LET' GET LOST

2020-09-03 | 【断想】音楽

 Chet Baker sings and plays(1955 PJ)
 1955.2.28 recrded(以下、収録曲の2,4,6,9)
 チェット・ベイカー(vo,tp)
 ラス・フリーマン(p)
 レッド・ミッチェル(b)
 ボブ・ニール(ds)
 バド・シャンク(fl)
 コーキー・ヘイル(harp)
 &ストリングス
 1955.3.7 recrded(上記外の収録曲)
  チェット・ベイカー(vo,tp)
 ラス・フリーマン(p)
 カーソン・スミス(b)
 ボブ・ニール(ds)
 このアルバム、1955年の「Chet Baker sings」の第2巻と言っていいのかな。
 収録曲の冒頭をかざる「LET' GET LOST:レッツ・ゲスト・ロスト」は、後年、映画タイトルとして用いられた歌曲名。
 これは、死の前年に、サウンドトラック盤となっている。
 その歌う声は、いくらか鼻にかかり、チェット・ベイカーの若い心は感じられるものの、声にくすみが増している。
 聞く身になれば、若いときの歌の方に美しさがあっていい。
 人生の苦渋を感じたければ別だが。
 1.LET' GET LOST
 2.THIS IS ALWAYS
 3.LONG AGO AND FAR WAY
 4.SOMEONE TO WATCH OVER ME
 5.JUST FRIENDS
 6.I WISH I KNEW
 7.DAYBREAK
 8.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
 9.GREY DESEMBER
 10.I REMEMBER YOU
 声もトランペットもクールだ。
  嫌味がない、やさしい少年の美しさが感じられる。
 モダン・ジャズのプレイヤーには、いろんな人がいるが、チェット・ベイカーの静かな透き通った池のような美しさは素敵だ。
 そんな延長線上に麻薬のことがあったり、からだの衰えがあったりして、ホテルの窓から落ちての死があった。
 その時、彼は何を見たのだろう。


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1 コメント

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チェット・ベイカー良いですね! (金ちゃん)
2020-09-04 17:15:08
はじめまして。金ちゃんです。
お洒落で、やんちゃなチェット・ベイカー
ペットも旨いが勿論ヴォーガルも大好きです、
ご紹介のアルバムも大変良いですね!
私も以前チェット・ベイカーのブログ掲載しました。
TANNOYでクラシックジャズを聴きたくて
随分回り道をしています。
今後も記事楽しみにしています。

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