またキノコを見つけた
見るからに毒々しい色合い
図鑑で調べてみた
一番それらしいのがタマゴタケ
それなら食べられる
見かけと異なり
美味いということである
似たキノコにベニテングタケ
こちらは触らない方がいいとされる毒キノコ
食べたりすると死ぬこともあると言う
さてどちらなのか
よほど見分けの力がない限り怖いね
見るからに毒々しい色合い
図鑑で調べてみた
一番それらしいのがタマゴタケ
それなら食べられる
見かけと異なり
美味いということである
似たキノコにベニテングタケ
こちらは触らない方がいいとされる毒キノコ
食べたりすると死ぬこともあると言う
さてどちらなのか
よほど見分けの力がない限り怖いね
夏の夕暮れ
空に黒い雲を見た
風が吹き出した
ザッとくるかな
期待の時
夕飯まで休憩
たまたま手に取ったCDを聞く
パット・ブーンの歌
胸がしめつけられるくらい懐かしい
小学生から中学生になった頃
いつも一緒に遊んだ友人たちを想う
その頃にはじめて聞いたのだ
俺はその後
金沢から東京へ
淋しかったんだ
それで懐かしさがつのることになったかな
みんな老人になった
死んだ奴もいる
何てことだ
またみんなとじゃれあいたい
砂に書いたラブレター
スピーディ・ゴンザレス
悲しきカンガルー
スターダスト
空に黒い雲を見た
風が吹き出した
ザッとくるかな
期待の時
夕飯まで休憩
たまたま手に取ったCDを聞く
パット・ブーンの歌
胸がしめつけられるくらい懐かしい
小学生から中学生になった頃
いつも一緒に遊んだ友人たちを想う
その頃にはじめて聞いたのだ
俺はその後
金沢から東京へ
淋しかったんだ
それで懐かしさがつのることになったかな
みんな老人になった
死んだ奴もいる
何てことだ
またみんなとじゃれあいたい
砂に書いたラブレター
スピーディ・ゴンザレス
悲しきカンガルー
スターダスト
湿度が高い。
そのせいか何種類ものキノコを見つけた。
林のなかに白くてすっくと立って目を引く。
タマシロオニタケと言うらしい。
テングタケ科の毒キノコ。
肝臓や腎臓などの細胞を破壊し、
人を死に至らしめるとか。
そのせいか何種類ものキノコを見つけた。
林のなかに白くてすっくと立って目を引く。
タマシロオニタケと言うらしい。
テングタケ科の毒キノコ。
肝臓や腎臓などの細胞を破壊し、
人を死に至らしめるとか。
午睡のあと
音楽を聞く
南フランスのトルバドゥール
中世ヨーロッパの世俗音楽
時の流れが今とは違う
ゆったりとして
人の血は
今よりは濃かった
川沿いの道を一駅歩き
電車に一駅乗って
そこで
おひるにホッケ焼きと
焼きおにぎりを食べた
そのあと
アルヴォ・ペルトの「樹」を皮切りに
あれこれ聞いた
音楽を聞く
南フランスのトルバドゥール
中世ヨーロッパの世俗音楽
時の流れが今とは違う
ゆったりとして
人の血は
今よりは濃かった
川沿いの道を一駅歩き
電車に一駅乗って
そこで
おひるにホッケ焼きと
焼きおにぎりを食べた
そのあと
アルヴォ・ペルトの「樹」を皮切りに
あれこれ聞いた
ケニー・バレルの「ミッドナイト・ブルー」
ギターの名手バレルの作品
1963年に録音されたアルバム
なんてお洒落
かっこいいのだろう
おとなの都会の夜
浮ついたところはない
がつがつしてない
美女がそこにいても
ブランディの香り
あの石造りのカウンターのあるバーに
行きたくなった
ギターの名手バレルの作品
1963年に録音されたアルバム
なんてお洒落
かっこいいのだろう
おとなの都会の夜
浮ついたところはない
がつがつしてない
美女がそこにいても
ブランディの香り
あの石造りのカウンターのあるバーに
行きたくなった
エリック・サティの「3つのジムノペディ」
そのピアノの音を聴いていて思い出す
ジャン・コクトーがサティのことを書いていた
そのコクトーに「69」と言う詩がある
「69」と言う数字を思う事情がある
この詩のなかでコクトーは
「到る処三位一体だらけ」(堀口大學訳)と言う
さて今宵はなんと
退屈が外套のやうにおれを包むことだ
陰気なダンテルの目には見えない死布のやうに
と結ばれる。
とばして
サティの「お前が欲しい」
ドビュッシー編の「ジムノペディ第2番」
静かな夜に
余計な話はよして
一緒にいたいもの
そのピアノの音を聴いていて思い出す
ジャン・コクトーがサティのことを書いていた
そのコクトーに「69」と言う詩がある
「69」と言う数字を思う事情がある
この詩のなかでコクトーは
「到る処三位一体だらけ」(堀口大學訳)と言う
さて今宵はなんと
退屈が外套のやうにおれを包むことだ
陰気なダンテルの目には見えない死布のやうに
と結ばれる。
とばして
サティの「お前が欲しい」
ドビュッシー編の「ジムノペディ第2番」
静かな夜に
余計な話はよして
一緒にいたいもの
今年はじめ、「眠られぬ夜」として、ブログ記事を書いていた頃、古代ギリシア・ローマ時代の飲酒詩を読んでいた。読みつつ、日本の飲酒詩もと思っていた。そのままになって、「ブーメラン」を経て、ようやく、久しぶりに万葉集を開いた。
巻第三に、大伴旅人の酒讃歌十三首。そのトップをかざる一首。
験(しるし)なきものを思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあるらし
何ともならないことでくよくよするくらいなら、一杯の酒をかたむけた方がずっといい、と言うような意味の歌だ。これは、酒に逃避すると言うより、この世を生きるひとつの知恵だと思う。
日本の酒の歌も、とてもいい。
七首目に次の歌。
あな醜(みにく)賢(さか)しらをすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似む
昨日、猿に似たと言えそうな先輩から、電話があった。いつもながらの「さかしら」の言に、うんざりした。人間関係に対する何かの思い込みやとらわれがあって、なんだか不自然なのだ。酒を飲まない方ではないのだが。
十二首目の歌。
生ける者遂にも死ぬるものにあればこの世にある間は楽しくをあらな
次は、古代ギリシアのパルラダースの「世にあるほどは楽しくおらな」と題された詩の一節(沓掛良彦訳)。
世にある人間は誰とても
ついには死ぬるがその定め。
・・・・・
されば、おい人間よ、
これをとつくと心得おいて
大いに陽気にやるがいい
存分に酒を喰らい、死なんぞ忘れてな。
・・・・・・
以上、いずれも、これまでに、このブログでとりあげた歌や詩だと思う。
巻第三に、大伴旅人の酒讃歌十三首。そのトップをかざる一首。
験(しるし)なきものを思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあるらし
何ともならないことでくよくよするくらいなら、一杯の酒をかたむけた方がずっといい、と言うような意味の歌だ。これは、酒に逃避すると言うより、この世を生きるひとつの知恵だと思う。
日本の酒の歌も、とてもいい。
七首目に次の歌。
あな醜(みにく)賢(さか)しらをすと酒飲まぬ人をよく見ば猿にかも似む
昨日、猿に似たと言えそうな先輩から、電話があった。いつもながらの「さかしら」の言に、うんざりした。人間関係に対する何かの思い込みやとらわれがあって、なんだか不自然なのだ。酒を飲まない方ではないのだが。
十二首目の歌。
生ける者遂にも死ぬるものにあればこの世にある間は楽しくをあらな
次は、古代ギリシアのパルラダースの「世にあるほどは楽しくおらな」と題された詩の一節(沓掛良彦訳)。
世にある人間は誰とても
ついには死ぬるがその定め。
・・・・・
されば、おい人間よ、
これをとつくと心得おいて
大いに陽気にやるがいい
存分に酒を喰らい、死なんぞ忘れてな。
・・・・・・
以上、いずれも、これまでに、このブログでとりあげた歌や詩だと思う。
今年1月末から2月はじめにかけて、「眠られぬ夜」として、このブログに投稿した。
今回の「ブーメラン」は、その続きになるもの。
はからすも、同じ場所で、同じような夜を過ごす事態になったので、「ブーメラン」とした。
ただ、今夜でおしまい。
願わくは、このようなシリーズは、これっきりに。
今回の「ブーメラン」は、その続きになるもの。
はからすも、同じ場所で、同じような夜を過ごす事態になったので、「ブーメラン」とした。
ただ、今夜でおしまい。
願わくは、このようなシリーズは、これっきりに。