“魔法:CHARMES”

2024-02-28 | 【断想】音楽

 モンポウが弾くモンポウ。
 “魔法:CHARMES”(6曲)
 Ⅰ.苦しみを休めるために
 Ⅱ.魂を把握するために
 Ⅲ.愛を導くために
 Ⅳ.回復のために
 Ⅴ.過去の記憶を想起するため
 Ⅵ.喜びを呼ぶため
 それは、切ない願いか、ささやかな希望なのか。
 モンポウの曲のこと、誰かが言っていた。
 「嫌味」や「おしつけがましさ」が無いと。
 本当にそうである。 
 以下のCDで聴く。
 MOMPOU INTERPRETA / PLAYS MOMPOU Vol.1 (ensayo)
 〈収録曲〉
 CDには、以下の曲。
 1.内なる印象 哀歌 1-4
 2,      悲しい鳥
 3.      小舟
 4.      揺り籠
 5.      秘密
 6.      ジプシー
 7.ペセブレ
 8.子守唄
 9.子供の情景 街路での叫び
 10.      遊び 1-3
 11.      庭の乙女たち
 12.対話 1-2
 13.博覧会の思い出
 14.魔法(魅惑) Ⅰ.苦しみを休めるために
 15.       Ⅱ.魂を把握するために
 16.       Ⅲ.愛を導くために
 17.       Ⅳ.回復のために
 18.       Ⅴ.過去の記憶を想起するため
 19.       Ⅵ.喜びを呼ぶため


“ドリーム”

2024-02-25 | 【断想】音楽

 法隆寺に行ったとき、「夢」と書いてある扇子を買った。
 夢殿にちなんだのか。
 普段、使うことはないので、今も、しまったまま。
 ケニー・ドリューに、「ドリーム」と言うアルバムがある。
 1987年の録音のものだ。
 その存在は知っていたが、入手まで、時間を要したアルバムだ。
 「木の葉の子守唄」、「トロイメライ」、「コルコヴァード」、「花嫁人形」等が収録されている。
 曲の「ドリーム」は、別のアルバムだ。
 「花嫁人形」を聴くと、胸がしめつけられる。
 人は、不運、不幸を経て、醜くなったりする。
 優しい少女も、鬼ばばあになったり。
 それを咎められるだろうか。


天使のミロンガ

2024-02-25 | 【断想】音楽

 アストル・ピアソラの「天使のミロンガ」。
 ヨーヨー・マがチェロを弾き、バンドネオン、ピアノ、ベースがつく。
 タンゴの名曲。
 タンゴはいつも狂おしい。
 ヨーヨー・マの「ソウル・オブ・ザ・タンゴ」、いいアルバムだ。
 エリック・サティーに「タンゴ」と言う詩がある。
 『スポーツと嬉遊曲』の中の一遍。
 藤富保男訳で。
  タンゴは悪魔の踊りだ
  悪魔が好きな踊りだ
  悪魔は心をしずめるためにタンゴを踊る
  彼の奥さんも娘も召使たちも
  そのようにして 心をしずめるのだ
 ※この詩の訳、秋山邦晴・岩佐鉄男では、「心をしずめる」の部分が、「心を凍らせる・冷たくする」となっている。受け取りにかなり差が出るように思う。


ゴルトベルク変奏曲 Cembaro

2024-02-25 | 【断想】音楽

バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をチェンバロで。
チェンバロ:アレン・カーチス
どうして、このCDがあるのか。
きっと、かつて、「ゴルトベルク変奏曲」をいろんな人の演奏で聴こうとしたのだろう。
楽器によって、音が異なる。
ケネス・ギルバートのより、軽やかである。
ⓟ1977 EMI
今日、立て続けに聴いてきた中では。これは聴きやすい。
弦楽三重奏のは、よかったな。


ゴルトベルク変奏曲 Cembaro

2024-02-25 | 【断想】音楽

バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をチェンバロで。
チェンバロ:ケネス・ギルバート
このCDは、ニューヨークのCDショップで買った。
どうしてケネス・ギルバートのものを買ったのだろうか。
確か、何かで推奨されていたからと思う。
チェンバロによる演奏では、ヴァルハ、レオンハルト、リヒターのを前に聴いている。
これも、初めてというわけではないのだが。
ⓟ1986 harmoia


ゴルトベルク変奏曲 PIANO

2024-02-25 | 【断想】音楽

バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をピアノで。
ピアノ:グレン・グールド
これは、これまでに何度も聴いている。
グールドには、バッハのクラヴィーア曲を多く演奏している。
フランス組曲など、よく聴いた。
録音は同じだが、ジャケットが異なるCDを2枚持っている。
ⓡ1995 CBS SONNY


ゴルトベルク変奏曲 Akkordeon

2024-02-25 | 【断想】音楽

バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をアコーデオン・ソロで。
アコーデオン:ステファン・ハッソング(Stefan Hussong)
ⓟ1988 THOROFON
こういうのもあってもいいか、そんな感じかな。
3月に、テレマン協会のコンサートで、「ゴルトベルク変奏曲」を聴く。
それで、あれこれ聴いてみようかと思った。


“ウェスト・サイド・ストーリー”

2024-02-24 | 【断想】音楽

 レナード・バーンスタインのミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」。
 作曲者自身の指揮で聴く。
 グラモフォン、CD2枚組。
 マリアをキリ・テ・カナワ、トニーをホセ・カレーラスが歌う。
 なんてワクワクする音楽なのだろう。
 思春期の頃に、映画で「ウェスト・サイド・ストーリー」を観て、魅せられて、とらわれているのだろう。
 60年ばかりの歳月が流れているのに。
 家にステレオがあって、レコード盤もあったのだろう。
 かつて、「ウェスト・サイド・ストーリー」をよく聞いた記憶がある。
 確か、中学1年の時に、学校の教育の一環で、映画館へ観に行った。
 《ジェット・ソング》
 「ジェット・ソング」は、わたしたち生徒に好評で、みんな、よく、学校で、ジョージ・チャキリスのマネなどしていた。
 《マリア》
 《トゥ・ナイト》
 そして、「トゥ・ナイト」、現代のロミオとジュリエット。
 《アメリカ》
  《クール》
 そして、銃声が響く。
 ひとつひとつの曲が、耳の奥に染みついており、改めて聞くと懐かしい。
 当時、アメリカ社会が抱えていた問題のこと。
 今も、きれいに解決されているわけではない。
 人種のこと、貧富の差のこと・・・・。
 青春の光と影、甘やかさとさみしさ、純粋と過ち。
 何が、解決されただろうか。
  かつて、一緒にワクワクした友だちが、亡くなっていく。
  このことは、はっきりしている。
 【ステレオのこと】
 はじめに、「ステレオ」と言ったのは、スピーカーが左右についた一体型オーディオ・セットで、その頃、一般に出回ることになった音響再生装置のことである。
 それまで、スピーカーがひとつのレコード・プレーヤーが普通であって、左右から音が出る「ステレオ」は、素晴らしいモノと感じられた。
 また、「レコード」と言うのは、LP、SP、ドーナッツ盤のことで、CDなどない時代で、「レコード」と言えば、それだけでよかった。
 その気に入りの「ステレオ」や「レコード」は、あわただしい転居で、すべて失うことになった。
 こんな、経緯で、胸の奥に、どうしても赦せないものが残った。
 そして、最低限、守りたいものを思うようになった。


“ナハトムジーク”

2024-02-23 | 【断想】音楽

 モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 アイネ・クライネ:ひとつの小さな
 ナハトムジーク:夜曲
  管弦楽、セレナードに分類される。
 セレナード第13番ト長調《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》である。
 ブルーノ・ワルター指揮、コロンビア・シンフォニー・オーケストラで聴く。


密やかな音楽

2024-02-23 | 【断想】音楽

 MOMPOU INTERPRETA / PLAYS MOMPOU Vol.1 (ensayo)
 MUSICA CALLADA : 密やかな音楽
 フェデリコ・モンポウが、自身の曲を自身で演奏する。
 Book 1 ~ 4を。
 棚を見たら、第4集だけをアリシア・ラローチャと熊本マリが弾くものがあった。
 全曲を弾いたものでは、ハーバート・ヘンクのもの(ECM)。


“アダージョとフーガ”

2024-02-23 | 【断想】音楽

 モーツァルトの「弦楽四重奏“アダージョとフーガ”ハ短調 K.546」(CBS)
 以下のメンバーによる演奏で聴く。
 ヴァイオリン:ギドン・クレーメル
 ヴィオラ:キム・カシュカシアン
 チェロ:ヨーヨー・マ
 ヴァイオリン:ダニエル・フィリップス
 先日、この曲を聴き、この顔ぶれの所為だろうか、モーツァルトのもではないような気がした。
 今日は、どうだろうか。
 現代風深刻さと言えるだろうか、暗く思い気分と言うのだろうか、そんなものが強く出ている。