鬼と女とは

2014-09-29 | 読書
 先日、安達ヶ原の鬼婆のことで確認したいことがあって、次の二冊を手にした。
 いずれも、ペラペラめくった程度。
 また、謡曲の「安達ヶ原(黒塚)」は読み直した。
 ・日本の鬼/近藤喜博著/講談社学術文庫
 ・鬼の研究/馬場あき子著/ちくま文庫
 近藤著には、安達ヶ原の鬼女伝説が記されていた。
 どういうことがあって鬼女となったという話である。
 他にも、日本の文化を知るうえで、貴重な記述が盛りだくさんのようで、そのうち、落ち着いて読みたい。
 馬場著は、以前から気になっていたもので、読む機会ができてよかった。
 これも、落ち着いて読みたい一書。
 馬場著のはじめの方に、堤中納言物語の「虫めづる姫君」のことが取り上げられ、その中にある「鬼と女とは人に見えぬぞよき」との一節が紹介され、解釈されていた。
 興味が湧き、いま、堤中納言物語を手にしている。
 内容に関しては、いずれ感想を書くこともあるかも知れない。

雲は流れて

2014-09-05 | 【断想】音楽
 向かいのビルの窓に、流れる雲が映っていた。
 フォーク・クルセダーズの歌を思い出した。
 サトウハチローの作詞、加藤和彦の作曲だ。
  白い雲は流れ流れて 今日も夢はもつれ わびしくゆれる
  悲しくて悲しくて とてもやりきれない
  この限りないむなしさの 救いはあるだろうか