デューク・ジョーダンの「フライ・トゥ・ジョーダン」。
名盤の一枚である。
フライ・トゥ・ジョーダン、スターブライト・・・・と曲は続く。
これで、僕は、スタンリー・タレンタインやディージー・リースの魅力を知った。
名盤というのは、後に、広がりを用意している。
さて、マイルス・ディヴィスの「リラクシン」。
マイルス・ディヴィスのアルバムの中で好きなものだ。
昨日聞いたレッド・ガーランドの「ゴー...」と演奏メンバーを比較する。
ベースとドラムスは同じだけど、さて、どちらがリラックス型の顔ぶれと言えるか。
言うまでもないのだろうな。
as:キャノンボール・アダレイ→無し
ts:無し→ジョン・コルトレーン
p :ウィントン・ケリー→レッド・ガーランド
ds:フィリー・ジョー・ジョーンズ&ジミー・コブ→フィリー・ジョー・ジョーンズ
tp:フレディ・ハバード→マイルス・ディヴィス
b :ポール・チェンバース→ポール・チェンバース
この前、馬場あき子の「和泉式部」(河出書房新社、1990年)を通読した。
だいぶ以前に一度読んだことがある。
和泉式部の心のことが語られ、総じて、難しい。
古文の知識が乏しい私には、意味がとれないところも多かった。
紫式部や清少納言との交りのことなどは興味深く読んだ。
澁澤龍彦の「女のエピソード」には、“華やかな自由恋愛のチャンピオン”として、和泉式部のことが語られていた。
こちらは、読みやすかった。
澁澤龍彦の「女のエピソード」にサロメも取り上げられていた。
サロメは、ヘロデ王の誕生日にお祝いの舞を舞う。
褒美をやろうと言うヘロデ王にサロメは所望する。
「預言者ヨハネの首を盆に載せていただきたい」
聖書の記述は少ないが、多くの芸術家によって、サロメのことは多くかたられた。
・・・女性の色情狂と性的冷感症は裏腹の関係・・・
・・・熱く燃えているのは頭の中だけ・・・
リヒャルト・シュトラウスの“サロメの踊り”を聞こうか。
ショルティ指揮、ウィーン・フィルハーモニック・オーケストラで。