先日、小金井公園での陶器市に行った。
抹茶碗をひとつ買った。
広島の金剛窯のものである。
この陶器市は、近くでは、八王子や府中でも、時折、催される。
以前、同じ金剛窯のものだったと思うのだが、確か八王子で、白い抹茶碗を買った。
その後、同じ金剛窯のグレーと白が混じった色の茶碗を買った。
はじめに買った白い茶碗がとても気に入っていた。
お茶をたてると言っても、薄茶だけど、それを使うことが多かった。
ところが、それを落として割ってしまった。
似たものが欲しかった。
幸い、小金井の陶器市に金剛窯のおじさんが店を出していた。
割った茶碗とは、いささか趣が違っているが、白系のものを買った次第。
店のおじさんは、自分が焼いていると言っていた。
結局、そのおじさんのものに魅かれているのかなと思う。
今回、まけてもらおうと、いくらならと、金額を口にした。
その時、わたしの提示金額より低い金額を、おじさんが口にした。
即刻、それで決めた。
家に帰って、テーブルに茶碗を置いたとき、おさまりに少し難があった。
それでも、気に入った。
陶器市には、多くの店が出ている。
あれこれ見ながら、結局、そのおじさんのを選ぶ自分に気づく。
好みというのは、あるものだなと。
写真は、割ってしまい今はなき茶碗。