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ノクターン

2024-10-28 | 【断想】ETC

 一昨日
 浅川を越えて歩いていたとき
 萩の花を見た
 風に揺れていた
 それで
 京都の修学院離宮の萩の花をめでていた女人のことを思い出した
 昨日は、第50回衆議院議員選挙の投票日だった
 当選者の名前を見ていたら
 人のつながりで
 またその女人を思い出した
 選挙では、「裏金」でかしましかった
 異常なかしましさだ
 夜想曲でも・・・・
 Chopin
 The Nocturnes
 Elisabeth Leonskaja
 apex
 レオンスカヤの音は
 さわやかだ

 


“阿修羅像”

2024-10-19 | 【断想】ETC

 夏に二度、興福寺の阿修羅像をみる機会があった。
 以前より、近畿方面に所用があり、その帰りに時間がとれるときには、近鉄奈良駅あたりを散歩する。
 そのようになったのは、春日大社に自生している梛の木を見たいというのがはじまりだった。
 そうして、興福寺にも必ず寄る。「八部衆」、「十大弟子」や「四天王像」は、何度見ても厭きることはない。
 日本の最高の美術品のひとつと思っている。
 改めて、田中英道氏による「日本美術全史」を開く。
 とても素晴らしい本で、いつも手に取れるようにしている。
 「・・・・このような如来、菩薩より一段低い仏法の守護神が残されたことは、その表現がより人間に近いだけに当時の息吹が印象づけられる。・・・・・まず名高い『阿修羅像』である。戦闘の神として三面六臂の姿をしているが、そのような激しさよりも、少年の三様の姿が一人にこめられているようで興味深い。人間の能力が顕在化されている姿のようなのだ。・・・・・・その生動感溢れる顔の表現はまるで人間のもとの姿に戻って力を発揮しているのでないかと思わせる。・・・・」
 最近は、休日には興福寺でもとめた線香に火をつけ、香りを愉しむ。


“阿修羅像”

2024-09-27 | 【断想】ETC

 今週の月曜、興福寺の阿修羅像の眼を見つめていた。
 八部衆それぞれの眼を見つめた。
 いささか時間をかけて見つめた。
 いにしえの仏師は何を思っていたのか。
 興福寺の阿修羅は、何を見ているのか。
 阿修羅像の前にいるのは、何回目だろうか。
 確か、六月の末にもいた。
 僕は、何度でも、阿修羅像の前に立っていたい。
 売店で、「阿修羅香」を買った。
 気楽にお土産に買えるような線香だ。


祝福

2023-11-23 | 【断想】ETC

 先日、金沢でKに会った。
 Kは、小学校時代の友人。
 いつも一緒に遊んだ8~9人の仲間の半分は亡くなっている。
 あの世から、Kと僕が、顔をあわせているのを見たら、
 きっと祝福してくれるだろう。
 Kとは、僕たちが過ごした金沢をあちこちを巡った。
 小学校や中学の周辺、犀川のほとり、猿丸神社・・・・。
 甲ばこ蟹も食べた。


極光の恋

2021-05-17 | 【断想】ETC
西脇順三郎「旅人かへらず」の75
誰が忘れて行ったのか
この宝石
この極光の恋を

二行目の「宝石」を変えて遊ぶことができる。
例えば、「ミシン」や「こうもり傘」でも成り立つ。
読者は、それなりに受けとめるはずだ。
この75番の三行は、168番まで並ぶ流れのなかにあること、まず、西脇順三郎が、作ったと言うことが大切だ。


うたたねの夢

2021-05-16 | 【断想】ETC
式子内親王・まどちかき竹の葉すさぶ風の音にいとどみじかきうたたねの夢
木々が風にざわつく音は、気持ちをさっぱりさせてくれる。
その音は、木によって異なり、竹の葉は竹の葉の音をたてる。
その音を耳にしつつ、はっと気づく、意識を失っていた、うたたねと。
式子内親王の歌を取りあげてきて、これで二十首、一区切りとしよう。

忍ぶ恋

2021-05-16 | 【断想】ETC
式子内親王・玉の緒よたえなばたえねながらへばしねぶる事のよわりもぞする
百人一首にもあるよく知られた歌。
命をかけても忍ばなくてはならぬ恋とは・・・・・。
式子内親王は、後白河天皇の第三皇女で、賀茂斎院をつとめたりした。
権力をめぐる激しい動きに取り巻かれていた。
特殊な境遇にあったことを思う。

春にかすめる

2021-05-15 | 【断想】ETC
式子内親王・いまさくら咲きぬと見えてうすぐもり春にかすめる世のけしきかな
桜の季節は過ぎてしまった。
でも、この歌も取り上げたい。
その季節には、薄曇り、霞む景色が、それらしい。
式子内親王全歌集・改訂版(錦仁編・おうふう・昭和62年)をかたわらに、気に入った歌をピックアップし、一言づつ、わたしの思いを添えてきた。
見当違いのものもあるかも知れない。
前にも同じようなことをしたと思う。
今回は、あと五つくらい残っている。


語らひし空

2021-05-15 | 【断想】ETC
式子内親王・ほととぎすその神山の旅まくらほのかたらひし空ぞわすれぬ
神聖なる杜で
旅路にあるかのような夜
あなたと言葉を交わしましたね
ほととぎすがなく季節
あの時の朝の空が忘れられません


ときのまの夢

2021-05-15 | 【断想】ETC
式子内親王・ときのまのゆめまぼろしになりにけんひさしくなれしちぎりとあおもへど
夢にだいぶ前に亡くなった友人が出てきた。
仕事仲間の集まりがあって、それが終わって、行ける者たちで飲みに出かけた。
ワイン・クラブみたいな見かけが洒落た店だった。
中は、長いカウンターがあるただの居酒屋。
彼を見て、嬉しくて、「やあ、なくなったとばかり思っていたよ。いま、どうしてるんだ」と声をかけた。
彼の京都での葬儀に行ったことは、夢のなかでは、思い出せなかった。
この夢によって、当時の友人たちのことが、若くて元気な自分達のことを思い出した。