愚か者と王様のこと

2021-09-29 | 【断想】音楽

 スタンダード・ナンバーである「ネイチャー・ボーイ:Nature Boy」を知ったのは、版画家である山本容子のエッセイでだった。
 「Jazzing」(講談社)と言う絵本で、素敵な絵に文がついているものだった。
 それで、ナット・キング・コール、中本マリのヴォーカルで聞き、ジャッキー・マクリーンの演奏でも聞いた。
 ユーチューブで、ザ・リアル・グループのコーラスを聞き、独特のムードに魅せられた。
 シャイで不思議な少年が歌詞に現れ、なにやら形而上的なことを話すのにも魅せられた。
 それで、もっと別のミュージシャンでも聞いてみたいと思っていた。
  まず、アニー・ロス。彼女が歌う「ネイチャー・ボーイ」は、この歌のもつ奇妙な雰囲気を内向的、瞑想的でなく、外向的、ジャズっぽく、リズミックに表現している。
 悪くはないが、僕は、もっとゆったりしたのがいい。
 この曲がいいと思ったのは、その奇妙な節回しや静かでさみしげなところなんだから、そう言うことだ。
 「ネイチャー・ボーイ」が収録されているアニー・ロスのアルバムは、「歌の花束:sings A HANDFUL OF SONGS」(1962 EVEREST/VENUS)。

●Nature Boy
「Nature Boy」の歌詞は以下のとおり。
イーデン・アーベズ作詞・作曲。

 There was a boy
 A very strange, enchanted boy
 They say he wandered very far
 Very far, over land and sea
 A little shy and sad of eye
 But very wise was he

 And then one day
 One magic day he passed my way
 While we spoke of many things
 Fools and Kings
 This he said to me:

 “The greatest thing you'll ever learn
 Is just to love and be loved in return”
 “The greatest thing you’ll ever learn
 Is just to love and be loved in return”
 “The greatest thing you’ll ever learn
 Is just to love and be loved in return”


アニー・ロス&ズート・シムス

2021-09-26 | 【断想】音楽

 イギリス出身の女性ジャズ・ヴォーカリストのアニー・ロスの歌は、歌詞の意味がわからなくても、そんなに嫌にならずに聞ける。
 どうしてだろうか。声も楽器的感覚でとらえているからなのだろうか。
 声質のせいもあるのだろうか。
 ちょっと鼻にかかったところがある。
 昨日、ジェリー・マリガンらとの「アニー・ロスは歌う」を聞いた。
 今日は、ズート・シムスらとの「アー・ギャサー」(1959.3 Pacific)を聞こう。
 CD盤で、15曲収録されており、うち5曲が、インストゥルメンタル。
 よって、アニー・ロスが歌っているのは、10曲。
 演奏の顔ぶれには、ピアノのラス・フリーマン、ギターのジム・ホール他。
 4曲目は、「ラッキー・ディ」。みんな大いに楽しんで演っているという感じだ。ズート・シムスのサックスの音もアニー・ロスのヴォーカルも。
 6曲目「ユーア・ドライヴィング・ミー・クレイジー」、7曲目「インビテーション・トゥ・ザ・ウルース(ブルースへの誘い)」、それと13~15曲目が、インストゥルメンタル。
 BGMで流れていて、自然に聞けるよな演奏だ。
 6曲目、7曲目の演奏メンバーは、以下の5人。
  ズート・シムス(ts)
 ラス・フリーマン(p)
 ビリー・ビーン(g)
 モンティ・バドウィック(b)
 メル・ルイス(ds)
 13~15曲目は、ギターが、ジム・ホールにかわっている。
 8曲目からは、またアニー・ロスの歌。
 全体的に、ゆったり歌っていて、英語が聞き取りやすいのもいい。
 14曲目は、「ファンキー・オールド・ブルース」。
 曲名に「ファンキー」とある。
 このアルバムは、1959年の録音、ファンキー・ブームがはじまった時期と言えるかな。


チェットのラウンド・ミッドナイト

2021-09-25 | 【断想】音楽

 セロニアス・モンクが、「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」や「ルビー・マイ・ディア」を1940年代中頃だ。
 80年くらい前のことだ。
 今、聞いていて、古さを感じない。
 発表された当時、すんなり時代に受け容れられたわけではない。変わり者が、変わった演奏をしているように思われた。
 でも、まあ、ジャズの世界から排斥されたわけではないから、それなりに時代の中に溶け込んでいったということであろう。
 ジャン・コクトーが、「雄鶏とアルルカン・音楽をめぐるノオト」(1918)で、次のように言っている。
  「ある作品が時代に先立っているように見えるのは、時代が作品に遅れているのにすぎない」(佐藤朔訳)
 セロニアス・モンクの音楽は、時代に先立っているように見えたが、時代が遅れていたと言えるのだろうか。
 それほど、大袈裟に云々することでもなおか。
 昨日、「SOLO ON VOGUE:ソロ・オン・ヴォーグ」の「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」を聞いた。アルバムに収録されている残りの曲も聞いた。
 「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」は、多くのジャズ・ミュージシャンが演奏している。ちょっと思い浮かべても、デクスター・ゴードン、マッコイ・タイナー、ケニー・ドーハム、ミシェル・ルグラン、それに、チェット・ベイカーやマイルス・ディビス。
 世に一番知られているのは、マイルス・ディビスだと思うが、ちょっと、チェット・ベイカーのを聞き直してみたい。
 マイルスのは、素晴らしいが、頑丈な神経をもってそな彼より、なんだか、いまにも崩れそうで、ヒヤヒヤさせるチェット・ベイカーが、いつも気になる。
 亡くなる2年前、1986年録音のアルバム「COOL CAT」(TIMELESS)ので。


スイングがなければ

2021-09-25 | 【断想】音楽

 アニー・ロスが歌う「IT DON'T MEAN A THING:スイングがなければ意味がない」。
 アルバム「アニー・ロスは歌う!:ANNIE ROSS SINGS A SONG WITH MULLIGAN」(1957 Pacific)で聞く。
 以前、これを油井正一著「LAZZ LADT'S VOCAL」(主婦の友社 平成年発行)に付いていたCDで聞いて、気に入り、「アニー・ロスは歌う!」を買って、改めて聞いた。
 このアルバムは、アニー・ロスのヴォーカルにあわせ、ジェリー・マリガンがバリトン・サックスを吹いていることでも知られている。
 ジェリー・マリガンがイーストからウエスト・コーストへ行った頃のもので、レーベルは、パシフィックである。気持ちのいい風が吹いている。
 楽器は、ドラム、ベース、サックスが聞こえる。
 このアルバムの録音のあとだと思う。アニー・ロスがズート・シムスと吹き込んだアルバムがある。


“ラウンド・ミッドナイト”

2021-09-24 | 【断想】音楽

 今夜は、ハイレベルなものに接したいと思った。
 それで、選んだのが「SOLO ON VOGUE:ソロ・オン・ヴォーグ」の「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」。
 これは、セロニアス・モンクの一番初めのソロ・アルバムで、その中でも傑出した曲だ。
 贅肉を削ぎ落とした本体を表現するということ。
 雑念を捨てて生きるということ。
 そうであっても、個の色は残るということ。
 そんなことをも考えさせてくれる名曲であり演奏だ。
 《参考》セロニアス・モンクのソロ・アルバム。
 1954 SOLO ON VOGUE:ソロ・オン・ヴォーグ(Vogue)
 1957 SHELONIOUS MIMSELF:セロニアス・ヒムセルフ(Riverside)
 1959 SHELONIOUS ALONE INN SAN FRANCISCO:セロニアス・アローン・イン・サンフランシスコ(Riverside)
 1965 SOLO MONK:ソロ・モンク(Columbia)


“タウン・ホール”

2021-09-23 | 【断想】音楽

 チャールズ・ミンガスの「タウン・ホール・コンサート」(1964.4.4 JAZZ WORKSHOP - Fantasy)。
 エリック・ドルフィーも一緒のライブである。
 とてもエキサイティングな演奏が展開されている。
 みんな力一杯走っている感じだ。
 この録音のあったあと、ミンガス、ドルフィーらはヨーロッパ・ツアーに出かける。
 ミンガスらが帰国したあと、ドルフィーはヨーロッパに残り、そして、しばらくして、ベルリンで死去。1964年の出来事である。
 このアルバムの収録曲は2曲。
 1.SO LONG ERIC:ソー・ロング・エリック
 2.PRAYING WITH ERIC:プレイング・ウィズ・エリック(エリックとの祈り)
   Prayは、Playではない。(神に)祈るの意である。 
 演奏しているのは6名。
 チャールズ・ミンガス(b)
 ジョニー・コールズ(tp)
 クリフォード・ジョーダン(ts)
 エリック・ドルフィー(as,bcla,fl)
 ジャッキー・バイアード(p)
 ダニー・リッチモンド(ds)


イザベルズ・テーブル・ダンス

2021-09-23 | 【断想】音楽

 チャールズ・ミンガスの「メキシコの思い出:ティファナ・ムード:TIJUANA MOODS」(1957 RCA)より、「イザベルズ・テーブル・ダンス:Ysabel's Table Dance」。
 メキシコというか、フラメンコのムードに満たされ、美しい曲となっているとの定評がある
 異国情緒が、ロニー・エルダーの声とカスタネットでもりあがる。
 途中から、ホーンが響き、まさしくジャズ。
 そこにまた、カスタネットも混じる。


“ジャズ・シンポジウム”

2021-09-23 | 【断想】音楽

 チャールズ・ミンガスの存在を世に広く知れ示すことになった1956年の「直立猿人」(Atlantic)、そして、翌1957年に、「道化師」(Atlantic)、「ミンガス・スリー」(Jubilee)、「メキシコの想い出」(RCA)、「イースト・コースティング」(Bethlehem)、「ジャズ&ポエトリー」(Bethlehem)が録音されている。
 1957年録音のアルバムを取り上げたい。昨日、「イースト・コースティング」のことをちょっと書いた。「メキシコの想い出」については、だいぶ前に触れたはずだ。
 今日は、「ジャズ&ポエトリー」を取り上げたい。
 正式なアルバム名は、「A MODERN JAZZ SYMPOSIUM of MUSIC and POETRY with CHARLIE MINGUS」。
 あまり知られていないアルバムのようだが、ミンガス快調のなかの快調期、できがわるいはずがない。
 1.シーンズ・イン・ザ・シティ
 2.ヌーログ
 3.ニューヨーク・スケッチブック
 4.デュークス・チョイス
 5.スリッパーズ
 6.ウディン・ユー
 7.バウンス
 8.スリッパーズ(別テイク)
 6~7は、元のLPには収録されていない。
  「シーンズ・イン・ザ・シティ」には、人声が、効果的に使われている。
  演奏には、ピアノのホレス・パーランが加わっていテ、「ニューヨーク・スケッチブック」などで、重く燦めくピアノの音が聞ける。
 チャールズ・ミンガスの音楽から聞こえてくる心情的なものは、とても気持ちがいい。
 そこにある怒りや悲しみは、人としてワンランクうえの感情と思える。
 ジクジクした怨恨のようなものとは無縁で、より清浄感がある感情だ。
 ひねくれたところがない。
 あのようにできるのは、精神が基本的に安定してるからと思う。
 ミンガスは怒りっぽくて、人を殴ったりするそうだ。
 人の前歯を折ったこともあるとのことだが、それは、すがすがしい性格を証明するものかも知れぬ。


怒れる男でなく・・・

2021-09-22 | 【断想】音楽

 チャールズ・ミンガスのアルバム「イースト・コースティング:East Coasting」。
 1957年8月の録音で、ベツレヘムからリリースされている。
 このアルバムの紹介に、怒れる男でなく、静かなる男ミンバスを感じることができるとの評があった。
 聞いてみたいなと思った。
 いずれにしろ、ひとりの人でも様々な側面がある。
 確か、ミンガスがピアノの独奏をしたアルバム、静かだったようにおぼえている。
 さて、どうだろうか。
 演奏しているのは、以下の6名。
 チャールズ・ミンガス(b)
 クラレンス・ショウ(tp)
 ジミー・ネッパー(tb)
 カーティス・ポーター(as,ts)
 ビル・エヴァンス(p)
 ダニー・リッチモンド(ds)
 アルバムには、6曲収録されており、1曲目のスタンダード曲「メモリーズ・オブ・ユー」の他はすべてミンガスの作曲である。
 まず、1曲目。
 トランペットのかすかな音色ではじまる。
 続くトロンボーンもピアノもおだやかである。
 いまにも消えいりそうなうちに、少し元気になって終曲。
 2曲目は、アルバム名になっている「イースト・コースティング」。
 はじめから、元気である。
 楽しげに、各奏者が魅力を発揮する。
 以下に続く。
 3.ウェスト・コースト・ゴースト
 4.セリア〈ミンガス夫人の名前〉
 5.カンヴァセーション
 6.フィフティ-ファースト・ストリート・ブルース(51番街ブルース)
 音色豊かなミンガスの魅力いっぱいの演奏が愉しめるアルバムだ。
 憂愁を友にしても、ミンガスの歩みは確かであり、勢いがある。
 力強く、スピードがあり、ブルージーである。
 こういう音楽をつくりあげていくミンガスの才に乾杯。

 夜になって風が出て来て、木々が少しざわめいていた。
 今は、風は止まったようだが、遠くで雷の音がしている。
 今夜は、気分がよくなるジャズに出会えたな。


“ロレンザッショ”

2021-09-22 | 【断想】音楽

 フィレンツェ生まれのイタリアの作曲家シルヴァーノ・ブッソッティが、9月19日に亡くなった。89歳だった。新聞記事で知った。
 かつて、その作品の幾つかをCDで聞いた。初期の代表作である「サドのよる受難曲」だったかが図形楽譜で書かれているとかを知って、どんな音楽なんだろうかと関心をもったからだった。
 「サドのよる受難曲」の他、「ザ・ララ・レクイエム」、「レ・バル・ミロ」、「ベルグクリスタル」、「ロレンザッショ・シンフォニー」を聞いた。
 きっと、つまらなかったのだろう。
 「あまり、聞くものじゃない」との対処心得だけが残った。
 わたしは、この現代作家の評価や批評ができるだけの教養を持っていないことをお断りしておきたい。
 あくまで、勝手な感想である。
 でも、つまらないものは、つまらない。
 さて、この折、一曲聞いてみよう。
 「ロレンザッショ・シンフォニー」(1968~72)をシーノポリ指揮、北ドイツ・ラジオ交響楽団で。
 嫌な音ではない。
 劇場で聞いたら、迫力あるだろうな。
 きっと固唾をのんで聞くんじゃないかな。
 でも、普通に聞いて、愉しむと言うものではない。
 総じて、現代音楽はそんなものだ。


オールド・デヴィル・ムーン

2021-09-20 | 【断想】音楽

 あすは、仲秋の名月で、満月だそうだ。この二つが重なるのは8年ぶりとのこと。
 今夜は、月にちなんで一曲。
 「オールド・デヴィル・ムーン」、老いた悪魔の月とは、どんな月だろうか。
 バルネ・ウィランで聞く。
 結構、陽気な悪魔で、月も明るく光っている感じである。
 もう一曲、聞こうか。
 チェット・ベイカーで、「ブルー・ムーン」。
 歌う声、若さの美しさがなくなっている。
 気持ちは若いままのようだけど。
 1986年に、オランダで録音されたもの。
 ついでに、チェット・ベイカーで、「オー・ユー・クレイジー・ムーン」。


“はかなき人生”

2021-09-20 | 【断想】音楽

 夕暮れのせいだろうか、うつろいゆく諸相を思う。
 式子内親王の秋の歌ひとつ。
 「秋きぬと荻のはかぜのつげしよりおもひしことのただならぬ暮」
 多くの友が、次々とこの世を去っていく。
 ファリャの歌劇「はかなき人生」第二幕第一場の「スペイン舞曲」。
 ブルゴス指揮、スペイン国立管弦楽団で。
 ジーザス・ロペス-コボス指揮、シンシナティ交響楽団で。
  ヘンリック・シェリングのヴァイオリン、クライスラー編で。
 伴奏者は、クロード・マイヨール(ピアノ)。


“人生の九月”

2021-09-20 | 【断想】音楽

 昨日、セロニアス・モンクの「モンクス・ミュージック」で、「Abide with me:アバイド・ウィズ・ミー」を聞いた。
 モンクが好きな讃美歌だそうで、4本の管楽器で奏されている。
 ジャズとしての出来は論外で、アルバム冒頭の挨拶というような演奏だ。
 これを聞いて、讃美歌集をひらき、その歌詞を読んだ。
 「主よ、ともにいてください」という夕刻の礼拝に歌われるものだ。
 暗くさみしいときにも
 わびしい人生の秋においても
 世が闇につつまれているときも
 死の床にあっても
 ひかりあふれる主よ
 わたしとともにいてください
 そのように歌われる。
 それで何だか「セプテンバー・ソング」を聞きたくなった。
 これは、人生の秋の歌。
 昨日、長年の友の訃報があった。
 今日は、空が青い秋の日。
 デューク・ジョーダンの「永遠の旅人たち」で「セプテンバー・ソング」。
 これは、ピアノ・トリオでの演奏。


モンク“ジーニアスVol.2”

2021-09-19 | 【断想】音楽

 セロニアス・モンクの初リーダー盤「ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック」、その「Vol.2」(1947,1951,1952 BLUE NOTE)を聞く。
 5つのセッションが収められている。演奏メンバー面では、6種となる。
 12曲収録されている。うち8曲が、モンクの手になるもの。
 
■セロニアス・モンク プライベイト・ディスコグラフィ
 ここのところ、セロニアス・モンクの何枚ものアルバムに接した。
 気に入ったり、気になるアルバムをリスト・アップしてみた。
・ジニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.1(1947年~1948年録音 Blue Note)
・ジニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.2(1947年~1952年録音 Blue Note)
・セロニアス・モンク・トリオ(1952年10月、12月、1954年9月録音 Prestige) 
・Monk:セロニアス・モンク・クインテット(1953年11月、1954年5月録音 Prestige)
・ソロ・オン・ヴォーグ (1954年7月録音 Disques Vogue) 
・セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ (1953年~1954年9月、10月録音 Prestige) 
・セロニアス・モンク・プレイズ・デューク・エリントン(1955年7月録音 Riverside)
・ザ・ユニーク (1956年3月~4月録音)(Riverside) 
・ブリリアント・コーナーズ(1956年10月、12月録音 Riverside)
・セロニアス・ヒムセルフ(1957年4月録音 Riverside) 
・アート・ブレイキーズ・ジャズ・メッセンジャーズ・ウィズ・セロニアス・モンク(1957年5月録音 Atlantic) 
・モンクス・ミュージック(1957年6月録音 Riverside) 
・セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン(1957年4月、6月、7月録音 Jazzland)
・マリガン・ミーツ・モンク(1957年8月録音 Riverside)
・ミステリオーソ(1958年8月7日録音 Riverside)
・5バイ・モンク・バイ5 (1959年6月録音 Riverside)
・アローン・イン・サンフランシスコ(1959年10月録音 Riverside)
・モンクス・ドリーム (1962年10月、11月録音 Columbia)
・ソロ・モンク(1964年、1965年3月録音 Columbia)
・アンダーグラウンド(1967年12月、1968年2月録音 Columbia)