PRESTIGE LP7075
SIDE 1
SONNY ROLLINS QUARTET / THE WAY YOU LOOK TONIGHT / 1954
SONNY ROLLINS QUARTET / I WANT TO BE HAPPY / 1954
THELONIOUS MONK TRIO / WORK / 1954
SIDE 2
THELONIOUS MONK TRIO / NUTTY / 1954
THELONIOUS MONK QUINTET / FRIDAY THE THIRTEENTH / 1953
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965)の円熟を示すと言われる「アルカナ」(1925-27)。
「アルカナ」とは、錬金術における奥義のことらしい。
大オーケストラの作品である。
ズービン・メータ指揮、ロスアンゼルス交響楽団(DECCA)で聞く。
20分ばかりの曲である。
もう、100年近く前に作られた曲だけど、もし、あれが、現代人の心の中に響いているのだとしたら・・・などと思いながら聞いた。
新ヴィーン楽派三人の音楽には、楽しめないところがある。
ただ、アントン・ヴェーベルン(1883-1945)には、他の二人とは異なる印象がある。
それで、聞いてみようかと思った。
1928年の作品「シンフォニー op.21」。
2楽章からなる交響曲で、10分くらいの曲。
ピエール・ブーレーズ指揮
ロンドン交響楽団
SONY
妙な臭みはなくていいが、楽しめない。
アルベール・ルーセルの「交響曲第1番」は、「森の詩」と言う名前がつけられている。
その名前にひかれる。
ルーセルの作風は、時とともに変化し、「第3番」は新古典主義の作品、「第1番」は印象派の作品と言われる。
一応、それを念頭に聞いてみようか。
第1楽章:冬の森
第2楽章:春
第3楽章:夏の夕べ
第4楽章:牧神と森の精
「夏の夕べ」、なんだか、広大な景色が見えて、ゆたかな気分になる。
「牧神と森の精」、ルーセルは、森の精をどのようにとらえていたのだろうか。
この森は、鬱蒼とした常緑樹の暗い森ではなさそうだ。さまざまな種類の樹木が混じる明るい森のようだ。その「森の精」も、年老いたおじさんと言うより、若い女性に近いか。
フランス国立管弦楽団、シャルル・デュ指揮(ERATO)
アルベール・ルーセルの「交響曲第3番」。
前から、聞こうと思っていた。
諸井誠は、ルーセルのことをフランス人にしては、ゲルマン的なところがあり、「情緒よりは構成、甘美よりは辛辣」の特徴があると語っている。
果たして、そうなのだろうか。
この「交響曲第3番」については、新古典主義の作と言われる。
フランス国立管弦楽団、シャルル・デュトワ指揮(ERATO)で聞く。
第1楽章:男性的な激しさ:行進
第2楽章:美しさ・優しさ:散歩:自然のなかで、悪天候も、瀑布も・・・
第3楽章:街で友だちなんかと
第4楽章:なにやかやあって、あれこれ思いもしたが、一区切り
「お気に入り」
エデンの東(ヴィクター・ヤング)
愛情物語(カーメン・キャヴァレロ)
ジャニー・ギター(ペギー・リー)
アイル・ビー・ホーム(パット・ブーン)
砂に書いたラブレター(パット・ブーン)
四月の恋(パット・ブーン)
懐かしいメロディーは、少年時代のことを思いださせる。
○○君のところに行ってみようかな。
そんな感覚がよみがえる。
しかし今、それはかなわぬこと。
時は流れた。
僕たちもバラバラに暮らしてる。
年老いてきた。
曲:Ecuatorial:エクアトリアル:イクワトリアル
for bass,4trumpets,4trombones,organ,2Ondes Martennut,and 5percussion
作曲:ヴァレーズ
作曲年:1933-34年
演奏:THE CONTEMPORARY CHAMBER ENSEMBLE
指揮;ARTHUR WEISBERG
バス;THOMAS PAUL:トーマス・ポール
詩:聖歌 マヤの聖典「ポプル・ヴフ」(スペイン語)
創り主たる神に、平穏なる暮らし、一族の繁栄を祈り、感謝を捧げるもの
レーベル:ELENTRA/NONESUCH
クセナキスの「EONTA:エオンタ:存在するものたち」(1963-64)。
ヴァレーズを聞いていたら、クセナキスを聞きたいと思った。
「エオンタ」は、ピアノとトランペット2本、トロンボーン3本の曲。
ピアノは、高橋悠治が弾いている。
LE CHANT DU MONDE盤。
CDは、初期傑作集で、フランス・ディスク大賞を受賞している。
曲は、第1部と2部になっている。
エドガー・ヴァレーズがヴァレーズらしい音楽を作り出した初めの曲、それが「アメリカ」(1918-22)。
10人の打楽器奏者を含むオーケストラの曲。
ブーレーズ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
アンサンブル・インターコンテンポライン
ヴァレーズは、ストラヴィンスキーより一歳下なだけ。
音楽にあたらしい地平をひろげたと思われる。
ストラヴィンスキーより若々しい精神の持ち主であったことを感じる。
何というか、つまらないこだわりを捨てたすがすがしさのようなものを感じる。
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965)は、パリで数学、工学、音楽を学び、その後、アメリカに渡って活躍。
1930-33年の作品「アイオニゼーション:電離」。
42の打楽器と2のサイレンのための曲。
どういうわけか、つい耳を傾ける現代曲のひとつ。
ヅービン・メータ指揮、ロスアンゼルス交響楽団、ロスアンゼルス・パーカッション・アンサンブル(DECCA)で聞く。
5分ばかりの曲である。
アルベール・ルーセル(1869-1937)の「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 op.28」。
1924年の作曲である。交響曲第2番のあと、第3番の前の作曲。
3楽章構成。
ヴァオリン:Pierre Doukan ピエール・ドゥカン
ピアノ:Thérèse Cochet テレーズ・コシェ
ERATE
室内楽というのは、つい聞き流してしまうことが多い。
ルーセルの曲で、収録CDをもっているもの。
バレエ音楽「バッカスとアリアドネ」
バレエ音楽「蜘蛛の饗宴」
室内楽「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番」