さようなら櫟

2011-10-04 | 【樹木】櫟
 大事な大事な櫟の最期の姿。
 さようならと宙へ。
 もう、数ヶ月も前のこと。
 亡きひとを偲ぶることもいつまでもけふのあはれは明日のわが身を(加賀少納言)

櫟のその後

2010-07-21 | 【樹木】櫟
 2005年秋に拾った実から育てた櫟(クヌギ)のこと。
 覚えていて、「どうなっている」とたずねてくれた友がいる。
 おおいに嬉しかった。
 拾った7個の実のうち、ひとつだけが、4歳の木として生きている。

実生のクヌギ

2010-06-30 | 【樹木】櫟
 枝葉残さず、地表から30センチばかりのところで幹をバッサリ。
 樹齢4年、枯死してもやむを得ないと思っていた。
 それが2週間くらい前のことである。
 ところが今や、枝を何本ものばし、葉をつけている。
 すばらしい生命力である。
 もとは、多摩動物公園で拾っててきた櫟の実。
 ベランダの鉢で生きている。
 ※6月19日のブログに写真掲載。

クヌギの現在

2010-06-19 | 【樹木】櫟
 ベランダの鉢植えの櫟のことを記しておこう。
 2005年秋:多摩動物公園で実を拾い、育て出す。
 2006年春:芽を出す。
 2006年秋:樹高約20センチとなる。
 2007年秋:2回目の秋を迎える。
 2008年春:樹高約70センチとなる。
 2008年秋:樹高約110センチ、背は伸びるが幹は細く添え木。
 2009年秋:ひょろひょろとした幹、葉はしげる、樹形よろしくない。
 2010年春:葉のつきが悪い。
        鉢植えであることに限界があるように感じる。
        根の先が鉢の下に出ていた。
        支幹のでかた、バランス悪し。
        蟻が枝先までも歩いていた。
     初夏:4歳。
        思い切って、地表30センチくらいのところで伐る。
        幹からの芽が伸び出している。

春日を過ごす櫟

2009-05-04 | 【樹木】櫟
 4回目の春を過ごしている櫟(クヌギ)。
 2005年の秋に、多摩動物公園で拾った実から育った。
 そろそろ鉢植えのままというわけにはいかぬかも知れぬ。
 去年、その葉は怒ったような顔をしていた。
 葉の先端に近い部分が膨らんでいたのだ。
 水不足のせいだったか。
 今年は、よく水をやっている。
 去年とは異なるが、やはり葉の形がおかしい。
 すべてではないが、柄に近い部分が細くなっている。
 どうしてだろうか。
 よくあることなのか。
 もう一つ気になるのが、幹が細いのでないかということ。
 支柱を添えていなかったら、真っ直ぐ立っておれなさそうである。
 どうしたものだろうか。

3回目の秋

2008-11-18 | 【樹木】櫟
 ベランダの鉢植えの櫟は、3回目の秋を迎えている。
 2005年秋:実
 2006年秋:樹高約20センチ
 2007年秋:2回目の秋
 2008年春:樹高約70センチ
 2008年秋:樹高約110センチ
 今、葉を落としつつある。
 枯葉もよく見ると、色の変化が微妙で美しくもある。

二回目の九月の櫟

2008-09-04 | 【樹木】櫟
 一昨年の秋、多摩動物公園で拾った実から育てている櫟の木。
 鉢植えである。
 この季節、葉はもう、かなり傷んでいる。茶色くなった部分がある。
 枯れて落ちた葉もある。
 葉としてのはたらきが心配である。
 主幹から、何本も枝をだしているが、その全体の姿に美しさはない。
 横に伸びる枝は、その高低の位置に関係なく、好き放題というさまである。
 今年は、背丈はあまり伸びなかった。
 それでよい。
 もっと幹が太くなってもらいたい。
 支えをしておかないと、まだ倒れてしまいそうだ。
 いつまで、支えが必要なのか。
 いつまで、ベランダにおいておけるのか。

葉先を枯らした櫟

2008-06-05 | 【樹木】櫟
 ふくれっ面の櫟の葉。鉢植えの櫟の木の葉のことを、そう言った。葉の先の方が、ぷっくり膨らんで、怒った顔のように見えた。そして、葉の先端の縁が枯れてきた。思えば、ほんとうに怒っていたのだ。「お前は、俺のことを知らない」と。櫟は、水を欲していたのだった。水をやりすぎて、ひょろひょろ伸びても弱ると考えたが、明らかな水不足だったようだ。水をたっぷりやるようにしたら、枝を伸ばし、きれいな葉をつけるようになった。

おおきなおせわ

2008-04-11 | 【樹木】櫟
 ベランダの鉢植えの櫟、今、樹高約70センチ、小さな葉をかなりつけている。
 いつまで、鉢植えで大丈夫だろうか。地中では、既に根が伸びて窮屈になってしまっているかも知れない。
 俺たちの世の中、煙草は喫うな、カードを入手せよ、セクハラだ、不倫だ、メタボだ、おおきなおせわが多い。窮屈なことだ。
 窮屈なのは、櫟よ、お前だけではない。

クヌギの「ドングリ小僧」

2008-03-25 | 【樹木】櫟
 ベランダの鉢植えのクヌギは、2回目の春を迎えている。枝には、新芽がツンと伸びて、この先が楽しみである。
 クヌギというのは、何歳くらいから、実をつけるようになるのだろうか。クヌギの実は2年型と言われる。「実の子」をつけだしても、一冬越した翌年の夏以降にならないと大きく膨らまないという。
 ベランダのクヌギに「ドングリ小僧」が出来るのは、いつなのだろうか。

突き立った櫟の芽

2008-03-21 | 【樹木】櫟
 道に、クヌギのもじゃもじゃした殻斗が幾つも落ちていた。見あげると、梢には、まだかなりの殻斗がついたままだった。秋に落ちず、冬を越したようだ。
 堅果(ドングリ)は、殻斗との間に離層ができて、堅果のお尻にある維管束が乾燥することによって落ちることになる。殻斗が落ちるのも似たようなことが起きるからだろうか。新芽が伸び出したこととは関係があるのだろうか。
 ベランダの鉢植えのクヌギは、今、新芽をニョッキリ突き立てはじめた。幼いクヌギだが、はっきりと生命の息吹きを感じさせてくれる。

「クヌギの太りかた」

2008-03-17 | 【樹木】櫟
 ベランダの実生のクヌギは、枝の芽を大きくさせだしている。その実を拾ったのは、一昨年の秋で、その年は、ドングリが豊作だった。去年はどちらかというと不作だった。山のドングリが不作だと、熊が人里にまで出てくる云々と言われる。
 ドングリの豊不作は、天候の影響もあるのかも知れないが、基本は、樹木自体が持っている自己制御の周期によるようである。
 一般的に、実のなる樹木は、実を多くつける年は、幹の太り方が少ないと言うことである。何年かに一度は自粛、実の量を少なくする。限られた条件下で、あれもこれもとはいかないというわけである。このことは、年輪を見れば分かるということである。
 クヌギなどの場合、それがどれくらい年輪に現れるのか、よくは知らないが。いずれにしろ、ベランダのクヌギは、まだその域にまで達していない。