酒壺になりにて

2017-11-28 | 【断想】ETC
なかなかに人とあらずは酒壺になりにてしかも酒に染みなむ
大伴旅人の酒を讃むる歌十三首のうちの一首
もっともらしく、人の世のわきまえにとらわれないでいいなら・・・・
でも、何だか、酒壺になりたいとは思わないな。
酒は好きだが、いつも酒に染みているのは御免だな。
人でないなら・・・・・・・・・・・・・
人だからこそ、わずらわしいことも多いからこそ、酒のよさもあるのでないか。
それだけではないかも知れぬが。
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欲りせしもの

2017-11-27 | 【断想】ETC
いにしへの七の賢しき人たちも欲りせしものは酒にしあるらし
大伴旅人の酒を讃むる歌十三首のうちの一首
酒のよさ
酔うよさ
緊張の解除
やわらかく
ふくよかに
満足そして自制
人の心に及ぼすものがいちばん
よき友と
ひとりで
それぞれに
夜空を見あげ
強い香りの酒
ふくよかな味わいの酒
それぞれでそれぞれにいい
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春日大社の梛

2017-11-26 | 【樹木】ETC
神棚に供えてある緑の葉の小枝を見て、
「あの葉からすると、梛の木じゃないね」と尋ねた。
若い巫女さんが答えてくれた。
「榊です。ほとんど榊を使っています。季節によって梛です」
「梛には毒もあって・・・」
なんだか、わけがよく分からなかった。
春日大社の神事は、梛の木を使うのではなかったのか。
以前、同じ社にいた巫女さんに、梛の木のことを聞いた。
嬉しそうに応じてくれた。
そして、かたわらの水差しにあった梛の小枝を立派な封筒に入れてくれた。
春日大社の森の梛の木を見たくて訪ねただけに嬉しかった。
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きやすい御用

2017-11-25 | 【断想】ETC
右か左か前だと騒ぎ
とどのつまりはクレーマー
そんなもんでもそれなりに
もっとも顔のよき時世
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この世にし楽しくあらば

2017-11-24 | 【断想】ETC
この世にし楽しくあらば来む世には虫に鳥にも我れはなりなむ
大伴旅人の酒を讃むる歌十三首のうちの一首
こういう風に、言い切れるところに感心するな。
虫や鳥がなりたくないものとされている。
そんなものなのか。
虫と鳥ならどちらがいいか。
なんともいえないな。
虫といってもいろいろだしな。
蝶と蜻蛉なら蜻蛉だな。
赤蜻蛉、鬼やんま、塩辛蜻蛉なら鬼やんまかな。
来む世というが、来む世はない方がいいのかな。
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挿頭もて

2017-11-22 | 【断想】ETC
沓掛良彦編訳の「ピエリアの薔薇」より、
ルーフィーノスの詩。
 プロディケーよ、さ、ともに浴みを、
 挿頭もて頭を飾ろうよ。
 そして大きな杯を手に取って
 生の酒を存分に呷ろうよ。
 人生の悦楽の時節は短いのだ、
 やがて老齢がやつてくりや
 その日々にやこんなことも叶うまい。
 して行きつく先は死なのだから。 
存分の酒を老齢が阻む無念、
そんな思い、分かるようになっちまった。
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言の宜しさ

2017-11-22 | 【断想】ETC
酒の名を聖とおほせしいにしへの大き聖の言の宜しさ
大伴旅人の酒賛歌のひとつ。
清酒を聖人、濁酒を賢人と呼んだとの昔話によっている。
この一年、酒に接することが少なくて・・・・・。
さて、来年は転機となりそうでもあるが・・・・。
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楽しくをあらな

2017-11-20 | 【断想】ETC
生ける者遂にも死ぬるものにあればこの世にある間は楽しくをあらな
大伴旅人の酒をめでる歌がまとめられたなかのひとつだ。
だけど、これだけをみれば、酒の賛歌でないともみえる。
厭世的、刹那的・・・・そんな批判もあるだろう。
だけど、そうでも思わなきゃということもあろう。
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あに及かめやも

2017-11-20 | 【断想】ETC
夜の大気
木々の香り
空の星
かつて
そこにグラス
酒そそぎ酔いが来るまで
大伴旅人の酒の歌を時に友に
 夜光る玉といふとも酒飲みて心を遣るにあに及かめやも
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飲ませてくりやれ

2017-11-17 | 【断想】ETC
パルラダスの詩が好きだ。
沓掛良彦の訳がまたいい。
 さ、飲ませてくりやれ、バッコス様が憂いを払ってくれよう、
 冷え切ったわしの心をまたちっとばかり暖めて。
バッコス様に頼った日が長くて
バッコス様なしではどうなるかと思ったが
案外どうにかなっている
これからは頼ることなく
よき友としてつきあいたいものだ。
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“万象”

2017-11-17 | 読書
バタイユは「大天使のように」つぶやいた
“真実は虚偽の戯画”と言うが
“虚偽は真実の戯画”であってもいい
“万象は陽気な自殺”と言うが
“万象は陰気な昂揚”であってもいい
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「無限」

2017-11-10 | 【断想】ETC
詩人が言った
「私をやんわり押しつぶす無限」
それは何か
何か分からないまま思う
切ないがそれでいいと
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ノヴェンバー・ウインド

2017-11-10 | 【断想】ETC
耳に
近くを通る風の音
冷たいがここちいい
少年時代を思い出す
狼たちは岩場で
過ぎゆくものの臭いを嗅ぐ
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大天使のように

2017-11-09 | 読書
昨夜、ジョルジュ・バタイユの詩集を開く。
生田耕作訳「大天使のように」。
あいかわらず意味不明の言葉がならぶ。
そう言うのに、接したかったのだ。
単語を別の言葉に置き換えて想像する。
そうすると、自分が見えたりする。
そう言うことをしたかったのだ。
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