“レスビアン詩女神”

2024-08-12 | 読書

プサップファと言うのは、サッポーのレスボスにおける呼び名。
サッポーは、紀元前7世紀の詩人で、女神のひとりにも列せられた。
小アジアのレスボス島のエレソスというところに生まれた。
澁澤龍彦著の「女のエピソード」(桃源社 昭和47年)では、
“レスビアン詩人 サッフォー”として紹介されている。
サッポーは、生涯の最後に男に恋をしたと言う。
それが紺碧のイオニア海に身を投げることにつながったそうだ。
「ギリシア抒情詩選/呉茂一訳/岩波文庫」より
サッポオの詩をひとつ
山颪が
樫の木並に
ふきくだつやう
戀よこの
むらぎもの
心とよもす
イアニス・クセナキスに“プサッファ”と言う曲がある。
“プサッファ”と訳されているが、Psapphaでサッポーのこと。
パーカッション・ソロの1975年の作品である。
手元に、スティーブン・シックとゲルト・モルテンセンの演奏した2枚がある。

 


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