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‘ベルズ’

2025-07-26 | 【断想】音楽

 ESP-DISK' 1010
 アルバート・アイラーの‘ベルズ’
 美しい虚がアルファにしてオメガなのか
 俺は知らない
 1965年5月1日、ニューヨークのタウンホールでプレイされた
 20分近い演奏のなかに幾つかの曲が混じるのを聞く
 所詮この世は芝居小屋
 せめてその気で遊ぶのがいいか
 ‘ベルズ’を聞くディスク
 LP、CD合わせて6枚持っている
 ジャケットはみんな異なります
 オレンジ色ので聞きました
 さほど変わらぬ衣装替え
 裸になれば皆同じ
 生まれたままに死んでいく


“太陽はひとりぼっち”

2025-07-26 | 【断想】音楽

 キング・レコードからの「ボーノ! イタリアン」。
 イタリアのポピュラー・ミュージック25曲を収めたCDである。
 わたしが若い頃に流行った曲ばかりで懐かしい。
 ジリオラ・チンクエッティやミーナ、トニー・ダララ等が歌っている。
  このアルバムで、ミーナが歌う“太陽はひとりぼっち”を聞いた。
 10代か20代はじめの頃にレコードで聞いた曲で、タイトルに“太陽”の文字が入る映画音楽をいつかまた聞きたいと思っていた。
 確か、暗い感じの映画の主題歌だったと記憶にある。
 誰もが知る“太陽がいっぱい”ではない。
 それが、何であったかが思い出せない。
 “太陽はひとりぼっち”だったろうかと思って聞いたわけなのだ。
 今、聞いてみると、これではないかのようにも感じてしまう。
 昔、何かのこだわりがあって、好きだったものが、時を経て、そうではなくなる、そういうことがあってもおかしくないが。
 結論としては、僕が聞きたかった曲は不明なのだ。
 当時、映画から受ける刺激、影響には大きなものがあった。
 ファッション、身のこなし、食事の仕方・・・とても新鮮だった。
 フランス、イタリア映画の気だるい雰囲気は、日本にはなかった。
 僕の年齢のこともあったろうが、懈怠、倦怠と言う感覚は洋画でしったように思う。
 〈タイトルに太陽の文字がある懐かしのメロディ〉
 太陽の下の18才:映画:ジミー・フォンタナ
 サンライト・ツイスト:映画:ジャンニ・モランディ
 太陽はひとりぼっち:映画:ミーナ
 太陽を探せ:デル・シャノン
 太陽は燃えている:エンゲルベルト・フンパーディンク
 太陽の誘惑:ニッコ・フィンデンコ
 太陽は傷だらけ:映画
 太陽がいっぱい:映画


どうして“たなばた”

2025-07-07 | 【断想】音楽

 今日は、令和7年7月7日、7が三つならぶ七夕である。
 「・・・・七夕と書いて、どうして『たなばた』と読むのでしょうか。・・・」とあった。
 現在読書中の呉茂一著「世界の神話入門」(講談社学術文庫)である。
 1965年に刊行され、2021年に文庫化された本である。
 その問いかけに、“そうだなあ。どうしてなんだろう”と、その部分について、備忘メモを作っておこうと思った。
  “たなばた”は、棚(たな)の織機(はた)であるとする折口信夫の説が紹介されていた。
 水辺に小屋がけをして、選ばれし娘が機織り(はたおり)をしたといういにしえの習俗に由来していると説明されている。。
 “棚”というのは、小屋の中の織機を載せる台のことのようである。
 水辺というのは、みそぎ、水でからだを浄め、けがれを落として、神聖なるものの訪れを迎えるための布を織るということであると。
 七夕の7月7日は、お盆の14日の一週間前である。
 先祖霊の訪れのしたくをするということのようである。
 次のようにまとめていいものかと思うが、「お盆の七日前に、水辺の棚で、ご先祖の霊に捧げる布を織って準備する。よって、この行いを短くまとめて、たなばた」と言うようなことで理解しておこう。

 

 


“故郷へ帰ろう!”

2025-06-19 | 【断想】音楽

 アルバート・アイラーの「ゴーイン・ホーム a,k.a.スイング・ロウ、スウィート・スピリチュアル」(1964 Debut Records)のBLACK LION盤を入手した。
 Debut Recordsはオランダのレーベル。
 録音は、ニューヨークのアトランティック・スタジオ。
 同日に録音され、「スイング・ロウ、スウィート・スピリチュアル」よリ先にリリースされたアルバムに「スピリッツ a.k.a. ウィッチェス&デヴィル」がある。
 スタイルとしては、「スピリッツ」がフリーである。
 アイラーに、フリー・フォームばかりを求める人には、期待外れになるかも知れないが、「ゴーイン・ホーム」くらいに、メロディーを奏でてくれた方が、親しみやすい。
 総合的なインパクトからすると、その中間くらいがいいのか。
 ともかく、このアルバムは聞きやすく、胸に直截に迫ってくる。
 フリーでみせるアイラーの息遣いは、このアルバムでもしっかり感じられる。
 〈パーソネル〉
 アルバート・アイラー(ts,ss)
 カール・コブスJr(p)
 ヘンリー・グラムス(b)
 サニー・マレイ(ds)
 〈ソング・リスト〉
 このアルバムは、元は7曲収録だけど、このBLACK LIONからのCD盤には、おまけが付いて、10トラックとなっている。
 「オール・マン・リヴァー」「スイング・ロウ、スウィート・キャリオット」「ダウン・バイ・ザ・リヴァーサイド」が2テイクとなっている。
 「ゴーイン・ホーム」「ディープ・リヴァー」「聖者が町にやってくる」「ノーボディー・ノウズ・ザ・トラブル・アイブ・シーン」が1テイク。
 アイラーが奏でる黒人霊歌、胸を打つ。
 このアルバムについては、以下のように、棚に4枚のアルバムがある。
 1.SWING LOW SWEET SPIRITUAL / Osmosis Record/DIW / LP
 2.GOIN'HOME / freedom/BLACK LION/德閒ジャパン / CD
 3.GOIN'HOME / freedom/UZAK/Ratspeck Records / CD
 4.GOIN'HOME /BLACK LION/D.M.Music / CD


アイラーの“ファースト・レコーディング”

2025-06-17 | 【断想】音楽

 アルバート・アイラーのデビュー・アルバムである。
 「何か違うことを‼‼‼‼(サムシング・ディファレント!):Something Different!!!!!」。
 a.k.a.「ザ・ファースト・レコーディング:The First Recordings」。
  1962年10月25日、スウェーデン・ストックホルムでのライブ録音である。
 バード・ノーツ(Bird Notes Records)と言うスウェーデンのマイナー・レーベルから出た。
 後に別のレコード会社から出されて世にひろまった。
 通常、LP,CDとも2枚組になっており、4曲づつvol.1,vol.2と分けられている。
 ただ、この8曲以外にも録音された曲ががあるとも言われている。
 世に出ている8曲は、以下の通りである。
 〈vol.1〉
 1.アイル・リメンバー・エイプリル:4月の思い出( I'll Remember April)
 2.ロリンズ・チューン: Rollins' Tune
 3.チューン・アップ:Tune Up
 4.フリー:Free ※アイラーのオリジナル
 〈vol.2〉
 1.朝日のようにさわやかに:Softly As In A Morning Sunrise
 2.時さえ忘れて:I Didn't Know What Time It Was
 3.モーニン:Moanin'
 4.グッド・バイト:Good Bait
 わたしが、このアルバムに初めて接したのは、vol.1が納められた「ファースト・レコーディング」(英国Sonet盤)と名付けられたLPだった。
 日本版はテイチクからだった。
 当時は、アルバート・アイラーの初のアルバムは、それが全てであると思っていた。
 ところが、後に、vol.2が世に出た。
 vol.1とvol.2が、「何か違うことを‼‼‼‼(サムシング・ディファレント!):Something Different!!!!!」と言う元のアルバム名で、CD1枚に納められたものが出て、それを入手し、vol.2の演奏に接した。
 「サムシング・ディファレント!」とのアルバム名のLP盤も出ている。
 また、先般、vol.1には、ジャケットが異なるCD盤があるのを見つけて入手した。
  今般は、vol.2が納められたCD盤(DIW)を入手した。
 【パーソネル】
 アルバート・アイラー:Albert Ayler (ts)
 トルビョーン・ハルトクランツ:Torbjorn Hultcrantz (b)
 スネ・スペンベルク:Sune Spangberg (ds)
 わたしが持っている「サムシング・ディファレント!」CD盤では、収録曲の順がvol.1とvol.2が逆で次のようになっている。
 1.Softly As In A Morning Sunrise
 2.I Didn't Know What time It Was
 3.Moanin'
 4.Good Bait
 5.I'll Remember Aprill
 6.Rollins' Tune
 7.Tune Up!
 8.Free
 以上は、「サムシング・ディファレント!:ザ・ファースト・レコーディング」について、備忘のためのメモである。
 さて、今般、入手した「ザ・ファースト・レコーディング vol.2」(DISK UNION/DIW)を聞く。
 出だしからして、「これは何だ!」と思わせるところがある。
 「こんなものが売り物になっていいのか」と言う感じなのである。
 そのような感じをもって、聞くのをやめる人も多いだろう。
 ただ、僕は、そうではない。
 音楽に何を聞こうとするかが、僕をそうさせる。
 耳を傾けてしまうのだ。
 特に、ジャズの場合、演奏者の胸にあるものが何かを聞き分けようとする。
 ジャズの魅力は、音楽と演奏者の個性が不即不離であることにもあるのである。
 そこに、何ものかを求めて、全身全霊を注ぎこむアルバート・アイラーがいるのである。
 「ファースト・レコーディング」から、「ラスト・レコーディング」まで、変わることなく熱いメッセージを発するアルバート・アイラーがいるのである。


“星に願いを”

2025-06-15 | 【断想】音楽

 ケン・ペプロフスキー・カルテットの「星に願いを」(2006 Vinus)
  ヴィーナス・レコードからの「メモリーズ・オブ・ユー」(2005)に継ぐ第2弾。
 CD2枚組で、同一曲をテナーサックスとクラリネットで演奏している。
 アルバート・アイラーやエリック・ドルフィーが好きなのとは異なるアプローチになるのだが、ケン・ペプロフスキーも気に入ったようだ。
 ウエストサイド・ジャズに感じるのと似た気分でいうことになるか。
 ジェリー・マリガンに近いか。
 精神性でなく、感覚的にと言うことか。
 明確な精神性は薄くとも、「俺はこう言う気持ちでやっている」「これが俺のスタイル。穏やかであることのよさを認識して欲しい」、こういうのもひとつのメッセージだ。
 エディ・ヒギンズと演っているときは、感じなかったものが、このアルバムにはある。
 〈ソングリスト〉
 Disc 1
 1.グッドモーニング・ハート・エイク<テナー・サックス>
 2.グッドモーニング・ハート・エイク<クラリネット>
 3.いそしぎ<テナー・サックス>
 4.いそしぎ<クラリネット>
 5.イン・ザ・ウィ・スモール・アワーズ<テナー・サックス>
 6.イン・ザ・ウィ・スモール・アワーズ<クラリネット>
 7.クライ・ミー・ア・リバー<テナー・サックス>
 8.クライ・ミー・ア・リバー<クラリネット>
 9.愛は海よりも深し<テナー・サックス>
 10.愛は海よりも深し<クラリネット>
 Disc: 2
 1.月に願いを<テナー・サックス>
 2.月に願いを<クラリネット>
 3.アイ・シュッド・ケア<テナー・サックス>
 4.アイ・シュッド・ケア<クラリネット>
 5.ラッキー・トゥ・ビー・ミー<テナー・サックス>
 6.ラッキー・トゥ・ビー・ミー<クラリネット>
 7.ジンガロ<テナー・サックス>
 8.ジンガロ<クラリネット>
 9.星に願いを<テナー・サックス>
 10.星に願いを<クラリネット>


“クライ・ミー・ア・リヴァー”

2025-06-14 | 【断想】音楽

 ケン・ペプロフスキー・カルテットの「星に願いを」(2006 Vinus)を聞こうと思って、CDを手にしたら、収録曲の中に、“クライ・ミー・ア・リヴァー”があった。
 ジュリー・ロンドンが歌って、大ヒットした曲である。
 アーサー・ハミルトンが、1953年に作詞作曲した歌曲。
 アーサー・ハミルトンは、ジュリーの高校時代のクラスメイト。
 恋人に裏切られて、河ののように涙を流して泣くという歌である。


“イッツ・マジック”

2025-06-14 | 【断想】音楽

 久しぶりに、エディ・ヒギンズを聞く。
 2006年録音の「イッツ・マジック」(ヴィーナス)だ。
 ケン・マッキンタイアーが、演奏に加わっていると知って。
 アルバム名となった“イッツ・マジック”では、スコット・ハミルトンのテナー、エディ・ヒギンズのピアノ、そして、ケン・マッキンタイアーのテナーとソロが継がれる。
 とても、整った演奏である。
 寛いだムードが心地よい。
 精神的にうったえかけてくるものはない。
 そう言うジャズである。


“メモリーズ・オブ・ユー”

2025-06-12 | 【断想】音楽

 ケン・ペプロフスキー・カルテットの「メモリーズ・オブ・ユー」(2005 Vernus)。
  ケン・ペプロフスキーは、1959年、アメリカ生まれである。
 本名はケネス・ジョセフで、ペプロフスキーではロシア系かと思われるが、芸名だそうだ。
 どうして、そんな名前を使うことにしたのだろうか。
 「メモリーズ・オブ・ユー」は、ヴィーナスレコードからの第一作。
 ジャケットの写真は、ヴィーナスらしく、色っぽい。
 CD2枚組で、収録曲が多いアルバムも発売されている。
 CDの帯に、デカダンの香りがするなどとの宣伝文句があり、興味がひかれた。
 〈パーソネル〉
 ケン・ペプロフスキー(ts,cl)
 テッド・ローゼンタール(p)
 ゲイリー・マッツァロッピ(b)
 ジェフ・ブリリンガー(ds)
 〈収録曲〉
 1.メモリーズ・オブ・ユー
 2.アイル・ビー・シーイング・ユー
 3.ブライト・モーメント
 4.イン・ア・センチメンタル・ムード
 5.ドリーム・ダンシング
 6.ラスト・ナイト・ホエン・ウィ・ワー・ヤング
 7.春の如く
 8.ロータス・ブロッサム
 9.バット・ノット・フォー・ミー
 10.プア・バタフライ
 11.メモリーズ・オブ・ユーII
 「メモリーズ・オブ・ユー」は、2トラックありる。
 1ではテナーサックスで、11ではクラリネットで演奏されている。
 〈参考まで、もう一枚の収録曲〉
 1.フォギー・デイ
 2.ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング
 3.スマイル
 4.ロータス・ブラッサム
 5.メモリーズ・オブ・ユー <クラリネット編>
 6.バット・ノット・フォー・ミー
 7.プア・バタフライ
 〈感想〉
 くつろいだ夜に聞くのがいい。
 デカダンと言えるかどうかはわからぬが、静かなムードがあふれた名品。
 クラリネットは、独特のムードを誘う。
 僕にとってはちょっと違和感を抱く世界なのだ。
 優等生と机をならべたような。
 何気ない街の風景が思い浮かび、そこは僕がしっくりなじめないところ。
 何か沈んだ街角で、晴れやかな気分からは遠い。
 解放感から遠いと言えようか。
 でも、充分にくつろげるのだ。


ボビーの“ネイチャー・ボーイ”

2025-06-07 | 【断想】音楽

 ボビー・ダーリン、懐かしい名前だ。
 特別、ファンであったわけでないが。アメリカン・ポップスが流行っていた頃に聞いた。
 「電話にご用心:IF A MAN ANSWERS」等がヒットした。
 たまたま見つけたCDに、「ネイチャー・ボーイ」が収録されていて、ボビー・ダーリンは、どのように歌っているのだろうかと思った。
 「ボビー・ダーリン 20グレイテスト・ヒッツ」と言うアルバムである。
 次のような曲が歌われている。
 ・マック・ザ・ナイフ(匕首マッキー)
 ・ドリーム・ラバー
 ・初恋の並木道
 ・君のための僕
 ・別れのイエロー・ローズ
 ・愛しのクレメンタイン
 ・イフ・ア・マン・アンサーズ
 ・ネイチャー・ボーイ
 ・ベビー・フェイス
 「ネイチャー・ボーイ」は、ボビー・ダーリンの歌唱自体はいいが、バックの演奏が騒々しくてよろしくない。
 この時代の歌を聞くと、小学校や中学時代の友だちのことも思い出されるのだ。
 


“ジムノペディ”

2025-06-05 | 【断想】音楽

 エリック・サティの“ジムノペディ 第1番”を以下の5人のピアノ・ソロで聞いた。
 ミシェル・ルグラン
 パスカル・ロジェ
 高橋アキ
 アルド・チッコリー二
 高橋悠治
 わたしの一番の気に入りは、優しさ、ソフトさ、静けさ、穏やかさ、たおやかさ、ゆるさ、不可思議さ、奇妙さを感じさせるパスカル・ロジェの演奏である。
 ミシェル・ルグランの「エリック・サティ・ピアノ・コレクション」(1993年録音、ERATO)を聞く。
 ライナー・ノーツに“ジムノペディ”の意味について記されていた。島田璃里によるもので、以下のように。
 「・・・題名の『ジムノペディ』とはギリシャ語でギムノペディア。アポロンの神を讃える祝祭のことであるという。・・・」
 初めて知ったような気がする。
 〈収録曲〉
 ・ジムノペディ1,2,3
 ・官僚的なソナチネ
 ・スポーツと嬉遊曲
 ・(犬のための)だらだらした前奏曲
 ・1906年-1913年の6つの小品
 ・2つの夜の空想
 ・あらゆる方向に向けられた数章
 ・愛撫
 ・最後から2番目の思想
 ・ジャック・イン・ザ・ボックス
 “ジムノペディ”の演奏は、余りいいようには感じられなかったが、他の曲は、日頃、聞くこともなく、比較するものがないせいかも知れないが、起伏、強弱があっていいように感じた。             


“家へおいでよ”

2025-05-29 | 【断想】音楽

 マイルス・ディヴィスの「バラード」と言うアルバム。
 8曲が収録されているが、演奏メンバーからすると、3つに分けられ、それぞれの録音日も異なる。
 3つのアルバムからバラードをセレクトされたものなのである。
 このようなかたちで、マイルス・ディヴィスの演奏を愉しむのもいい。
  そこに、僕が愉しめるマイルスがいる。
 1.1963年4月の録音、マイルス・ディヴィス(tp)、ジョージ・コールマン(ts)、ビクター・フェルドマン(p)、ロン・カーター(b)、フランク・バトラー(ds)で、“家へおいでよ(1)”、“アイ・フォール・イン・ラブ・トゥ・イージリー(3)”、“ベイジン・ストリート・ブルース(7)”。
 2.1962年7月、8月,11月の録音、マイルス・ディヴィスとギル・エバンス・オーケストラで、“ワンス・アポン・ア・サマータイム(2)”、“ソング”(4)、“ウェイト・ティル・ユー・シー・ハー(6)”、“コルコバード(8)”。
 3.1961年4月の録音、マイルス・ディヴィス(tp)、ハンク・モブレイ(ts)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)で、“バイ・バイ・ブラックバード(5)”。


“愛なのか:WHAT LOVE”

2025-05-24 | 【断想】音楽

 チャールズ・ミンガスの「プレゼンツ」。
 チャールズ・ミンガスとエリック・ドルフィー、テッド・カーソン、ダニー・リッチモンドという顔ぶれでの演奏である。
 LP盤で、“WHAT LOVE”を聞こう。
 途中、ミンガスのベース・ソロ、それに続いて、ドルフィーのバス・クラリネットが入る。
 二人が、語り合い出すのだ。
 テーマは、“愛”か。
 そうではなさすだ。
 だけど、この二人の間には、師弟愛と言うか、友情と言うか、濃密なものが感じられる。
 はんぱに口出しできぬ高みにある。

 


“いつか王子様が”

2025-05-24 | 【断想】音楽

 マイルス・デイヴィスの「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」
 レコーディング:1961年7月7, 20, 21日
 レーベル・発行::コロムビア SONY
 マイルス・ディビスとジョン・コルトレーンとの最後の共演となったアルバムであること、ウィントン・ケリーのピアノのきらめく魅力いっぱいで注目を集め、人気を博した名盤。
 
 (パーソネル)
 マイルス・デイヴィス(tp)
 ハンク・モブレー  (ts)
 ジョン・コルトレーン(ts)※1,5 
 ウイントン・ケリー (p)
 ポール・チェンバース (b)
 ジミー・コブ(ds)
 フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds) ※7
 (トラック・リスト)
 1.サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム(いつか王子様が)
 2.オールド・フォークス
 3.プフランシング
 4.ドラッド・ドッグ
 5.テオ
 6.アイ・ソート・アバウト・ユー
 7.ブルース NO.2
 8.サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カムこ※別テイク