シャルル・ボードレールの詩集「悪の華」は、十代の頃から手元にある。
何度も、手に取っているが、通読したことがない。
今回も、そういうことになった。
1861年版「悪の華」(堀口大學訳)の「幽鬱と理想」の85篇を読んで、これでやめようと思った。
全体で、126篇だから、結構付き合ったとも言えるか。
個々の詩の理解には足りないものが多いと思うが、ボードレールの精神と言うのは、それなりに感じたと思う。
ボードレールの精神は、解脱や超越というところからは遠いな、そこには行き着かないタイプだなとの印象をもった。
その存在を否定はしないが、いつも一緒にいたら、気が滅入ってしまうだろうなと感じた。
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