沓掛良彦訳「ギリシア詞華集第10巻」を読んでいる。
勧告詩・教訓詩などを収めた小さな巻である。
パルラダスの次のような詩が、気をひく。
浮世はのう、所詮あそびか芝居小屋、くすむ心をさらりと捨ててかぶきたまえや。
それは御免と言いやらならば、忍びたまえや世の憂さを。
勧告詩・教訓詩などを収めた小さな巻である。
パルラダスの次のような詩が、気をひく。
浮世はのう、所詮あそびか芝居小屋、くすむ心をさらりと捨ててかぶきたまえや。
それは御免と言いやらならば、忍びたまえや世の憂さを。
先輩に、「ほん代」なるものを貰った。
それで、いささか高価でためらっていた本を買った。
「西洋古典叢書 ギリシア詞華集3」である。
訳は、沓掛良彦。
発行は、京都大学学術出版会。
酒をめでる詩などを読みたかった。
ひとつひとつが短く、自分がおかれた状況にかなっていた。
以下は、パルラダスの詩のひとつ。
世に在る人は誰とても、ついには死ぬるがその運命。
死すべき身として生まれ、明日という日に己が生きてあるかを知る者なし。
さればおい、人間よ、これおばとくと心得て、大いに陽気にやるがいい、
存分に酒喰らい、死なんぞは忘れてな。
こんなはかない生を生きるのだから、アプロディテの愉しみを尽くすがよい、
そのほかのことは何もかも、運命女神の手にゆだねてしまうのさ。
それで、いささか高価でためらっていた本を買った。
「西洋古典叢書 ギリシア詞華集3」である。
訳は、沓掛良彦。
発行は、京都大学学術出版会。
酒をめでる詩などを読みたかった。
ひとつひとつが短く、自分がおかれた状況にかなっていた。
以下は、パルラダスの詩のひとつ。
世に在る人は誰とても、ついには死ぬるがその運命。
死すべき身として生まれ、明日という日に己が生きてあるかを知る者なし。
さればおい、人間よ、これおばとくと心得て、大いに陽気にやるがいい、
存分に酒喰らい、死なんぞは忘れてな。
こんなはかない生を生きるのだから、アプロディテの愉しみを尽くすがよい、
そのほかのことは何もかも、運命女神の手にゆだねてしまうのさ。
プロメテウスは、神の国から火を盗み、人間に与えた。
ゼウスは怒り、プロメテウスを山の岩に鎖で縛りつけた。
鷲が飛来し、プロメテウスの腹を裂き、肝臓を喰った。
肝臓は、夜のうちに再生した。それで、
プロメテウスは、来る日も来る日も、苦しんだ。
以上は、ギリシア神話。
子どもの頃、プロメテウスの腹を突く鷲の絵を見た。
肝臓のことを書いておきたかった。
ゼウスは怒り、プロメテウスを山の岩に鎖で縛りつけた。
鷲が飛来し、プロメテウスの腹を裂き、肝臓を喰った。
肝臓は、夜のうちに再生した。それで、
プロメテウスは、来る日も来る日も、苦しんだ。
以上は、ギリシア神話。
子どもの頃、プロメテウスの腹を突く鷲の絵を見た。
肝臓のことを書いておきたかった。
明け方に夢をみた
俺たちは三人連れで
海岸線をクルマではしっていた
前方の素晴らしい景色に
クルマをとめ降りた
しばし夢中になって写真を撮った
友人のところにもどると
にこやかで嬉しそうな顔で
ぼくを見てくれた
なんだか元気になった
俺たちは三人連れで
海岸線をクルマではしっていた
前方の素晴らしい景色に
クルマをとめ降りた
しばし夢中になって写真を撮った
友人のところにもどると
にこやかで嬉しそうな顔で
ぼくを見てくれた
なんだか元気になった
あっけらかんとしていてほしい
己れの気持ちに素直であってほしい
心配の素振りをすればするほど
嘘があらわになってくる
君は阿呆だ
どれだけ何をいっても
何にもならぬこと
分かりきっている
などと、知友人の言動を思ったりする
己れの気持ちに素直であってほしい
心配の素振りをすればするほど
嘘があらわになってくる
君は阿呆だ
どれだけ何をいっても
何にもならぬこと
分かりきっている
などと、知友人の言動を思ったりする