白から朱へ

2013-09-29 | 【草花】ETC
 十日前に、白いレース状の飾りがついたカラスウリの花を見た。
 昨日、別の場所だが、朱色の実を見た。
 野山にも、遅れ気味の秋が進行している。

萩寺で彼岸花

2013-09-25 | 【草花】ETC
 八王子の萩寺という呼び名をもつ寺に行った。
 萩の花が、霊園の通路に両側からかぶさるように咲いていた。
 また、この季節、彼岸花も咲く。
 日本では、彼岸花というと不吉な感じがある。
 しかし、外国では違うようだ。
 なんとも面白い形状と言えば、その通りなのだ。

「現代の名碗」

2013-09-24 | 【断想】ETC
 休日の午後、虎ノ門の菊池寛実記念智美術館で開催中の「現代の名碗」展へ。
 実は、川喜田半泥子の「写」なる茶碗を持っている。
 それもあって、どうしても本物の作品が観たかった。
 できれば、手にとりたかったが、それはかなわなかった。
 写真は、案内チラシより。

冬牡蠣よ

2013-09-13 | 【断想】牡蠣
 今年は、牡蠣を食べる機会が少ない。
 岩牡蠣はもう季節はずれか。
 そして、既に、-erのつく月。
 冬牡蠣が出回っていい季節となっている。
 広島産の養殖牡蠣は、猛暑のせいで今年は出荷が遅れるとのこと。
 しかも、育ちにも懸念されるところがあると。
 水温や雨量が影響しているようだ。
 今後の僥倖を願うばかりだ。

もっとゆったり

2013-09-13 | 【断想】ETC
 明日は、木々を眺めながらの散歩ができるだろうか。
 ここのところ、静かなうちにゆっくりすることが少ない。
 そうすると、このブログに出すような原稿が書けない。
 写真は、「杜鵑」。
 しばらく前に撮ったものだ。

古代人の霊性を

2013-09-04 | 読書
【本の紹介】
●古事記の宇宙/千田稔著/中公新書/2013年3月25日発行/882円(税込み)
 「古事記」に対し、その性格、思想的背景をはじめ、海、山、植物、鳥、身体という個別テーマ別にアプローチしている。単に、文学や歴史からの解説でなく、地理、民俗、植物等の学識からのところが凄い。著者の論述の基調には、「古事記」に接することは、「野生を自分の身体に取り戻すこと」という考えがある。古代人がもっていた霊性や祈りの力を現代人によみがえらせようということである。踊りをともない、声を発して表現されたいにしえの歌を全身全霊で受け止めてみようではないか。貴重な一書。

花を知るよろこび

2013-09-03 | 読書
【本の紹介】
●はじめての植物学/大場秀章著/ちくまプリマー新書/2013年3月10日発行/861円(税込み)
 花の美しさや樹木の姿を愉しむことは、暮らしに潤いをもたらす。そして、植物のことをよく知ることは、その愉しみにふくらみをもたらす。本書はタイトル通り、根、幹、葉、花、実の成り立ちなどが語られる。いささか教科書風の堅苦しいところがあるが、基礎知識をおさえておくことは有用である。「訪花者」と言う風雅な言葉にも接する。蜂などのことである。植物は、子孫を残すために昆虫とも共生する。人間は、植物なしには生存がおぼつかないことにも言及、森林を荒らし続ける現代に警告を発する。