのは、芦屋の浜。
鵺は、頭は猿、尾は蛇、足手は虎のごとしという怪物である。
殺された鵺は、空穂舟に押し入れられて、淀川に流された。
旅僧に弔われる。
鵺の亡心の裡をのぞいてみたかったが、ザッと読んだだけだったので、よく分からなかった。
地謡で、「浮む力となりたまえ」「なき世の人に合竹の・・・」「浮きぬ沈みぬ」。
鵺の亡霊の語りで。
「我悪心外道の変化となって、仏法王法の障りとならん」
「思へば頼政が矢先よりは、君の天罰を当りけるよと、今こそ思ひ知られたれ」
そして、次のようにしめられる。
「朽ちながら空穂舟の、月日も見えず暗きより、暗き道にぞ入りにける。遙かに照らせ山の端の、遙かに照らせ山の端の、月と共に海月も入りにけり、海月と共に入りにけり」
鵺はどうして、そう言う宿命となったのか。