アイク・ケベックのリーダー・アルバム「ブルー&センチメンタル」(BLUE NOTE)。
1961年の録音だ。
のびのびしたテナー・サックスの音。
神経質にけたたましく響くことはない。
昭和53年に講談社から発行された「ジャズ・アンド・ジャズ」には、次のように紹介されていた。
「ウォーム・トーンで知られる中間派テナー奏者」、「地味ながらよくうたうソロのムーディかつブルージーな流れが聴きもの」
確かにそうだなと思った。
ともかく、サックスの音の魅力を堪能させてくれる。
〈パーソネル〉
アイク・ケベック(ts,p)
グラント・グリーン(g)
ソニー・クラーク(p)
ポール・チェンバース(b)
サム・ジョーンズ(b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)
ルイス・ヘイズ(ds)
〈収録曲〉
1.ブルー・アンド・センチメンタル
2.マイナー・インパルス
3.オント・テイク・ユア・ラヴ・フロム・ミー
4.ブルース・フォー・チャーリー
5.ライク
6.カウント・エヴリ・スター
1961年、アイク・ケベックは、ブルーノートから、次々とアルバムを出す。
「へヴィー・ソウル」※ファースト・アルバム
「春の如く」
「ブルー・アンド・センチメンタル」と立て続けに。
他に、「イット・マイト・ウェル・ビー・スプリング」。
そして僕の愛聴の一枚となっている「ソウル・サンバ」(1962)。
ホレス・バーラン「ブルー・パーラン」(1978 Steeple Chase)。
ホレス・バーランの重くてブルージーなピアノが気に入って、幾つものアルバムを聞いた。
このアルバムも、そのひとつ。
後藤雅洋氏の名盤紹介本に載っていたので、聞いてみることにした。
ピアノ・トリオの作品である。
〈パーソネル〉
ホレス・バーラン(p)
ウィルバー・リトル(b)
ダニー・リッチモンド(ds)
〈収録曲〉
1.グッドバイ・ポークパイ・ハット
2.サンスポッツ
3.ファーム・ルーツ(強固な根っこ)
4.モンクス・ムード
5.ネイシイ
6.ナイト・ミスト・ブルース(夜霧のブルース)
7.CYNTHIA'S DANCE
8.THERE'S NO GREATER LOVE
「追憶~レフト・アローン:LEFT ALONE REVISITED」(2002 enja)
マル・ウォルドロンとアーチー・シェップのデュオ・アルバムである。
このアルバムの存在は、前から気づいていたが、この二人の名前をみて、重そうだなと敬遠していた。
特に、アーチー・シェップは、好きではない。
若いときの、フリー・ジャズ時代の印象が強い。
ともかく、こけおどし的でつまらなかった。
後年、変化した演奏にも接し、昔の印象だけで拒否するのはどうかとも思っている。
さて、収録トラックは、10。
1.レフト・アローン(朗読)
2.レフト・アローン
3.ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット
4.エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー
5.イージー・リヴィング
6.ホエン・ユア・ラヴァー・ハズ・ゴーン
7.瞳は君ゆえに
8.52番街のブルース
9.アイ・ラヴ・ユー・ボギー
10.レディ・シングス・ザ・ブルース
聞きだして、アーチー・シェップのテナー・サックスの音の質、膨らみのよさを感じる。
それに、表現力というか、演奏テクニックの卓抜さを感じる。
卓抜であるが、そこが、僕には、ありきたりで、俗でしかないように聞こえる。
そう言うところが、好きになれないところなのだ。
でも、そのように思わない方も多いのだろう。
このアルバム、スイング・ジャーナル誌のゴールド・ディスクに選定されている。
アーチー・シェップへの先入観がなかったら、僕も、この演奏を讃えるかも知れぬ。
マル・ウォルドロンの初期のアルバムに、MAL1~4の「マル・シリーズ」がある。
MAL-1 1956 クインテット(2管+3リズム) 初リーダー・アルバム
MAL-2 1957 セクステット(3管+3リズム) セカンド・アルバム
MAL-3 1958 セプテット (チェロやヴォーカルを含む異色編成)
MAL-4 1958トリオ (ピアノ、ベース、ドラムス)初めてのピアノ・トリオ作品
「MAL-1」は、数十年前に買ったLP盤で持っている。
「MAL-2 」から「MAL-4」は、CDで持っている。
先日、「MAL-3」を新宿ディスクユニオンで見つけ、買った。
「MAL-3」だけが、手元になく、できれば揃えたいと思っていたのだ。
特別に、聞きたいというのでなく、コレクター感覚である。
そういうことで、1~4が揃うことになった。
「MAL-3」を聞くにあたって、この時期のマル・ウォルドロンを理解するうえで参考になるかと、以下を記しておく。
マル・ウォルドロンにとって、ビリー・ホリディの伴奏をしていたことのウェイトは大きいと思われる。
その時期は、1957年4月から1959年7月である。
マル・シリーズのアルバムのレコーディング時期と重なっているので、そのことを覚えておきたい。
さて、「MAL-3」の演奏メンバーと収録曲。
マル・ウォルドロン(p)
アート・ファーマー(tp)
エリック・ディクソン(fl)
キャロ・スコット(cello)
ジュリアン・ユーエル(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
エレイン・ウォルドロン(vo) on 4, 5
1.テンション (MONO)
2.オリーズ・キャラヴァン (MONO)
3.ザ・キャッティン・トッドラー (MONO)
4.ポートレイト・オブ・ア・ヤング・マザー (MONO)
5.フォー・エヴリー・マン・ゼアズ・ア・ウーマン (MONO)
「テンション」から聞きだして、すぐに感じるのは、幾つもの楽器を組み合わせて、なかなか聞かせる音楽作品にっているなと言うこと。
明らかに、ジャズなのだけど、そう言うジャンルを超えた見事さを感じさせる。
エルヴィン・ジョーンズのドラムが、よく聞こえる。
とても、素直な感じだ。
アート・ファーマーのトランペットも、気持ちよく響く。
エリック・ディクソンのフルートも、いい感じ。
「ポートレイト・オブ・ア・ヤング・マザー」と「フォー・エヴリー・マン・ゼアズ・ア・ウーマン」には、ヴォーカルが入る。
「ポートレイト・オブ・ア・ヤング・マザー」は、“若き母の肖像”とでも訳していいのだろうか。
聞いていると、このタイトルとは関係なく、僕には、誰もいない港町の夜道を歩いているような気分になる。
トランペットは、さみしげだ。
ヴォーカルは、スキャット。
「フォー・エヴリー・マン・ゼアズ・ア・ウーマン」のヴォーカルには、歌詞がある。
なんて言ってるのだろう。
マル・ウォルドロンの才を感じるアルバムだ。
バルネ・ウィランのアルバムに次のようなものがある。
・original soundtrack un témoin dans la ville / jazz sur seine (1959 fontana)
・jazz in Paris / jazz sur Seine (1958 EmArcy)
パリでのレコーディング。fontanaである。
日本盤のタイトルは、上は、「オリジナル・サウンドトラック『彼奴を殺せ』」。
下は、「セーヌ川のジャズ/スインギン・パリジャン・リズム」。
これらは、前に、このブログに載せたと思う。
この2枚が、1枚のCDに収められたものがある。
CDを買ってしまってから、それに気づいた。
おもむくままの順番で聞こう。
まず、モンクの「エピストロフィ」。
なかなかかっこいい。
レベルも高い感じ。
「君の温もり」のウォームなムード。
そして、「雲」。
続いて「彼奴を殺せ」。
ケニー・ドーハムのトランペットが魅力的メロディ・ラインを。
郷愁感ただよう「タクシーのメロディ」。
“ゴーイン・ホーム”が思い浮かぶ。
「追跡」、このドラムは、ケニー・クラーク。
そして、「血」。血がゆっくり流れ出す。
「謀略」は静かに。
「限りなき闘い」と続く。サクソフォーン、トランペットが寂しく響く。
映画音楽というのは、それぞれのシーンが想像され、ワクワクするところがある。
「身に迫る危機」、「アンテナ」。
「ブルース」、人の世のいとなみ、ブルージーにもなるさ。
「S.O.S」。
「終焉」、デューク・ジョーダンのピアノに癒しがある。美しい。
さて、「セーヌ川のジャズ/スインギン・パリジャン・リズム」から、もう一度。
こちらは、MJQのメンバーとのもので、「彼奴を殺せ」とは、音楽のおもむきが異なる。
整然とした感じがある。洗練された大人の雰囲気。
ピアノは、ミルト・ジャクソンである。
「スイング39」、「ヴァンプ」、「メニルモンタン」「ジョンズ・グルーヴ」、「B.B.B.:バグズ・バルネ・ブルース」と続く。
「バグズ・バルネ・ブルース」は、グルーヴィーで、かっこいい。
そして、「スインギン・パリジャン・リズム」。
「喜びの道」、「愛ある限り」、そして「マイナーズ・スイング」。
これで、一通り聞いたことになる。
印象に残ったのは、「エピストロフィ」、「タクシーのメロディ」、「B.B.B.:バグズ・バルネ・ブルース」と言うところか。
1988年レコーディングの「ノー・モア・ティアーズ」(Alfa Jazz)には、次の曲。
1.イエスタデイズ
2.ノー・モア・ティアーズ
3.メランコリー・ワルツ
4.ソリチュード
5.ラブ・ミー・オア・リーブ・ミー
6.オール・ナイト・スルー
7.アズ・タイム・ゴーズ・バイ
8.スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ
9.アローン・トゥゲザー
演っているのは、マル・ウォルドロン(p)、パウロ・カルドーソ(b)、ジョン・ベッチ(ds)。
アルバム・ジャケットに、「No Moore Tears ・for lady day」とある。
ビリー・ホリディを偲んでのものである。
「ノー・モア・ティアーズ」、「メランコリー・ワルツ」、「オール・ナイト・スルー」の3曲が、このアルバムのための書き下ろし。
バルネ・ウィランの「サンクチュアリー:SANCTUARY」(1991 Alfa Jazz)。
このアルバムは、「モダン・ノスタルジー」と同時発売だそうだ。
CDの帯に「パリの生めかしいエロティシズムに溢れたシックでおしゃれなジャズ・モダニズム・・・・・」とある。
なんだか、聞いてみたくなるね。
何かを主調したり、求道したりというのでなく、けだるいムードに浸ることをよしとして、そんな時を愉しむというような感じか。
バルネ・ウィランだからこその世界かな。
演奏しているのは、以下の3人。ドラムなしだ。
バルネ・ウィラン(ts,ss)
フィリップ・キャサリーン(g)
パレ・ダニエルソン(b)
〈収録曲〉
1.リカード・ボサノバ
2.ラッキー・トゥ・ビー・ミー
3.スウィング 39
4.ダンス・フォー・ビクター
5.マイ・フーリッシュ・ハート
6.ノー・グレイター・ラブ
7.ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン
8.トランスペアレンス
9.ボヘミア・アフター・ダーク
10.エターネル・デジィー
11.ネム・ウム・タルヴェズ
12.グッバイ
なんとなく、ウトウトしながら聞いていたら、いつしか「グッバイ」。
秋吉(穐吉)敏子の「ザ・トシコ・トリオ」(1956 St0ryville)
〈パーソネル〉
アキヨシ・トシコ(p)
ポール・チェンバース(b)
エド・シグペン(ds)
〈収録曲〉
1.ビトゥイーン・メー・アンド・マイセルフ
2.イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー
3.ノスタルジア
4.ホーム・ワーク
5.マンハッタン・アドレス
6.サンディ・アフタヌーン
7.ブルース・フォー・トシコ
8.蘇州の宿
9.朝日の如くさわやかに
アルバムを聞き始めて、ピアノの音を聞いて、奏者が女性であり、日本人であることが強く感じられるなと思った。
音にやさしさがある。
和の香りがただよってくる。
エド・シグペンのドラムに和太鼓の気配。
「ブルース・フォー・トシコ」、ポール・チェンバースのベースで始まる。
ブンブンブンブン・・・・・・。
アキヨシ・トシコのピアノ、お洒落で、カッコいい。
“ショーボート”と言うと、フィル・ウッズの「ライブ・フロム・ザ・ショーボート」(1976)が思い浮かぶ。
でも、こちらの方が本格的な「ショーボート」。
ジェローム・カン作曲のミュージカル作品「ショーボート」をもとに、その音楽をジャズ化したものだ。
エドナ・ファーバの小説「ショーボート」(1926)から、オスカー・ハマースタインがシナリオを書き、詞を作り、ジェローム・カンが作曲したのである。
アルバム「ショーボート」は、1960年の録音、レーベルはタイム(TIME)。
演奏しているのは、ケニー・ドーハム(tp)、ケニー・ドリュー(p)、ジミー・ヒース(ts)、ジミー・ギャリソン(b)、アート・テイラー(ds)である。
メンバーにケニー・ドリューの名もあり、1960年当時の演奏を聞いてみたいとも思った。
“ショーボート”とは、ショーを行う船、船上で演芸が行われるわけで、ミュージカルの舞台が、そこであるわけだ。
ミュージカルのストーリーには、深刻な側面があるようだが、曲は、なにやら、コミカルである。みんなウキウキと演っている感じである。
トランペットのトーンは、屈託のないもので、それが全体の雰囲気をつくっている。
収録曲は、以下の6トラック。
1.ホワイ・ドゥ・アイ・ラヴ・ユー
2.ノーバディ・エルス・バット・ミー
3.キャント・ヘルプ・ラヴィン・ダット・マン
4.メイク・ビリーヴ
5.オール・マン・リヴァー
6.ビル
「メル・トーメ/アット・ザ・クレッセンド」(1957 ハリウッド Bethlehem)
収録曲中、「枯葉」を聞こうと思った。
メル・トーメは、ゆったり、しっとり歌い上げている。
ヴォーカルでは、他にサラ・ヴォーン、ナット・キング・コール、ナタリー・コール、ヘレン・メリル、モニカ・ルイスらのがある。
気づいたものをあげた。
一通り聞いた。
この中では,ナタリー・コールのが一番しっくりきた。
サラ・ヴォーンは、原曲のしんみり感を楽しむという面では論外。
メル・トーメの「アット・ザ・クレッセンド」には、以下の曲。
前半の曲の方に人をひきつけるものがあると感じた。
1.イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン
2.恋とはどんなもの
3.あの娘のために
4.恋なんてつまらないもの
5.バークレー広場のうぐいす
6.枯葉
7.ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス
8.ガール・ネクスト・ドア
9.恋人よ我に帰れ
10.ルッキング・アット・ユー
11.桃色の罠
12.あかりが見えた
今日は、このアルバムを楽しもう。
久し振りのセロニアス・モンクとジョン・コルトレーンである。
セロニアス・モンク名義の「ファイブ・スポットの伝説」、これは日本名。
「ザ・セロニアス・モンク・カルテット フューチャリング・ジョン・コルトレーン」
〈ライブ・アット・ザ・ファイブ・スポット ディスカヴァリー!〉
1957年の録音、ブルー・ノート盤である。
この録音は、コルトレーン夫人が私的に行ったもので、専門家によるものではない。
従って、音質は悪いが、現場の雰囲気が生々しく伝わってくる。
このアルバムは、貴重な記録であるとの評がある。
でも、聞いているうちに、眠くなる。
ジョン・コルトレーンのサキソフォーンは、私の琴線を弾かない。
「エピストロフィー」、「クレパスキュール・ウィズ・ネリ」は、雑音が多いけど、とてもモンクを感じさせてくれる。これらはいい。
〈演奏メンバー〉
ジョン・コルトレーン(ts)
セロニアス・モンク(p)
アーメド・アブダル・マリク(b)
ロイ・ヘインズ(ds)
〈収録曲〉
1.トリンクル・ティンクル
2.イン・ウォークト・バド
3.アイ・ミーン・ユー
4.エピストロフィー
5.クレパスキュール・ウィズ・ネリー(黄昏のネリー:薄明かりにネリーとともに)
※ネリーは、モンクの奥さん。
そとは、荒天。
台風が近づいている。
時折強い雨。
これでは動物公園へ行けない。
アン・バートンの「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」
アルバムの名は、そうなっているが、英語では、次のようになっている。
「'Early' Burton & more ...:’アーリー’バートン&モア・・・」。
つまり、アン・バートンのファースト・レコーディングの5曲とラスト・レコーディングの5曲のカップリング。
ファースト・レコーディングは1962年で、バックがフラミンゴ・コンボ。
ラスト・レコーディングは1988年で、バックがロブ・アフルベーク・トリオ。
アン・バートンは、素晴らしい感性と表現力をもった人だと思う。
さりげないなかに、とても深い思いが感じられる。
人がもつやりきれない部分やよい部分を分かっている感じだ。
ジャズの女性ヴォーカルで、トップ・クラスの魅力。
〈収録曲〉
1.ジャスト・イン・タイム
2.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
3.レット・ゲット・アウェイ・フロム・イット・オール
4.クローズ・ユア・アイズ
5.バグズ・グルーヴ
6.時さえ忘れて
7.アゲイン
8.ナイス・アンド・イージー
9.アイ・ウォント・ダンス
10.アフターソウツ
アン・バートンのCDが3枚になった。ヴォーカルのレコードは、1枚で終わりが通例で、珍しいこと。
アン・バートンの本名は、ヨハンナ・ラファロウィッチ。
1933年にオランダ、アムステルダムに生まれてイル。
母は、ポーランド移民のユダヤ人。
母は、バートンが三歳の時に再婚。
第二次世界大戦中、母と義父は、ナチスの強制収容所。
家族崩壊、母、義父は親権剥奪。
ソーシャル・ワーカーに育てられる。
歌が好きで、十代の頃から歌手として活躍。
以上が、若い頃のバートン。
バートンの名は、好きな俳優リチャード・バートンにちなんで。
《ジルベルト・ウィズ・タレンタイン》
アストラッド・ジルベルトが、スタン・ゲッツとやったように、スタンリー・タレンタインとボサノヴァをやったアルバム。
1971年のレコーディング、CTIからである。
CTIと言うことで想像できるかも知れないが、ゲッツ盤と違って、フュージョン化。
タレンタインの「シュガー」や「ソルト・ソング」などに近い。
いずれにしろ、くつろぎのひとときをつくってくれるアルバムである。
ヴォーカルで名も高き一枚。
ペギー・リーの「ブラック・コーヒー」。
1953年&1956年録音のDecca盤。
「ブラック・コーヒー」、「あなたはしっかり私のもの」、「イージー・リビング」、「私の心はパパのもの」、「時さえ忘れて」他の全12曲が収録されている。
ペギー・リーは、作曲にも才を示した。
「ジャニー・ギター」もその一曲。
映画「大砂塵」のテーマ曲である。
別CDで、彼女の声で聞こう。
懐かしく胸にグッと来るポピュラー・ミュージック。