サニー・マレーのドラムはどうだったかな。
そう言えば、サニー・マレーのリーダー・アルバム
「サニーズ・タイム・ナウ(1965)」見かけないな
サニー・マレーが加わっている「コペンハーゲン・テープス」をかける・
アルバート・アイラーのアルバムである。
演奏の4人、皆、個性が際立つ
アルバート・アイラー
ドン・チェリー
ゲーリー・ピーコック
サニー・マレー
収録曲は、スピリッツ、セイント、ヴァイヴレーション他。
WES MONTGOMERY:A DAY IN THE LIFE / 1967 / AM RECORDS:CTI
Arranged & Conducted by Don Sebesky
今年、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、この曲、グラント・グリーンのギターで聞いた。
もとのビートルズでも聞いた。
(2023年:記憶に残る場所)
4月 ホテル・オークラ東京・レストラン
4月 鎌倉・小町通り・帽子店
5月 ホテル・オークラ東京・ロビー
6月 多摩南部地域病院
8月 我孫子駅前
9月 代官山・レストラン
11月 鎌倉・小町通り・帽子店
11月 金沢(菊川町・寺町)
ハード・バップの名盤。ファンキー・ジャズ・ブ-ムを巻き起こした。
アート・ブレイキーの「モーニン」(1958 Blue Note)。
「モーニン」と「ブルース・マーチ」が大人気。
ジャズ・メッセンジャーズ(ジャズの使徒たち)は以下。
あたらしく、若い顔ぶれであった。
アート・ブレイキー
ベニー・ゴルソン
リー・モーガン
ボビー・ティモンズ
ジミー・メリット
アントン・ブルックナー(1824~1896)
オーストリアの作曲家、ロマン派の巨匠。
同時代にブラームス。
生涯独身、人はよかったと言われるが、常人にあらず。
交響曲を第0番から第9番まで作る、交響曲作家。
第7番から9番(最後の3作)が、最高の傑作と評されている。
一般には、第4番《ロマンチック》が接しやすく親しまれている。
その第4番を聞く。
今年初対面のK氏が、ブルックナーが好きと言っていたのに刺激された。
以前、カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルで聞いたことがある。
今回は、クラウディオ・アバド指揮、ウィーン・フィルで。
第1楽章だけは、前に聞いていたが、長くてしんどくて、年末休みの本日となった。
次は、気が向いたときに、第7番を聞こう。
リー・モーガンの「サイドワインダー」は、僕にジャズの魅力をおしえてくれた。
そして、ソニー・ロリンズ、キャノンボール・アダレイ等を聞いた。
そこが、きっかけで、フリー・ジャズにも接した。
オーネット・コールマン、アルバート・アイラー、エリック・ドルフィーに魅力を感じた。
その頃、多くの人が称えていたジョン・コルトレーンも聞いたが、好きにならなかった。
マイルス・ディヴィスも余り好きにならなかった。
さて、前から、聞いてみようかと思っていた「リー・ウェイ」(1960 Blue Note)。
リー・モーガン
ジャッキー・マクリーン
ボビー・ティモンズ
ポール・チェンバース
アート・ブレイキー
と言うメンバーで、演奏される。
ハードバップの面々だ。
つべこべ言わず、これぞジャズと言える演奏が展開されそうだ。
〈収録曲〉
1.ジーズ・アー・ソウルフル・ディズ
2.ザ・ライオン・アンド・ザ・ウルフ
このライオンは、ブルーノートのアルフレッド・ライオン、ウルフは、フォトグラファーのフランシス・ウルフ。
途中、アート・ブレイキーのドラミング、ポール・チェンバースのズンズン、素晴らしい。
3.ミッドタウン・ブルース
ともかく、リー・モーガンのトランペットは、若々しくイカしている。
4.ナカティニ組曲
ケン・マッキンタイアーの名を知ったのは、以下のアルバムがあってのこと。
エリック・ドルフィーを聞くために、入手したアルバム。
「ルッキング・アヘッド ケン・マッキンタイアー with エリック・ドルフィー」
ジャケットに、二人の顔の写真、ケン・マッキンタイアーの目つきが悪い。
ケン・マッキンタイアーの演奏は、嫌味はないが、ぎこちなさが感じられる。
それは、独特の魅力でもある。
それで、気まぐれで、もう一枚、別ののものを聞いてみようかと思った。
「YEAR of IRON SHEEP:イヤー・オブ・アイアン・シープ」(1962 EMI)
直訳すると「鉄の羊の年」となるが、どういう意味合いがあるのか。
CDに収録されているのは、以下の6曲。
1.セイ・ホワット
2.アライズン
3.ローラ
4.96.5
5.コスモス
6.サムデイ
〈1~4の演奏〉
ケン・マッキンタイアー(fl,as)
ジャッキー・バイヤード(p)
ロン・カーター(b)
ベン・ライリー(ds)
〈5の演奏〉
ケン・マッキンタイアー(fl,as)
ジャッキー・バイヤード(p)
ロン・カーター(b)
ルイス・ヘイズ(ds)
〈6の演奏〉
ケン・マッキンタイアー(fl,as)
ジョン・M・ルイス(tb)
エド・スタウト(p)
アーマッド・アズ、アブダル・マリク(b)
ルイス・ヘイズ(ds)
「セイ・ホワット」から、聞きだして、なかなかだなあと感じた。
ケン・マッキンタイアーは、ミュージシャンとして、その存在感を感じさせる。
セシル・テイラーの「ルッキング・アヘッド」(コンテンポラリー)が録音されたのは、1958年のこと。
ピアノをメロディー楽器でなく、打楽器として扱う奏法が注目された。
それは、ハンマー奏法などと呼ばれた。
新しいジャズの展開とされたが、それから60年を超える歳月が流れた今となっては、新しさは感じられない。
やっぱり、あまり愉しくないなと遠ざけられていると言えるか。
〈パーソネル〉
セシル・テイラー(p)
アール・グリフィス(vib)
ビュエル・ナイドリンガー(b)
テニス・チャールズ(ds)
〈曲〉
1.ルヤ! ザ・グロリアス・ステップ
2. アフリカン・ヴァイオレッツ
3.オブ・ホワット
4.ウォーラリング
5.トール
6.エクスカーション・オン・ア・ウォプリー・レール(ぐらぐらする汽車にのって遠くへ)
グラント・グリーン(GRANT GREEN)の「アム・アイ・ブルー」(1963 Blue Note)
〈演奏者〉ブルーノートが誇るファンク・リズム隊。
ジョニー・コールズ(tp)
ジョー・ヘンダーソン(ts)
グラント・グリーン(g)
ジョン・パットン(org)
ベン・ディクソン(ds)
〈収録曲〉
1.アム・アイ・ブルー
2.テイク・ジーズ・チェインズ・フロム・マイ・ハート
3.アイ・ワナ・ビー・ラヴド
4.スイート・スランバー
5.フォー・オール・ウィ・ノウ
グラント・グリーンのギターが気に入って、いつしかCDも何枚も家の棚にある。
リストアップしてみた。
「オレオ」と「ナイジェリア」は、演奏にソニー・クラークが加わったもの。
2枚ワンセットでも売られている。
〈グラント・グリーン・コレクション:リーダー・アルバム〉
1961 グランツ・ファースト・スタンド(Blue Note)
1961 グリーン・ストリート(Blue Note)
1962 サンデイ・モーニン(Blue Note)
1962 グラントスタンド(Blue Note)
1962 ナイジェリア(Blue Note)
1962 オレオ(Blue Note)
1962 ボーン・トゥ・ビー・ブルー(Blue Note)
1963 ザ・ラテン・ビット(Blue Note)
1963 フィーリン・ザ・スピリット(Blue Note)
1964 アム・アイ・ブルー(Blue Note)
1964 アイドル・モーメンツ(Blue Note)
1965 マタドール(Blue Note)音
1965 トーキン・アバウト(Blue Note)
1966 抱きしめたい(Blue Note)
1970 グリーン・イズ・ビューティフル(Blue Note)
1972 グラント・グリーン・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス(Blue Note)
グルーヴィなジャズが愉しめる。
ホレス・パーランのピアノ。
スティープルチェイスからのアルバム。
ベースはかのニールス・ペデルセン。存在感のあるベースマンである。
ドラムは、トニー・インザラコで、どんどん、ドスンドスン。
トリオの演奏。
1975年のレコーディング。
「ノー・ブルース:No Blues」
〈収録曲〉
1.ノー・ブルース
ニールス・ペデルセンのベースにホレス・パーランがピアノを添えていくところがある。
2.愚かなりし我が心
3.ジョーンズ嬢に会ったかい?
ドラムではじまる。
4.アーマッドのテーマ
5.ハイ・フライ
6.エデンの西
エデンの園の東のことは、よく耳にします。
西はどうなっているかご存知ですか。
優しい雰囲気の曲です。
この曲、前にケニー・ドリューで聞いた。
7.ホリー・ランド
8.ダーン・ザット・ドリーム
グラント・グリーンの「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」(1961 Blue Note)
演奏者たちの顔ぶれで、聞こうと思ったアルバムだ。
グラント・グリーン(g)
アイク・ケベック(ts)
ソニー・クラーク(p)
サム・ジョーンズ(b)
ルイ・ヘインズ(ds)
グラント・グリーンとソニー・クラークは、相性がいいとの定評。
くぐもったようなテナーの音を出すアイク・ケベックを聞きたい。
1.いつか王子様が
2.ボーン・トゥ・ビー・ブルー
アイク・ケベックのテナーで、曲がはじまる。
憂愁をたたえた響き、思わず聞き入る魅力がある。
そして、グラント・グリーンのブルージーなギター。
3.ボーン・トゥ・ビー・ブルー(別テイク)
ソニー・クラークのピアノが、フロントを支えるように奏でられる。
4.イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユウ
ジャズ・ムードいっぱい。
5.バック・イン・ユア・オウン・バック・ヤード
6.マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ
「わたしの唯一無二の恋」と訳せるだろうか。
穏やかで、ロマンチックなギター。
優しくつつみこむようなテナー・サックス。
7.カウント・エヴリー・スター
8.クール・ブルース
ちょっとテンポが速まり、小粋な感じ。
ソニー・クラークのピアノ・ソロが愉しめる。
9.アザー・スペース
グラント・グリーンのオリジナル。
オーネット・コールマンの「クロイドン・コンサート」から、“バラッド”。
オーネット・コールマンの音楽上の革新性とは別に、“サッドネス”や“バラッド”が顕著に示している何らかの情動をバックにした音が気になる。
かろうじて持ちこたえている矜恃だろうか。
崩れてはいない。
おおらかではない。
苦しさに慣れると、あんなになるか。
いろいろに思う。
僕がオーネット・コールマンに初めて接したのは、「タウンホール1962」の“ドーナッツ”や“サッドネス”だった。
ドーナッツ盤を買ってきて、聞いたように覚えている。
何度も何度も聞いた。
僕は、何かを求めていた。
夜、ベランダで黒い木々を見ていた
この前、Kに会ったよ
Kは、小学校の頃の級友
Sは、どうしてるのかな
すくすく育ったのびやかな奴だった
背も高かった
僕には少しまぶしい存在でもあったなあ
一本の木がざわざわ揺れた
その木だけが揺れた
S君、もしかして死んでしまったの
来てくれたのか
ナット・キング・コールとナタリー・コールの「アンフォアゲッタブル」。
アーチー・シェップの印象が変わるだろうかと、2001年録音の「デジャ・ヴ」(Venus)の「枯葉」他を聞いた。
音そのものは、よく出て、ふくよかさもあるけど、聞き手の感情への思いがないようだ。
たちの悪い独りよがり。
LPの日本盤ジャケットには、AN EVENING WITH ORNETTE COLEMANとある。
「オーネット・コールマンとの宵」とでも訳せるか。
この前、新宿のディスク・ユニオンで、「クロイドン・コンサート」とジャケットにあるCDを見つけた。
確かこのアルバムは、LP2枚組で、持っていたはずと思い出した。
家に帰って確認した。
RECORDED LIVE AT FAIRFIELD HALL, CROYDON LONDON "29TH AUGUST 1965
ジャケット裏面に、こう表記してある。
ロンドン・クロイドンのフェアフィールド・ホールでのライブ録音、と。
「オーネット・コールマンとの宵<1>」
Side A.1.サウンズ・アンド・フォームス・フォ・ウィンド・クインテット
Side B.1.サッドネス
2.クラージマンズ・ドリーム
「オーネット・コールマンとの宵<2>」
Side A.1.フォーリング・スターズ
2.サイレンス
Side B.1.ハッピー・フール
2.バラード
3.ドーナッツ
「オーネット・コールマンとの宵<1>」のSide Aは、ヴァーチュオーゾ・アンサンブルによる演奏である。
後は、「ゴールデン・サークル」と同じ3人。
オーネット・コールマン(as,tp.vin)
デヴィッド・アイゼンソン(b)
チャルズ・モフェット(ds)
久しぶりに聞くオーネット・コールマンの音は、なんとも懐かしく、胸に沁みる。
何かを追い求め、虚空に手を伸ばしていた僕が、そこにいる。
何を得たかとなるとはっきり言えぬが、手を伸ばしていたこと自体が何かをもたらした。
聞いて、決して、愉しくはないが、それでいいのだ。
CD盤もあった方が、聞くのに便利でいいかな。
若き日に聞いた「タウンホール1962」(ESP)の「サッドネス(悲哀)」が、僕の心にグッサリ刺さっていて、「クロイドン・コンサート」でも、「サッドネス」の演奏が、一番印象的だった。
セシル・テイラーは、“ホンモノ”だ。
セシル・テイラーと演っていることで、アーチー・シェップも生きている。
セシル・テイラーの「セシル・テイラーの世界」(1960 CANDID)の一曲目「エアー」を聞いて、そう感じた。
久しぶりに、アーチー・シェップのサキソフォーンの音を聞いて、フリー・ジャズのスターのひとりであるセシル・テイラーは、どんなだったかな、特に好きになることはなかったが、今の俺はどう感じるかなと思った。
初めから終わりまで、疾走している。
アルバート・アイラーのような魂の声というのでなく、エリック・ドルフィーのように、音楽に没頭する超越性のようなものが感じられた。
その音楽の中で、アーチー・シェップは、それなりの役割を果たしているようだ。
音楽のスタンスをつくっているのは、セシル・テイラーで、その中で。
「セシル・テイラーの世界」は、初期の作品だ。
「ジャズ・アドバンス」があって、「ルッキング・アヘッド」があって、その後に、「セシル・テイラーの世界」がある。
昔買ったLPの中に「ジャズ・アドバンス」がある。それも、聞き直してみよう。
実は、「ルッキング・アヘッド」を買おうと思って、ディスク・ユニオンに由ったが、見当たらなく、かわりに手にしたのが、「セシル・テイラーの世界」。
「エアー」を聞いて、さすがと感じた。
フリー・ジャズ云々でなく、音楽としての迫力を感じた。
「ジャズ・アドバンス」の中のセシル・テイラー作の曲「ソング」を聞く。
ここでは、スティーヴ・レイシーがソプラノ・サックスが加わっている。
いずれにしろ、セシル・テイラーの存在感は、半端ではない。
さて、「セシル・テイラーの世界」の2曲目以降を聞こう。
2.ジス・ニアリー・ウォズ・マイン
3.ポート・オブ・コール
4.E.B
5.レイジー・アフタヌーン
セシル・テイラーは凄いけど、聞き続けるのはしんどい。
疲れる。
現代音楽であって、愉悦が味わえない。
結局、そうい言うことで、敬して遠ざけると言う結末に。