雪ぶどう

2013-01-31 | 【樹木】ETC
 スチューベンのことを「雪ぶどう」と言っていた。
 いいネーミングだなあと思った。 
 「まるごと青森」というブログに、この言葉を見つけた。
 昨日も、二房買った。

冬の葡萄・スチューベン

2013-01-30 | 【樹木】ETC
 数年前から、冬に好んで食べる果物がある。スチューベンとの名の葡萄である。
 巨峰にまさる糖度をもつ。アメリカのニューヨーク州立農業試験場でつくられた品種で、日本では津軽地方を中心に生産されている。
 普通の葡萄が店先からなくなる頃に登場する冬の葡萄である。貯蔵性があって、二月頃まで食せる特性をもつ。
 昨年、総選挙が終わって東京に戻り、後かたづけもほぼ終わった休日、駅前へブラリと出かけ、スチューベンを買おうとスーパーに入った。スチューベンが見あたらなかった。
 「しまった。もう出まわる季節が終わったか」とがっかりした。
 選挙結果のこともあり、その関連で「失ったものは大きい」などと思いもした。
 しかし、思い過ごし。スチューベンを他の店先で見つけた。まだ、季節的に大丈夫だったのだ。とは言うものの、もうすぐ二月。貯蔵されていたものも尽きる頃だ。
 果物売場に見つけたならば、即座に手にし、口にしてきたが。

「式子内親王私抄」

2013-01-29 | 読書
 沓掛良彦の「式子内親王私抄」(ミネルヴァ書房)を読み出した。
 先日、購入したのだ。以前から、この著書には気づいていて、読みたいなと思ってはいたが、値段が少し高めの本で、買うのをためらっていた。
 何故、読みたかったかと言うと、式子内親王の歌が好きなこと、著者のセンスに共感していたことによる。以前、沓掛氏の「和泉式部幻想」(岩波書店)を読んで、おおいに愉しんだ。また、翻訳の「ピエリアの薔薇・ギリシア詞華集選」(平凡社)は、日々の慰めとなっている。訳が素晴らしいのである。沓掛氏の日本語は馥郁たる香りを放つ。
 「まえがき」に、「・・生きてゆく上での哀しみを知るほどの人であれば、誰しも式子の歌に心惹かれ、魅せられるはずだと思う」と、読者のハートをくすぐる言辞がある。

椎の大木

2013-01-29 | 【樹木】ETC
 百草園で臘梅を見て、甘酒を飲んだ。
 その帰り、隣の八幡神社の境内を通った。
 そこの古くて大きなスダジイを見るためである。
 樹齢三百から四百年と推定されている。
 多摩では、羽村・阿蘇神社の大木が知られている。
 多摩川の水で育った椎である。
 樹齢千年とも言われる。

「エル・グレコ展」

2013-01-28 | 【断想】ETC
 27年前、1986年に上野の西洋美術館で開かれていた「エル・グレコ展」に行った。
 絵の持つパワーに、その時ほど圧倒されたことはない。
 現在、同じ上野の東京都美術館で、「エル・グレコ展」が開催されている。
 どうしても、もう一度、グレコの絵を見たいと思い行ってきた。
 以前とは、展示の規模や作品に違いがあった。
 全体にこじんまりしているように感じた。
 それでも、グレコの絵に秘められたパワー、凄さは充分に感じられた。
 光なるものや色、形、サイズやテーマが大胆だ。
 器量が小さくては、あのような絵は描けない。
 古さを感じさせない。

雪解けの雫

2013-01-28 | 【断想】ETC
 山深み春とも知らぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水
 式子内親王の歌である。
 山深い里はまだ雪景色
 春は遠いかのようである
 でも近づいてきている
 松の戸を見れば
 雪解けの雫がしたたっている
  小さい頃
  板塀から滴る雪解けの水を見ていた

冬の日の甘い思い出

2013-01-27 | 【樹木】ETC
 冬の日、臘梅の花が咲き出していた。
 その花びらの透明感がなんともいい。
 飴でできているかのようでもある。
 蝋細工ですと言われれば、そのようにも見える。
 名前に梅とつくが、梅の種類ではない。
 どうして、梅がついたか、説はいろいろあるようだ。
 英語名は、ウィンター・スウィート(winter sweet)。
 寒い冬に甘い香りを漂わすからだろう。
 何かしら、懐かしさを感じさせるところがある。  

見てくれの悪い蜜柑

2013-01-26 | 【断想】ETC
 旧友に蜜柑をもらう。
 蜜柑栽培のグループがあって、自分たちで育てたものとのこと。
 ビニール袋のそれを、「ありがとう」と受け取り、わきに置いた。
 彼は、俺を咎めるように、「よく見てよ」と言う。
 袋から取り出すと、色つやが悪い。汚いという感じである。
 見てくれは悪いし、皮もかたい、だけど、味はまあまあと彼は自慢気だ。
 家に帰って、食べてみた。
 少し酸っぱく感じたが、そこは好みの問題。一般に売られているものと同レベル。
 奥さんの感想をということだった。
 「皮をむけば、中はきれい。味は普通、別に酸っぱくない」と。
 蜜柑もさることながら、俺たちは、かつてもてもての美青年だったが、今や見てくれは確実に悪くなった。
 中みについては、果たしてどうか・・・・・。
 ※写真:普通の蜜柑と並べてみた。

民社党結党記念日

2013-01-24 | 民社
 民社党は、昭和35年(1960年)1月24日に結成され、平成6年(1994年)12月9日に35年の歴史の幕をおろした。私は、昭和48年(1973年) 8月1日付けで入党している。民社との関わりは、その前からだった。
 本日は結党記念日で、例年通り「集い」が開かれる。
 民社に集ったことは誇りである。
 民社では政権をとれなかったことは現実である。
 さまざまな思いが去来する。

さて何を描くか

2013-01-23 | 【断想】ETC
 20年ばかり前、絵を描く時間がとれる状況にあった。
 1~2年間のことであったと思うが、よく筆をとった。
 その時とは、事情は異なるが、絵を描く時間はとれそうだ。
 往時の画材を取り出してみた。
 絵の具を含め、まだ使えそうなものが結構残っていた。
 画材屋で、ペインティング・オイルやブラシ・クリーナー、それにキャンバス等を購入。
 とりあえず、油絵を描ける体制を整えた。
 ほんとうに描くか、何を描くか、何も決まっていない。

石蕗の君

2013-01-23 | 【断想】ETC
 ベランダのしたの犬四手に、メジロが二羽きていた。
 それで思い出した。
 あの王朝時代の姫君のようなとても美しい方はどうしたろうか。
 代議士の秘書をされ、国会のすぐ近くにお住まいだった。
 そこは、赤坂の日枝神社や議長公邸と隣接し、都心といえ、緑に恵まれていた。
 「窓からメジロを見ることもありますよ」とおっしゃっていた。
 去年の総選挙で、彼女の仕えていた議員は落選。
 彼女とは、たまたま出席した宴会で出会った。
 その後、政策会議や議員会館の廊下で顔を合わせた。
 彼女とは、メールも含め、花鳥風月のことでやりとりした。
 「総理官邸下の石蕗(ツワブキ)の佇まい見事ですよ」
 「昨夜の満月、御覧になりましたか」
 「修学院離宮の萩の花が風に揺れていました。京都には、萩の花が多いようですね」
 メールのアドレスも国会事務所でのものだった。
 もう二度と会うことがないかも知れないな。

愛用のナイフ

2013-01-22 | 【断想】ETC
 幼友達に、「お前は不器用だった」と言われたことがある。
 自惚れ屋の俺は、自分は器用だと思いこんでいたので、意外だった。人には、そう見えたんだと思ったものだ。
 思い返せば、生傷が絶えなかった。
 長じてからも、ナイフを使っていて、木を削りそこない、指先から爪の半分くらいまで、ブスッと切り込んだことがあった。
 木片の間に、刃を開いたまま床に置いてあったナイフを手で払ってスパッと指を切ったこともある。
 注意力も足りないと言えるようだ。
 気に入りのナイフだったので、よく切れるなと誇らしくも思ったが。
 友人が、フェイスブックで、肥後守のことを書いていたのに触発され、思い出した。