歴史的名盤 「スターダスト」

2022-03-05 | 【断想】音楽

 ライオネル・ハンプトンの「スターダスト」(1947 DECCA)。
 第二次世界大戦が終結してまもなくの頃、1947年8月4日、アメリカ・カリフォルニア州パサデナのシビック・オーディトリアム(パサデナ市公会堂)での演奏である。
 ジャズのラジオ番組のディスク・ジョッキー等をしていたジーン・ノーマンなる人が行った「第3回ジャスト・ジャズ・コンサート」でのジャム・セッションからつくられたアルバムである。
 ライブ・レコーディングで、当時の雰囲気が伝わってくるものとなっている。
 ライオネル・ハンプトンは、ジャズの世界にヴィブラフォンを持ち込んだミュージシャンであり、バンド・リーダー。
 アルバムのジャケットは、文字ばかりで、次のように記されている。
 GENE NORMAN PRESENTS
 THE“ORIGINAL”LIONEL HAMPTON
 STAR DUST
 BY LIONEL HAMPTON ALL STARS
 演奏しているのは、ライオネル・ハンプトン・オール・スターズ(ライオネル・ハンプトンと彼のジャスト・ジャズ・オール・スターズ)。
 収録されているのは以下の4曲で、ライオネル・ハンプトン自身が演奏に加わっているのは、1曲目の「スターダスト」だけ。
 2~4曲は、ライオネル・ハンプトンなしのザ・ジャスト・ジャズ・オール・スターズで、曲によって少しメンバーが入れ替わっている。
 1.スターダスト
 2.ワン・オクロック・ジャンプ
 3.ザ・マン・アイ・ラヴ
 4.オー、レイディ・ビー・グッド
 聞いていて、楽しい気分にさせてくれる演奏である。
 こまかいテクニック、録音技術云々ではないのである。
 演奏者も聴衆も、このひと時に喜びに感じていると言う雰囲気なのだ。


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