今宵の花は

2011-11-06 | 【断想】ETC
 友人に券をもらい、能楽堂へ。
 「忠度」を観た。
 千載集に「読み人知らず」として収められた平忠度の歌。
 さざ波や志賀の都は荒れにしをむかしながらの山ざくらかな
 能には次の歌がある。
 行き暮れて木の下陰を宿とせば花や今宵のあるじならまし
 思いを果たせぬままに、多くの人が死んでいく。
 だからといって、何をすればほんとうに満たされるのか。

丘を眺める

2011-11-06 | 【樹木】ETC
 久しぶりに、木々のつらなる丘を眺める。
 今朝は、雨に煙っている。
 まだ、紅葉はあまり見られない。
 しかし、近くの犬四手や欅の葉は色づきだしている。
 そうだなあと思う。
 俺には、こんな時と場が大切と。