戯れなくては 2009-10-28 | 【断想】ETC やはりそうだなあ。 戯れなくては。 次の梁塵秘抄の一首を読んで、そう思った。 遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん 遊ぶ子どもの声聞けば わが身さへこそ揺るがるれ
夜の雨と風 2009-10-27 | 【断想】ETC 昨夜、雨が降って、風が吹いて、木々がざわめいていた。 しばし、それらの音を聞いた。 一日のいとなみのうちに発生した何か余分なものが、いくらか消えていった。
愉しみな道 2009-10-24 | 【樹木】楓 トウカエデの並木の道を通った。 木の葉が紅く染まり出した木がある。 もうそんなに遠くない先に本格的な紅葉が来る。 俺は、その道を通るのを愉しみにしている。
お年寄り 2009-10-23 | 【樹木】ETC ここのところ、どうしたわけか、お年寄りに接することが多い。 そう言えば、多摩川べりのスダジイ、しばらく眺めていない。 樹齢800~1000年の老木。 人とは桁が違う。
さまざまのあはれ 2009-10-22 | 【断想】ETC さまざまな秋、 ひとそれぞれの秋、 願わくは、美しく。 季節のうつろいにとけこむときも。 さまざまのあはれをこめて梢ふく風に秋しるみ山べのさと(西行)
狼の気持ち 2009-10-21 | 【断想】ETC 久しぶりに、日本狼のこと。 1960年発行の宮本常一著「忘れられた日本人」に、まだ日本に野生の狼がいた頃のことが記されていた。 狼が人を襲うこともあったとあるが、肝心なことは、次のような伝承であると思う。 「狼の悪口も言わず、狼の気にさからうような事をしなければ、狼は逆に人を守るものであった」 狼の気持ち、気性を察して、人が対すればいいと言うことである。 この基本を忘れて、人は日本狼を滅ぼしてしまった。 ※写真は、ヨーロッパオオカミ
秋に明るく 2009-10-20 | 【草花】ETC 秋に明るく、菊のような花をつける。 それで、秋明菊と名づけられた。 キンポウゲ科イチリンソウ属の草本である。 図鑑で花弁は、15~30枚とあったが。 それは、八重咲きの花のことか。 一重咲きは、どうなのか。
青から黒へ 2009-10-19 | 【樹木】ETC その実の色は、青から黒への移行中だった。 クマツヅラ科クサギ属の落葉小高木であるクサギ(臭木)。 その葉の形から、クサギリ(臭桐)、ヤマギリとも呼ばれる。 その花には特徴があるが、庭に植えたいとか思う人はめったにないと思う。 名前もよくない。 いわゆるパイオニア樹木である。 白樺などと同じで、日当たりがよくなった伐採地や崩壊地に先ず生えてくる。 ベランダの下の小公園の端っこにも生えている。 葉を千切って、臭いをかいでみよう。 言われるほどではないそうだ。
ふかき夜の夢 2009-10-18 | 【断想】ETC 早朝、窓をあける。 冷たい外気が流れ込む。 木々の葉が枯れはじめている。 聞き慣れぬ鳥の声がする。 誰かがやって来て、何かを言っているような気がする。 静かなる暁ごとに見渡せばまだふかき夜の夢ぞかなしき(式子内親王) 過ぎゆく時の流れ。 雑多な思いが、浮つ沈みつ。 ただ、かなしい。
Abelia 2009-10-18 | 【樹木】ETC あちこちで見かけるが、長らく、その名が分からなかった。 調布にある小さな植物公園で、その植物の前にアベリア(Abelia)との表示を見つけて、判明。 個々の種は、アベリアのあとに文字がついて別けられている。 Abelia×grandiflora‘Francis Mason’というように。 スイカズラ科ツクバネウツギ(衝羽根空木)属の低木だった。
なんだか寂しいね 2009-10-17 | 【断想】牡蠣 久しぶりにオイスターバー。 北海道や岩手で採れた牡蠣がおいてあった。 それはよかったのだが。 その店へは、古い同僚と一緒だった。 昔はみんな若かった。 「なんだか、さみしいね」
小楢の実 2009-10-16 | 【樹木】ETC 秋の道を散歩。 小楢の実を拾い、池に投げた。 西脇順三郎の詩集「旅人かへらず」より、どんぐりが出てくる詩。 前にもこのブログにあげた。 なんだか好きなのだ。 以下の他にもある。 35 青いどんぐりの先が 少し銅色になりかけた やるせない思ひに迷ふ 37 暮るるともなき日の 恋心 山里の坂 どんぐりの果の恋しき 50 どんぐりの実のやさしき