子どもが、一心に地に目を走らせている。
どんぐりを拾っていた。
なんだか、その姿が、なつかしかった。
西脇順三郎の詩には、どんぐりが出てくる。
「旅人かへらず」の37
暮るるともなき日の
恋心
山里の坂
どんぐりの果の恋しき
どんぐりを拾っていた。
なんだか、その姿が、なつかしかった。
西脇順三郎の詩には、どんぐりが出てくる。
「旅人かへらず」の37
暮るるともなき日の
恋心
山里の坂
どんぐりの果の恋しき
【本の紹介】
●里山資本主義/藻谷浩介・NHK広島取材班/角川ONEテーマ21/2013年7月10日発行/\781
本屋で、この本を見かけた時から気になっていた。しかし、またあとでということにしていた。その後、時間つぶしに入った本屋で、改めて手にして見た。著者に、藻谷とあった。以前、アベノミクスの問題点を指摘している論文を探していたとき、ある雑誌で見かけた名前だった。私にしては、めずらしく、その経済関係論文を読んだ。とても興味深く、参考になったので、確かメモもとった。安倍政権が進める金融緩和の影響、実態等が書かれていた。
「里山資本主義」は、「マネー資本主義」と対比されて、語られている。日本経済の今後がテーマではあるが、われわれの生き方、暮らし方の今後のことが書かれている。現在の経済システムのもつ脆弱性を克服していくための、サブシステム、バックアップシステムとしての「里山資本主義」ということである。既に、動きのある「里山資本主義」の実態も報告されている。
そこには、サブやバックアップという表現ではもの足りない大きな価値があるように思った。「マネー資本主義」の虚構やストレスからの解放、健康の回復の方法、・・・・。とても、刺激に満ちた本であった。本当は、その内容を具体的に紹介できればいいのだが、改めてとしよう。
文化的には、森の思想、アニミズムの復活にも結びつくところがあるのでないか。
●里山資本主義/藻谷浩介・NHK広島取材班/角川ONEテーマ21/2013年7月10日発行/\781
本屋で、この本を見かけた時から気になっていた。しかし、またあとでということにしていた。その後、時間つぶしに入った本屋で、改めて手にして見た。著者に、藻谷とあった。以前、アベノミクスの問題点を指摘している論文を探していたとき、ある雑誌で見かけた名前だった。私にしては、めずらしく、その経済関係論文を読んだ。とても興味深く、参考になったので、確かメモもとった。安倍政権が進める金融緩和の影響、実態等が書かれていた。
「里山資本主義」は、「マネー資本主義」と対比されて、語られている。日本経済の今後がテーマではあるが、われわれの生き方、暮らし方の今後のことが書かれている。現在の経済システムのもつ脆弱性を克服していくための、サブシステム、バックアップシステムとしての「里山資本主義」ということである。既に、動きのある「里山資本主義」の実態も報告されている。
そこには、サブやバックアップという表現ではもの足りない大きな価値があるように思った。「マネー資本主義」の虚構やストレスからの解放、健康の回復の方法、・・・・。とても、刺激に満ちた本であった。本当は、その内容を具体的に紹介できればいいのだが、改めてとしよう。
文化的には、森の思想、アニミズムの復活にも結びつくところがあるのでないか。
先日、五島美術館の庭で、オレンジ色の実のようなものをつけた木を見た。
「これはなんだろう」と、みんな言ったが、誰も名前が分からなかった。
植物に関心を持ち出して、何年も経つが、名前が分からないものが圧倒的多数。
「これはなんだろう」と、みんな言ったが、誰も名前が分からなかった。
植物に関心を持ち出して、何年も経つが、名前が分からないものが圧倒的多数。
先日、旧友に誘われて、お茶会に行った。
薄茶、濃茶、そして点心。
晴れた日で、茶室を出て、紅葉の庭を散歩した。
いいひとときであった。
しかし、しっくりしないものがあった。
茶の精神そのものは別にして、実際には、形式的で、世俗的屈託のかたまりになっていないか。
そんな風に感じた。
もっと楽しくなくては。
もてなしをする側に立たないと、つまらないものかも知れない。
薄茶、濃茶、そして点心。
晴れた日で、茶室を出て、紅葉の庭を散歩した。
いいひとときであった。
しかし、しっくりしないものがあった。
茶の精神そのものは別にして、実際には、形式的で、世俗的屈託のかたまりになっていないか。
そんな風に感じた。
もっと楽しくなくては。
もてなしをする側に立たないと、つまらないものかも知れない。
政治理念や党派にこだわること。
こだわらぬ人を周りに多く見るにつけ思う。
少数派であることをしみじみ感じる。
そう言えば、学生時代からそうだった。
こだわると言っても程度の差でしかないかも知れぬが。
それにしても、今の政党自体、こだわっていないから成り立っている。
もの想う秋です。
こだわらぬ人を周りに多く見るにつけ思う。
少数派であることをしみじみ感じる。
そう言えば、学生時代からそうだった。
こだわると言っても程度の差でしかないかも知れぬが。
それにしても、今の政党自体、こだわっていないから成り立っている。
もの想う秋です。