ガブリエル・フォーレの「レクイエム」を聴く。
・フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
・カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
・1986年3月録音(グラモフォン)
フォーレは、1845年5月生まれ。私より100年ちょっと前になる。
CDの解説パンフに、その人となりに関して、次のようにあった。
「フォーレは温厚篤実な人間として知られているが、幼い頃から他人の飯を食べて育ったせいであろうか、なかなかしぶといところもあった。フォーレに私淑して終生敬愛の念を抱いていた作曲家たちも少なくなかったが、プーランクのようにフォーレを嫌う作曲家もいたことも事実である。(歌崎和彦)」
フォーレは、プーランクに嫌われていたと、わざわざ書いてあるところが面白い。それだけのことで、かなりのことが察せられるからだ。
人はさまざま。自分の力ではどうしようもないことも多い。もって生まれたものもあるにしても、生まれ、育ちは、与えられる側面が強い。
それで、何が言いたいかというと、良し悪しは言えなくても、好き嫌いはどうしようもなくあると言うこと。
「レクイエム」は、きれいな音楽作品だ。7つの曲で構成されており、6曲目が「われを許し給え」で、「怒りの日」がある。
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