曇り空の枝垂れ梅

2009-02-28 | 【樹木】梅
 鉢植えの枝垂れ梅、淡紅色の花びらを順次ひらかせている。
 ただ、その花びらは小さい。
 その梅の経たストレスのことを思う。
 皆、それぞれに生きる。
 「無念」なこともあろう。

そこに「オイスターバー」

2009-02-26 | 【断想】牡蠣
 前から、そのあたりに生牡蠣が食べられる店があることは知っていた。
 ビルのなかのレストランで、オイスターもおいてあるというようなところだろうと思っていた。
 先日の夜、その店の前を通った。
 勝手な思いこみであった。
 通りぞいに牡蠣をならべ、牡蠣の種類の名前を表示してあった。
 魚屋風のまさしくオイスターバーだった。
 近く、誰かを誘って行こう。

梅よ花つけ

2009-02-25 | 【樹木】梅
 春なればうべも咲きたる梅の花君を思ふと夜寐も寝なくに(万葉集・壱岐守板氏安麻呂)
 一夜、ねむられぬままに、しらじらと夜があけた。
 「梅の君」を思ってのことならまだしも。
 すさびたる枯野といえど梅よ花つけ
 すさびたる枯野は、わが胸のうちにひろがりてある。

かよわげな鶯が

2009-02-23 | 【樹木】梅
 鶯の鳴くやちいさき口あけて(蕪村)
 その情景を思い浮かべるとき、鶯の鳴くそのさまに小さくかよわげのものへの胸のしめつけられるような愛おしさを抱くかどうかで、この句が発する波動が変ってくる。
 その小さくかよわげなものは、人によって異なっていても。

柊南天の黄色い花

2009-02-23 | 【樹木】ETC
 多摩動物公園のワライカワセミのいる丘。
 狼舎の近くでもある。
 そこは、俺にとってひと休みの場所。
 ベンチで一服。
 柊南天が黄色い花をつけていた。
 柊南天というのは、その葉の色の移りかわり。
 黄色い花、葡萄色の実となかなか楽しませてくれる。

多摩動物公園の狼たち

2009-02-23 | 【断想】ETC
 多摩動物公園には、現在13匹のヨーロッパオオカミ(タイリクオオカミ)がいる。
 モスクワ動物園生まれのロボとモロを父母としての家族である。
 2005年3月22日に5匹が生まれた。ロボとモロの初めての子である。飼育室で生まれており、木造の産屋から出入りする子狼たちを見た。このうち3匹が他園に行った。多摩動物公園に残っていた2匹のうちオスのポロが、昨年12月20日に死んだ。死因は知らない。残った1匹は、メスで、ミロという。
 2006年4月17日に、オスのロンとメスのチロの2匹が生まれた。この時から、母のモロは、放飼場(屋外)に穴を掘り、その中で出産するようになった。
 2007年5月13日には、オスのロト、ロイ、セロの3匹、メスのマロの計4匹が生まれた。
 去年2008年4月27日には、オスのネロとロキ、メスのメロとリロの4匹が生まれた。
 ロボ、モロから、これまでに15匹が生まれ、うち11匹とともに暮らしている。
 オオカミは、見ていると飽きない。それぞれに性格が異なっている。好奇心が強くて動き回るのがいるかと思うと、いつも周りにびくびくして気の弱そうなのもいる。
 一番やさしい顔立ちでボーッとした感じなのは、父親のロボで、子づくりも、母のモロのリードで行われている気配である。
 もともと2匹しかいなかった放飼場に、今は13匹いるわけで、いかにも狭い感じであった。それにあちこち穴がほられて、ボロボロで見苦しくなっていた。
 昨日、狼を見に行ったら、前にマレーグマがいた隣の檻に移っていた。檻と言ってもそれなりの広さはある。放飼場をリニューアルするということである。
 リニューアルはいいが、気になるのは、子ども達の繁殖のこと、どうするのだろうか。

枯葉をつけて黄の花

2009-02-23 | 【樹木】ETC
 マンサク(満作)の黄色い紐のような花が咲いているのを見た。
 春の訪れを告げる花のひとつだ。
 満作の花と木を意識して覚えたのは、一昨年の春だったように思う。
 「俺は、満作の木も見分けられるようになった」と自分の進歩に満足していた。
 ところが、去年、「花期にも枯葉を残していることが多い満作は、何か」との設問に接した。
 まるで分からなかった。「満作にも種類があるんだな」と思った。
 答えは、シナマンサク(支邦満作)だった。
 先日、枯葉をつけた満作を見た。
 花は咲いているが、大きな枯葉に邪魔されて、目立たない。
 「これが支邦満作だ」これは、一度見たら忘れないなと思った。
 急に、そんなことまでと思っていた設問が、そうでもないなと思えてきた。

梅の枝に烏

2009-02-23 | 【樹木】梅
 梅に鶯というが、そんなの見たことがないように思う。
 先週、白梅の枝から枝へちょんちょんとする数羽の目白を見た。
 そこには、梅に鶯の風情がある。
 昨日は、梅の木の枝に、烏がとまっているのを見た。
 烏に、おまえのとまるところではないと言ういわれはないと思った。
 上空を青鷺が飛んでいた。
 あののっそりしたやつがとまったら、どんな感じかなと想像してみた。

誰が見て驚いたのか

2009-02-22 | 【樹木】梅
 野梅系野梅性の梅は、梅の原種に一番近い。住まいの窓の外の白梅もそうであろう。
 シロカガ(白加賀)、オウシュク(鶯宿)、ミチシルベ(道知辺)、ケンキョウ(見驚)などがそうである。昨日、ケンキョウの写真を撮った。