「静かなるケニー」

2019-11-27 | 【断想】音楽
 今まで、気にして聞いたことがないケニー・ドーハム。
 この前、ジャズの名曲とされるものを集めたCDを聞いた。
 その中に、ケニー・ドーハムの「マイ・アイデアル」があった。
 それで、「静かなるケニー」を。
 ケニー・ドーハムの最高作と謂われ、不朽の名盤とされている。
 そのアルバムの2曲目が「マイ・アイデアル」。
 何かかまえて聞くようなジャズではない。
 演奏はケニー・ドーハム四重奏団。
 パーソネル
 ケニー・ドーハム:トランペット
 トミー・フラナガン:ピアノ
 ポール・チェンバース:ベース
 アーサー・テイラー:ドラムス
 収録曲
 ロータス・ブロッサム
 マイ・アイデアル
 ブルー・フライデー
 アローン・トギァザー
 ブルー・スプリング・シャッフル
 クレージェスト・ドリーム
 オールド・フォークス
 おまけのマック・ザ・ナイフ
 1959年録音・プレスティジ

ラヴェルの「ピアノ協奏曲」

2019-11-17 | 【断想】音楽
 モーリス・ラヴェルの「ピアノ協奏曲」
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 クラウディオ・アバド(指揮)
 ロンドン・シンフォニー・オーケストラ
 ポリドール
 ラヴェルの「ピアノ協奏曲」も聞きたくなった。
 記憶通り、すばらしい。
 ラヴェルらしい華やかなオーケシトレーション。
 今度、「レフトハンドのためのピアノ協奏曲」も。

シェエラザード

2019-11-09 | 【断想】音楽
 RIMSKY-KORSAKOV
 Scheherazade,Op.35
 The Philadelphia Orchestra
 Conductor:Eugene Ormandy
 肩の力を抜きたい。
 オーマンディーの「シェエラザード」、どうだったろうか。
 CDは、CBS。
 コルサコフは、クラシックをよき聴くようになった頃に、好きになった作曲家である。コルサコフやラヴェルのオーケストレーションが素晴らしいと感じた次第。
 オーマンディーの「シェエラザード」もいいんじゃないかな。ストコフスキー的な派手さもあるように感じる。

OUT THERE

2019-11-09 | 【断想】音楽
 エリック・ドルフィーの「アウト・ゼア」。
 Recorded August 15 ,1960.NEW York
 PRESTIGE/NEW JAZZ 8252
 管楽器のドルフィーの外は、
 ロン・カーター(チエロ)、
 ジョージ・デュビビエ:ゲオルグ・ドゥビビエ(ベース)、
 ロイ・ヘインズ(ドラム)。
 ドルフィーの作品の魅力は、豊かな音色にあるかなと思う。
 このアルバムでは、ロン・カーターのチエロが、変わった色をつけている。
 音楽として、「聞かせるジャズ」、ドルフィーのは、そんな感じが強いか。
 4曲目のECLIPSE(エクリプス)は、チェロの音が目立ち、ジャズ曲としては奇妙な感じ。作曲者はミンガス。

サクソフォーンの詩人

2019-11-09 | 【断想】音楽
 外はいい天気だ
 青空だ
 だけど今日は家にいよう
 風邪気味だ
 来週に持ち越したくない
 音楽でも聞いて過ごそう
 須川展也のソプラノ、アルト・サックスの「ノスタルジア」
 CDの宣伝に「美・彩・時、サクソフォーンの詩人が心優しく語りかける現代の夢の物語」とある。
 宣伝に偽りなしと言える美しい曲集である。
 ドビュッシー、サティ、吉松隆、イベール、ラヴェル、ボザ、菅野洋子らの作品からピックアップされている。
 このCDは、1993年に埼玉県の川口市リリア音楽ホールで録音されたEMI盤。

‘OUT TO LANCH!’

2019-11-09 | 【断想】音楽
 モダン・ジャズのサキソフォーン奏者で、好きな人となると、まず、次の三人。
 アルバート・アイラー
 エリック・ドルフィー
 ソニー・ロリンズ
 他に関心があったりして、時折聞く人は、以下。
 オーネット・コールマン
 スティーブ・レイシー
 スタン・ゲッツ
 ジャッキー・マクレーン
 ジョン・コルトレーン
 こんなところか。
 このブログで、音楽のことと言うか、アルバムを頻繁に取り上げるようになったのは、昨年、腰を痛め、家でじっとしているしかなかった時からだ。
 これまで、何を取り上げたか振り返っていたら、エリック・ドルフィーの‘OUT TO LANCH!’を忘れていたようだ。
 エリック・ドルフィーが、ジャズ史の中では、格別に評価されることはないようだが、わたしは、関係のないことだ。
 アイラーもそうであるが、その音から、明確で魅力的な個を感じるのである。
 さて、名盤中の名盤とされる「アウト・トゥ・ランチ」。
 1964年に録音され、ブルノートから。
 ドルフィーは、アルト・サックス、バス・クラリネット、フルートを奏している。
 1.HAT AND BEARD
 2.SOMETHING SWEET,SOMETHING TENDER(何だかスイートで優しいんだ)
 3.GAZZELLONI
 4.OUT TO LANCH(ランチに出かけてます)
 5.STRAIGHT UP AND DOWN(まっすぐ行って、それで登って降りて)
 ドルフィーの他のメンバー
 フレディ・ハバート(トランペット)
 ボビー・ハッチャーソン(ヴィブラフォーン)
 リチャード・ディビス(ベース)
 トニー・ウィリアムス(ドラムス)   ジャケットもそうだけど、こんなに洒落た作品には、そうはお目にかかれない。
 ヴィブラフォーンが効果を発揮している。