“アラバマに星落ちて”

2022-01-30 | 【断想】音楽

昨日、「エラ&ルイス:Ella Fiyzgerald & Louis Armstroog」(1956 Verve)で、「アラバマに星落ちて」を聞いた。
今日は、この曲を「キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ」(1959 MURCURY)で聞こう。
それから、「スタン・ゲッツ・プレイズ」(1952 Verve)で。


“ナウ・ザ・タイム:Now's The Time”

2022-01-30 | 【断想】音楽

 チャーリー・パーカーの傑作「ナウ・ザ・タイム:Now's The Time」(1952-1953 Verve)。
 このアルバムの録音は、「ジャズ・アット・マッセイ・ホール:Jazz At Massey Hall」(1953 debut)の前と後の2回のセッションの折である。
 既に、パーカーは、麻薬と病魔におかされていたが、この時の演奏には、その影響はみられないとされている。
 収録されているのは、13曲。
 1.ザ・ソング・イズ・ユー
 2.レアード・ベアード
 3.キム
 4.キム
 5.コズミック・レイズ
 6.コズミック・レイズ(別テイク)
 7.チ・チ(Take.1)
 8.チ・チ(Take.3)
 9.チ・チ(Take.4)
 10.チ・チ
 11.アイ・リメンバー・ユー
 12.ナウズ・ザ・タイム
 13.コンファメーション
 2曲目の「レアード・ベアード」のベアードは、晩年、同棲していた愛人チャン・リチャードソンとの子(男)で、チャールズ・ベアード・パーカーのこと。
 3曲目、4曲目のキムは、チャン・リチャードソンの連れ子(女)。可愛がっていたそうだ。
 CDに付いていた油井正一氏の解説には、パーカーの家族のことが記されている。
 3回結婚している。チャンは、入籍していない。
 〈演奏メンバー〉
 1~6は、1952年12月の演奏で以下の顔ぶれ。
 チャーリー・パーカー(as)
 ハンク・ジョーンズ(p)
 テディ・コティック(b)
 マックス・ローチ(ds)
 7~13は、1953年8月の演奏で以下の顔ぶれ。
 チャーリー・パーカー(as)
 アル・ヘイグ(p)
 パーシー・ヒース(b)
 マックス・ローチ(ds)
 チャーリー・パーカーが、ジャズ史に大きな足跡をのこしたこと、ジャズに新しい展開をもたらしたこと、「天才」とか、「モダン・ジャズの父」とか呼ばれるのは、それはそれでいいのだろう。
 そこから一歩引き、音そのものを聞くと、チャーリー・パーカーは、魂のなかの何かをうったえると言うタイプではなく、音楽表現の拡張に熱意を燃やしたように思う。


ニューオリンズ組曲”

2022-01-30 | 【断想】音楽

 「ニューオリンズ組曲:New Orleans Suite」(1970 Atlantic)は、デューク・エリントンが、ジャズ発祥の地・ニューオリンズに思いを寄せて書いた組曲。
 1970年のニューオリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバルに際し、主催者側とニューオリンズ市から委嘱されたのである。
 CDには、9曲収録されている。
 1曲目は、「ニューオリンズのためのブルース:Blues For New Orleans」。
 オルガンが使われ、ブルージーな感じを高めている。弾いているのは、ワイルド・ビル・デイヴィス。
 以下、収録曲。タイトルを見れば分かるが、ジャズの先輩たるルイ・アームストロングなどに捧げられている。また、〈美しいデルタ=ミシシッピー川河口域=ニューオリンズ〉讃歌。
  デューク・エリントンの思いが伝わってくる。
 1.ブルース・フォー・ニューオリンズ
 2.バーボン・ストリート・ジングリング・ジョリーズ
 3.ルイ・アームストロングの肖像
 4.美しいデルタへの讃歌
 5.ウェルマン・ブロードの肖像
 6.セカンド・ライン
 7.シドニー・ベシェの肖像
 8.アリストクラシー・ア・ラ・ジャン・ラフット
 9.マヘリア・ジャクソンの肖像


“エラ&ルイ”

2022-01-29 | 【断想】音楽

 「エラ&ルイ:Ella Fiyzgerald & Louis Armstroog」(1956 Verve)。
 ジャケットには、エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングの二人がならんで椅子に腰掛けた写真、その表情を見ただけで、このアルバムがどのようなものであるか想像できる。
 サービス精神旺盛で、歌い奏すると喜びがあふれてくる二人。
 聞く者のハートも温かくしてくれる。
 最高のデュエット。
 バックの演奏陣もなかなかである。
 オスカー・ピーターソン(p)
 ハーブ・エリス(g)
 レイ・ブラウン(b)
 バディ・リッチ(ds)
〈収録曲〉
 1.お友達になれない?
 2.イズント・ジス・ア・ラヴリー・デイ
 3.ヴァーモントの月
 4.誰も奪えぬこの思い
 5.青空の下で
 6.テンダリー
 7.霧深き日
 8.アラバマに星落ちて
 9.チーク・トゥ・チーク
 10.あなたのそばに
 11.エイプリル・イン・パリ
 「ヴァーモントの月」「アラバマに星落ちて」・・・月や星、素晴らしい。


“たそがれのヴェニス”

2022-01-29 | 【断想】音楽

 MJQの「たそがれのヴェニス : No Sun in Venice」(1958 Atlantic)。
 ジョン・ルイスがフランス映画「大運河」のために書いた曲集だ。
 〈パーソネル〉
 ミルト・ジャクソン(vib)
 ジョン・ルイス(p)
 パーシー・ヒース(b)
 オニー・ケイ(ds)
 〈曲〉
 1.ゴールデン・ストライカー
 2.ひとしれず:ONE NEVER KNOWS
 3.ローズ・トルク
 4.行列
 5.ヴェニス
 6.三つの窓 
 〈MJQ コレクション etc〉
 ●ジャンゴ(1953~55 Prestige)
 ●コンコルド(1955 Prestige)
 ●フォンテッサ(1956 Atlantic)
 ●たそがれのヴェニス(1958 Atlantic)
 ●ラスト・コンサート(1974 Atlantic)
 ※ジョン・ルイス/グランド・エンカウンター
 ※ミルト・ジャクソン/プレンティ、プレンティ・ソウル 
 MJQのアルバムではじめて聞いたのは、「フォンテッサ」だった。
 音楽もきれいで、洒落ていたが、ジャケットもそうだった。
 ジャズはジャズだけど、僕には、MJQは、きれいに過ぎて聞こえる。


“マイ・フェイバリット・シングス”

2022-01-29 | 【断想】音楽

 「マイ・フェイバリット・シングス : MY FAVORITE THINGS」(1960.10.21,24,26 Atrantic)。
 ジョン・コルトレーンの人気・傑作盤である。
 ソプラノ・サックスを初めて吹いた作品でもあり、ロング・セラー。
 インド音楽の影響もみられると言われている。
 演奏は、コルトレーン・カルテット。
 ジョン・コルトレーン(ts,ss)
 マッコイ・タイナー(p)
 スティーブ・デイビス(b)
 エルビン・ジョーンズ(ds) 
  収録曲は以下の4曲。
 1.マイ・フェイバリット・シングス
 2.エブリタイム・ウィ・セイ・グッドバイ
 3.サマータイム
 4.バット・ノット・フォー・ミー
 「マイ・フェイバリット・シングス」は、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」挿入歌、ジュリー・アンドリュースが得意とした子どもの歌。JR東海のCMでも使われた曲だ。
 コルトレーンもこの曲と自分の演奏を気に入っていたそうだ。
 このアルバムでは、コルトレーンのいいところが聞ける。
 こう言うのを聞くと、コルトレーンという人が、もともとどういう人であったかをうかがい知るような気がする。
 まじめで、凡庸で、音楽好きで、・・・・それだけで充分だったように思う。
 もっともらしい精神性を前面に出したり、フリーのスタイルをとったりは、余分だったのではないかと。
 そこにいやらしさ等が出て来たのはないかと。
 僕には、そう感じられ、めったに聞かない因となっている。
 【コルトレーン・コレクション(リーダー・アルバム)】
 ●ブルー・トレイン(1957 BLUE NOTE)
 ●ソウルトレーン(1958 Prestige)
 ●ジャイアント・ステップス(1959 ATLANTIC)
 ●マイ・フェイバリット・シングス(1960 ATLANYIC)
 ●ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード(1961 Impulse)
 ●インプレッションズ(1961 Impulse)
 ●バラード(1961,1962 Impulse)
 ●ジ・インナー・マン(1962 Vee Jay)
 ●至上の愛(1964 Impukse)


“ビハインド・ザ・ブルース”

2022-01-28 | 【断想】音楽

 ホレス・パーランがリーダーなら聞こうじゃないかと、手にしたCD。
 ステファン・ウィリアム・オルソンのギターがメインだけど、リズム・セクションは相変わらずで、全体としてジャージーである。
 〈アルバム〉ビハインド・ザ・ブルース:Behind The Blues
 〈レーベル〉LeafageJazz
 〈レコーディング〉2001 9.9&10
 〈演奏メンバー〉
  Horace Parlan Trio featuring Staffan William - Olsson
  ホレス・パーラン・トリオ フューチャリング ステファン・ウィリアム・オルソン
  ホレス・パーラン(p)
  マッズ・ヴィンディング(b)
  エド・シグペン(ds)
  ステファン・ウィリアム・オルソン(g)
 〈収録曲〉
  1.ムーンライト・セレナーデ ※グレン・ミラー
  2.愛の夢 ※リスト
  3.クレイジー ※ウィリー・ネルソン
  4.ザ・ウィナー
  5.シー・フォー・ユアセルフ
  6.ディズ・ガイ ※バート・バカラック
  7.ワン・フォー・ザ・ボス
  8.パーティー・タイム
  9.ノーマ
  10.ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニイ・モア ※デューク・エリントン
  11.スター・ダスト ※ホーギー・カーマイケル
 聞きなれたメロディをもつ曲も多く、親しみやすい。


アット・マッセイ・ホール

2022-01-27 | 【断想】音楽

 1953年、カナダ・トロントのマッセイ・ホールでのライブ録音。
 モダン・ジャズの巨人5人による白熱の演奏が収められた一枚「ジャズ・アット・マッセイ・ホール:Jazz At Massey Hall」(debut)。
 その5人
 チャーリー・パーカー(as)
 ディジー・ガレスピー(tp)
 バド・パウエル(p)
 チャーリー・ミンガス(b)
 マックス・ローチ(ds)
 もう70年近くも前の演奏なのに、古さを感じさせない。
 時代を超えた魅力がそこにあるからか。
 5人が発する音がいきいきと輝いている。
 若い力の炸裂が感じられる。
 演奏者たちの声が聞かれるのも魅力。
 チャーリー・パーカーのアルバムで、これまでで一番いい。
 ミンガスもローチもしっかりした存在感があっていい。
 1,パーディド
 2.ソルト・ピーナッツ
 3.オール・ザ・シングス・ユー・アー52丁目のテーマ
 4.ウィー
 5.ホット・ハウス
 6.チュニジアの夜
 ビ・バップの典型的なアルバムと評されている。
 チャーリー・パーカーが、白いプラスチック製のアルト・サックスで演奏したことでも話題になった。
 


Tenderly:テンダリー

2022-01-26 | 【断想】音楽

“テンダリー”を聞く。
ローズマリー・クルーニーが歌って、世界に知られるようになった歌曲。
夜風、木々とその枝、恋のはじまり・・・・・。
ジャック・ローレンスが詞、ウォルター・グロスが曲。
以下で聞く。
バルネ・ウィランのサキソフォーンで。
サリナ・ジョーンズのヴォーカルで。
チェット・ベイカーのトランペットで。
エラ・フィッツジェラルドのヴォーカル、ルイ・アームストロングのトランペットとヴォーカルで。
アール・クルーのギターで。
今度、ナット・キング・コールのヴォーカルでも。


“CAT WALK : キャット・ウォーク”

2022-01-23 | 【断想】音楽

 ホレス・パーランの“WADIN':ウェイディン”を聞いたせいだ。
 「歩く」と言うことで思い浮かんだ。
 マル・ウォルドロンの“CAT WALK : キャット・ウォーク”。
 1959年の「レフト・アローン」(BETHLEHEM)にある。
 これもベースの音ではじまり、ピアノが寄り添ってくる。
 これには、ホーンは入ってこない。
 スウィンギーで好きな曲だ。
 一人歩きだね。


“WADIN':ウェイディン”

2022-01-23 | 【断想】音楽

 WAIDEN' = WADING : wadeから。
 辞書を引いた。
 wade:(水の中を)歩く。(川などを)歩いて渡る。
 wading poolとなると、公園などの水遊び用のプール。
 先日、ホレス・パーランがピアノを弾くトリオに、ジョー・バン・エンクハウゼンのテナー・サックスが加わった演奏で、“WADIN':ウェイディン”を聞いた。
 夜道を歩く感じでとてもいいとの感想を書いたが、言葉の意味からいったら、水浸しのところを歩くと言うことになる。
 そう言うところを歩くとなると、ゆっくり、慎重にとなる。
 さて、この曲は、ホレス・パーラン自身の作、アルバム「アス・スリー」や「スピーキン・マイ・ピース」にも収められている。
 「スピーキン・マイ・ピース」では、アルバムのトップにこの曲がある。
 これを聞く。
 ジョージ・タッカーの低く響くベースではじまる。
 それはまさに歩む音。
 そこに、パーランのピアノが乗っかる。
 〈気をつけて行こうぜ〉
 アル・ヘアウッドのドラムが、リズムをきざむ。
 スタンリー・タレンタインのテナー・サックスがソロをとる。
 トミー・タレンタインのトランペットが続く。
 ・・・そして、みんなで、ジャブジャブ、水を撥ねながら。
 〈あまりカッコよくはいかないが、泥道の行進だ!〉 


“ブルース・イン・タイム”

2022-01-23 | 【断想】音楽

 ジェリー・マリガンとポール・デスモンドの「ブルース・イン・タイム」(1957 Verve)。
 ウエスト・コーストの香りただよう、いささか大人しげなジャズと言えるか。
 息せき切った激しさはないが、二人のホーンがいきいきしていて、さすがと思わせる。
 ジェリー・マリガンのゴージャスで豊かな音、ポール・デスモンドのさわやかな都会的な音が素晴らしい。
 久し振りに、この二人の音を聞いて、こんなによかったかなと感じた次第だ。
 二人の息は合い、美しい仕上がり。
 ジェリー・マリガン(bs)
 ポール・デスモンド(as)
 ジョー・ベンヤミン(b)
 デイブ・ベイリー(ds)
 演奏は以上の4人、ピアノ・レスである。 
 曲目は以下の7つ。
 1.ブルース・イン・タイム
 2.ボディ&ソウル:身も心も
 3.スタンド・スティル
 4.ライン・フォー・リヨン
 5.ウィンターソング
 6.バトル・フム・オブ・ザ・パブリカン
 7.フォール・アウト


〈スイート・ベイジル・ライブ〉

2022-01-23 | 【断想】音楽

 前から気になっていたCD。
 マル・ウォルドロンの「ERIC DOLPHY & BOOKER LITTLE REMEMBERED LIVE AT SWEET BASIL」(1986 KING)。
 エリック・ドルフィーとブッカー・リトルの1961年のファイブ・スポットでの白熱の演奏を偲んでつくられたアルバム。
 ニューヨーク、スイート・ベイジルでのライブである。
 リズム・セクションは、往時と同じメンバーで、ピアノのマル・ウォルドロン、ベースのリチャード・デイビス、ドラムスのエド・ブラックウェルの三人。
 そして、ブッカー・リトルにかわりトランペットを吹くのはテレス・ブランチャード、エリック・ドルフィーにかわりアルト・サックス、バス・クラリネットを奏するのはドナルド・ハリソンである
 気迫のこもった演奏になっている。
 マルのピアノもずしりと重い。
 演奏されたのは3曲。
 1.ザ・プロフェット ※ドルフィー
 2.アグレッション ※リトル
 3.ブッカーズ・ワルツ ※ドルフィー
 もととなった3曲、「ブッカーズ・ワルツ」は、「AT THE FIVE SPOT vol.1,vol.2」ではなく、「ERIC DOLPHY MEMORIAL ALBUM / RECORDED LIVE THE FIVE SPOT」(1961 PRESTIGE)に収められている。
 スイングジャーナル誌で、ゴールド・ディスクに選定されているアルバムである。
 ジャケットの写真も、ファイブ・スポットの時を思い起こすものとなっている。


“ムーヴィン&グルーヴィン”

2022-01-23 | 【断想】音楽

 ホレス・パーランが、1060年から1963年の間に、ブルーノートにのこした7枚のアルバム。
  1.ムーヴィン・アンド・グルーヴィン(1960.2)※
 2.アス・スリー(1960.4.20)※
 3.スピーキン・マイ・ピース(1960.7.14)※
 4.ヘディン・サウス(1960.12.6)※
 5.オン・ザ・スパー・オブ・ザ・モーメント(1961.3.18)※
 6.アップ・アンド・ダウン:UP&DOWN(1961.6.18)※
 7.ハッピー・フレイム・オブ・マインド(1963)
 きっと、そのグルーヴィーなところが気に入ったのだろう。
 ホレス・パーランのCDを棚に何枚も並べるにいたっている。
 この中の「ムーヴィン・アンド・グルーヴィン:MOVIN'&GROOVIN'」を聞く。
 これは、本格的な初リーダー盤で、演奏は、以下の三人。
 ホレス・パーラン(p)
 サム・ジョーンズ(b)
 アル・ヘアウッド(ds)    
 収録曲は、以下の8曲。
 1.C.ジャム・ブルース
 2.オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
 3.アップ・イン・シンシアズ・ルーム
 4.レディー・バード
 5.バグス・グルーヴ
 6.星影のステラ
 7.ゼア・イズ・ノー・ゲレイター・ラヴ
 8.イット・クッド・ハブン・トゥ・ユー
 よく知られた曲がならぶ。
 ホレス・パーランは、いつもながら、スウィンギーなジャズを愉しませてくれる。
 彼がリーダーのアルバムは、どれもベースが重く響き、演奏にはっきりとした土台を築いているように思う。奏者が違っていても、そうである。
 それが、スウィンギーな魅力をつくっている。
 ハード・バップで、ファンキーでとなる。            


ビッグ・バンド饗宴

2022-01-22 | 【断想】音楽

 デューク・エリントン楽団とカウント・ベイシー楽団の「ファースト・タイム」(1961 CBS)。
 二大ビック・バンドの夢の共演、饗宴である。
 歴史的名盤と評されている。
 レコードは、もとは8曲収録だったものが、CDでは、ボーナス・トラックが付いて、全16トラック。
 CD付解説も、写真が多く使われ、通常よりずっと厚い。
 二人の大物への特別扱いが感じられる。
 もともとの8つのトラックは、以下の通り。
 1.バトル・ロイヤル
 2.トゥ・ユー
 3.テイク・ジ・A・トレイン:A列車で行こう
 4.コーナー・ポケット
 5.ワイルド・マン
 6.セグエ・イン・C
 7.BOB
 8.ジャンピン・アット・ザ・ウッドサイド