“リベルタンゴ”

2024-08-10 | 【断想】音楽

 アストル・ピアソラのアルバムで、同名の「リベルタンゴ」を、前に聞いた。
 BGMインターナショナルのCD2枚組のものだ。
 1984年、マル・デル・プラタのロキシー劇場での演奏である。
 今回のは、アストル・ピアソラの自作自演シリーズ第3集「リベルタンゴ」のMade in the EUの11トラックからなるCD一枚盤。
 1.リベルタンゴ
 2.アメリタンゴ
 3.レバシオン
 4.ブエノアイレス零時
 5.孤独の歳月
 6.失われた小鳥たち
 7.バンドネオン
 8.シータ
 9.アディオス・ノニーノ
 10.我が死へのバラードリベルタンゴ
 11.ロコへのバラード
 お馴染みの曲が多い。
 6、10、11では、ヴォーカルも加わる。
 ピアソラは、ミルバのヴォーカルを賞賛していた。
 このヴォーカルを聞くと、前に聞いたミルバの迫力を思い出す。

 


“ミュージック・マタドール”

2024-08-10 | 【断想】音楽

 エリック・ドルフィーのアルバム「カンヴァセイションズ」は、元は「ザ・エリック・ドルフィー・メモリアル・アルバム」(VEE-JAY)と言う名前。
 1968年にプレスされたLP盤を持っている。
 日本のファンハウスと言う会社から発売されたCD盤も持っている。
 先日、新宿のディスク・ユニオンで、「カンヴァセイションズ」と名づけられたCD盤を見つけたので、いささかためらったが、これもコレクションと思って買った。
 収録曲は、以下の4曲で、旧盤と較べると、3と4が、入れ替わっている。
 1.ジターバグ・ワルツ
 2.ミュージック・マタドール
 3.ラヴ・ミー
 4.アローン・トゥゲザー
 この日本のシムコ・ジャパンなる会社から発売されているCD盤に付いている解説は、岩浪洋三氏が書いている。
 ジャズ・ジャーナリストにもいろんなタイプの人がいるが、ジョン・コルトレーンの評はそれなりだが、アルバート・アイラーやエリック・ドルフィーの評には適さない人がいるように感じる。
 それは、ハングリー精神や真の独自性・創造性へのアプローチができない人のように見えるのだ。岩浪氏は、そんなタイプのように感じる。
 それは、おそらく育ち方によって発生する性格の違いのように思う。
 それは、ともかく、エリック・ドルフィーの演奏は、いつも僕を魅了する。
 ドルフィーは、1でフルート、2と4でバス・クラリネット、3でアルト・サックス。