窓から見ていた古書店
のちに行ってがっかり
揃っていたのは漫画本
希望はなかなか成就しない
期待は期待している時が花
そんなことが多い
そうであっても
希望や期待はわいてくる
てなわけで
存分に酒をくらう日よ
のちに行ってがっかり
揃っていたのは漫画本
希望はなかなか成就しない
期待は期待している時が花
そんなことが多い
そうであっても
希望や期待はわいてくる
てなわけで
存分に酒をくらう日よ
扉のむこうに少しだけ
パキラのうす緑の葉が見えた
夏ゆえか
それだけだけど
あたらしく若い生命を感じた
今日から、ブーメラン・シリーズ
舞い戻ってしまったところで
パキラのうす緑の葉が見えた
夏ゆえか
それだけだけど
あたらしく若い生命を感じた
今日から、ブーメラン・シリーズ
舞い戻ってしまったところで
【本の紹介】
●戦国武将の辞世/加藤廣著/朝日新書/2017年5月30日発行/760円
タイトルと中味がいささか違う。戦国時代の武将たちを中心に、辞世であったり、生前に語った言葉のアンソロジーである。例えば、蓮如が生前に語った言葉や毛利元就の「三本の矢」の話。
それぞれの武士他の人物評価、その言葉の背景等が記されているが、なんだかスカッとしたところがない。著者にある何らかの屈託のせいだと思う。
宮本武蔵では、「我ことにおいて後悔せず」がとりあげられている。一聞、いさぎよさをあらわすかのような言葉であるが、著者は次のように指摘。
「考えようによっては女々しい」として、「逆説的に捉えれば、その心中では、いつも、自分の人生は失敗ではないかと疑っていたのではないか」と。これには、納得した。そして、先日、友人達が、某氏を偲んで刊行した本の表紙に、「我ことにおいて後悔せず」の言葉が印刷されていたのを思い出した。某氏の好きな言葉だったのだろう。某氏の生き方のことが気になった。
以下、本の中にある歌で、いいなと思ったもの。
豊臣秀吉:露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢
佐々成政:かく計り 替り果てたる 世の中に 知らでや雪の 白く降るらん
黒田長政:此の程は 浮き世の旅に 迷い来て 今こそかへれ 安楽の空
武蔵坊弁慶:六道の 道のちまたに 待てよ君 後れ先立つ 習ひありとも
大谷吉継:契りあらば 六つの衢に 待てしばし おくれ先立つ たがひありとも
細川ガラシャ:散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なり 人も人なり
浅野内匠頭:風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん
●戦国武将の辞世/加藤廣著/朝日新書/2017年5月30日発行/760円
タイトルと中味がいささか違う。戦国時代の武将たちを中心に、辞世であったり、生前に語った言葉のアンソロジーである。例えば、蓮如が生前に語った言葉や毛利元就の「三本の矢」の話。
それぞれの武士他の人物評価、その言葉の背景等が記されているが、なんだかスカッとしたところがない。著者にある何らかの屈託のせいだと思う。
宮本武蔵では、「我ことにおいて後悔せず」がとりあげられている。一聞、いさぎよさをあらわすかのような言葉であるが、著者は次のように指摘。
「考えようによっては女々しい」として、「逆説的に捉えれば、その心中では、いつも、自分の人生は失敗ではないかと疑っていたのではないか」と。これには、納得した。そして、先日、友人達が、某氏を偲んで刊行した本の表紙に、「我ことにおいて後悔せず」の言葉が印刷されていたのを思い出した。某氏の好きな言葉だったのだろう。某氏の生き方のことが気になった。
以下、本の中にある歌で、いいなと思ったもの。
豊臣秀吉:露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢
佐々成政:かく計り 替り果てたる 世の中に 知らでや雪の 白く降るらん
黒田長政:此の程は 浮き世の旅に 迷い来て 今こそかへれ 安楽の空
武蔵坊弁慶:六道の 道のちまたに 待てよ君 後れ先立つ 習ひありとも
大谷吉継:契りあらば 六つの衢に 待てしばし おくれ先立つ たがひありとも
細川ガラシャ:散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なり 人も人なり
浅野内匠頭:風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん
シルヴァーノ・ブソッティ。
前衛音楽の旗手のひとりと言われた。
それからずいぶんと時が経った。
ブソッティにふれたエッセイを読んでいたら、
あんがい小柄な人とあった。
てもとにあるCDに収められている曲。
La Passion selon Sade(サドによるパッション):室内神秘劇 30:34
Le bal Miro 1981 25:25
The Rara Requiem(ラーラ・レクイエム) 1969 44:13&69:55
Bergkristall(水晶)バレエ音楽 1972-3 29:53
Lorenzaccio Symphony 12:48
聴いてみようか
Le bal Miro
いわゆるそんな曲
特別の感興はない
人はどうしてこんなものをつくりだしてしまうのか。
会場のざわめき
あれは何か。
前衛音楽の旗手のひとりと言われた。
それからずいぶんと時が経った。
ブソッティにふれたエッセイを読んでいたら、
あんがい小柄な人とあった。
てもとにあるCDに収められている曲。
La Passion selon Sade(サドによるパッション):室内神秘劇 30:34
Le bal Miro 1981 25:25
The Rara Requiem(ラーラ・レクイエム) 1969 44:13&69:55
Bergkristall(水晶)バレエ音楽 1972-3 29:53
Lorenzaccio Symphony 12:48
聴いてみようか
Le bal Miro
いわゆるそんな曲
特別の感興はない
人はどうしてこんなものをつくりだしてしまうのか。
会場のざわめき
あれは何か。
シルヴァーノ・ブッソッティ
1931年フィレンツェ生まれ
17歳年上だ
現代音楽を聞こうとしていた頃があった
その折にブッソッティの名前を知った
かわった作曲家ということで記憶している
その音楽はまるっきり覚えていないが
CDが数枚あった
その一曲を聴いてみようかと思う
初期の代表作とされる「サドによる受難曲」
1965-66年に書かれた室内楽つきの聖史劇
お化け屋敷に入ったかのようだ
女のけたたましい叫び声でびっくり
音楽を覚えていなかったのは
途中で嫌になって聞くのをやめたからではないか
音の強弱大小起伏があって
聞き流すBGMにはならない
1931年フィレンツェ生まれ
17歳年上だ
現代音楽を聞こうとしていた頃があった
その折にブッソッティの名前を知った
かわった作曲家ということで記憶している
その音楽はまるっきり覚えていないが
CDが数枚あった
その一曲を聴いてみようかと思う
初期の代表作とされる「サドによる受難曲」
1965-66年に書かれた室内楽つきの聖史劇
お化け屋敷に入ったかのようだ
女のけたたましい叫び声でびっくり
音楽を覚えていなかったのは
途中で嫌になって聞くのをやめたからではないか
音の強弱大小起伏があって
聞き流すBGMにはならない
ジミー・スミス
トップ・ハモンド・オルガン奏者
オルガンで他との比較を許さぬずば抜けた魅力にあふれている
つべこべ言う必要がない爽快感がある
スピードがあって、ソウルフルなのだ
好きなジャズ・プレイヤーのひとり
トップ・ハモンド・オルガン奏者
オルガンで他との比較を許さぬずば抜けた魅力にあふれている
つべこべ言う必要がない爽快感がある
スピードがあって、ソウルフルなのだ
好きなジャズ・プレイヤーのひとり
アーチー・シェップの「ファイア・ミュージック」
時代の産物でもあるか
ブラック・ナショナリストとしてのシェップ
1965年2月にマルコム・Xが殺される
アメリカにおける人種差別には
まだ歴然としたものがあった
それは忘れてはいけない
B面トップは、マルコム追悼の詩を含む曲
作詩、朗読はアーチー・シェップ自身
人を引きこむ迫力がある
時代の産物でもあるか
ブラック・ナショナリストとしてのシェップ
1965年2月にマルコム・Xが殺される
アメリカにおける人種差別には
まだ歴然としたものがあった
それは忘れてはいけない
B面トップは、マルコム追悼の詩を含む曲
作詩、朗読はアーチー・シェップ自身
人を引きこむ迫力がある
今朝は木の香りがする
昨日の雨のゆえか
隣の神社との境に生えている
唐鼠黐の花が咲いている
きっとそのせいである
四谷の上智大学のグラウンドあたりに
おおきなトウネズミモチの木がある
電車の窓からいつも見る
昨日の雨のゆえか
隣の神社との境に生えている
唐鼠黐の花が咲いている
きっとそのせいである
四谷の上智大学のグラウンドあたりに
おおきなトウネズミモチの木がある
電車の窓からいつも見る