落羽松の紅葉すすむ

2008-11-04 | 【樹木】落羽松
 多摩動物公園の水鳥園・水牛舎あたりに何本かの落羽松が生えている。そのうちの一本の紅葉が進んでいる。どうして、その一本なのか。日当たりのせいか、今年前半の周辺工事のストレスによるのか。
 紅葉といっても羽状の葉が赤茶色になるというもので、楓の紅葉のような鮮やかな美しさはない。既に木の下には、赤茶の枯葉が積もっている。落羽松の枯葉というのは、積もって、地表をフワフワさせる。


落羽松にやすらぎを

2007-11-07 | 【樹木】落羽松
 あいかわらず、時間があると多摩動物公園を散歩する。
 園内で一番大きく背の高い落羽松が、既に全体的に茶色っぽく黄葉している。ストレスのせいだろうか。その周辺は、今、工事中で、その木のしたには、よくクルマもとまっていた。大丈夫だろうかと気になっていた。
 他の落羽松の葉はまだ、緑である。ただ、すぐ隣の木は幹の中程で折れている。一ヶ月ほど前からだろうか。工事のせいだと思う。
 落羽松は、沼地に生える木。周りの柔らかな土から気根を出す木である。当分、ストレスが続くことだろう。やすらかに、のびのびと暮らせる日の早からんことを祈る。

立派な気根

2007-03-23 | 【樹木】落羽松
 新宿御苑には、立派な木が数多くある。新宿門を入ってすぐ右の道を行くと、ヒマラヤシーダー、レバノンシーダー(2007.3.18 blog)と続き、次ぎにラクウショウ、メタセコイアが生えている。
とりわけラクウショウが大きく育ち立派である。そこには、橋が架けられていて、人が、根を踏んだりしないようになっている。気根がニョキニョキ、地中から伸びているのだ。それがまた、立派である。
 今、多摩動物公園では、アジアの水鳥園と言われるところが、造り直されている。そこに生えていた木々がかなり伐られた。私の好きなラクウショウは伐られていない。だけど、そのすぐ脇を工事用トラックが通っている。もともと土がふわふわしたところである。別名ヌマスギというように、土がやわらかなところの木なのである。根へのダメージが気にかかる。
 ラクウショウが好きな理由のひとつに、その葉のすがすがしさがある。初夏、羽状の葉が青い空に広がると、とても美しい。よく似た葉形をして、同じようにすがすがしさを感じさせる木が、メタセコイアである。和名、アケボノスギ。こちらの羽状の葉は対生、ラクウショウは互生である。 
樹形は、メタセコイアがより円錐に近く、ラクウショウは、比較してこんもりした観がある。中国原産と北米東南部・メキシコ原産という違いもある。いずれも落葉樹であるが、北米西海岸に分布する「セコイア」は、常緑である。
 多摩動物公園の工事、早く終わるといい。ラクウショウがのびのび生きられる環境を整えてくれればと思っている。

秋の落羽松

2006-11-01 | 【樹木】落羽松
 琵琶湖湖岸の落羽松の並木を眺めて、1ヶ月ばかり過ごしたことがある。はじめ見たときは、まだ青々としていたが、その地を離れる頃には、茶色く枯れていた。
 新緑の羽状の葉は、すがすがしく美しい。秋、その葉は、いきなり茶色く枯れだす。紅葉を楽しむということがない。そして、樹形のせいもあろうが、茶色のかたまりのようになって、もっそりした感じがする。見た目が余りよろしくない。
 でも、好きな木のひとつである。