鎌倉・化粧坂で楓の葉を拾い、持ち帰ったことがある。
そのとき、その人と一緒だった。
十一月、あかく染まったいろは楓の葉を見ると思い出す。
今日、その人の記念会があった。
愛唱された讃美歌(日本基督教団出版局)のひとつ。
むくいをのぞまで
ひとにあたえよ、
こは主のかしこき
みむねならずや。
水の上に落ちて、
ながれしたねも、
いずこのきしにか
生いたつものを。
そのとき、その人と一緒だった。
十一月、あかく染まったいろは楓の葉を見ると思い出す。
今日、その人の記念会があった。
愛唱された讃美歌(日本基督教団出版局)のひとつ。
むくいをのぞまで
ひとにあたえよ、
こは主のかしこき
みむねならずや。
水の上に落ちて、
ながれしたねも、
いずこのきしにか
生いたつものを。
確かに、枯葉が散り、秋の風景である。
しかしながら、何かしっくりこないのはどうしてだろうか。
俺自身にも、自然にも因があるように感じる。
俺自身も自然の一部でしかないのだが。
イタヤカエデ、エンコウカエデ・・・・・。
カエデの種類のことを調べたのは一昨年だったろうか。
すっかり忘れてしまった。
今日見かけたトウカエデの葉は、その赤味が少なくて気になった。
しかしながら、何かしっくりこないのはどうしてだろうか。
俺自身にも、自然にも因があるように感じる。
俺自身も自然の一部でしかないのだが。
イタヤカエデ、エンコウカエデ・・・・・。
カエデの種類のことを調べたのは一昨年だったろうか。
すっかり忘れてしまった。
今日見かけたトウカエデの葉は、その赤味が少なくて気になった。
俺は、つぎのような言葉を糧に、精神の平静を得ている。
のでないか。
謡曲「安達原」より。
世わたる業こそ物憂けれ。
・・・・・・
かかる憂き世に明け暮らし、身を苦しむる悲しさよ。
のでないか。
謡曲「安達原」より。
世わたる業こそ物憂けれ。
・・・・・・
かかる憂き世に明け暮らし、身を苦しむる悲しさよ。
夕刻、口にしたもののせいだろうか。
夜、空気に、かすかに旨みを感じた。
帰り道には、謡曲「鞍馬天狗」を読んだ。
言葉を拾う。
優しの志
梢に翔つて失せにけり
旅人よ。
ともに歩んだ者よ。
何処へ。
「優しの志」を抱いた友よ。
夜、空気に、かすかに旨みを感じた。
帰り道には、謡曲「鞍馬天狗」を読んだ。
言葉を拾う。
優しの志
梢に翔つて失せにけり
旅人よ。
ともに歩んだ者よ。
何処へ。
「優しの志」を抱いた友よ。
まだ十一月、狗尾草は青い。
狗尾草は「エノコログサ」。
子犬の尾っぽ、通称で猫じゃらし。
夢の殻をネコジャラシ。
クスグッタクナイカイ。
西脇順三郎の「旅人かへらず」122。
十二月の初め
えのころ草も枯れ
黄金の夢は去り
夢の殻のふるへる
狗尾草は「エノコログサ」。
子犬の尾っぽ、通称で猫じゃらし。
夢の殻をネコジャラシ。
クスグッタクナイカイ。
西脇順三郎の「旅人かへらず」122。
十二月の初め
えのころ草も枯れ
黄金の夢は去り
夢の殻のふるへる