思考の姿勢

2011-05-24 | 読書
 ●ルクレーティウス著/樋口勝彦訳/「物の本質について」/岩波文庫
 エピクロスの哲学が記された書だ。
 アトモス(原子)のことなどが書かれている。
 ただ、ものは原子と空隙でできていると言われても、面白くもない。
 今の時代の人間にとって、そこに新しい知見があるわけではない。
 特に暮らしに役立つわけでもない。
 だけど、ボツボツ読んでいる。
 どうしてだろうか。
 思考の姿勢への関心からか。

隠岐の岩牡蠣

2011-05-24 | 【断想】牡蠣
 出雲の国の知り合いが、隠岐の岩牡蠣をおくってくれた。
 包みを解き、殻を開け、汚れた軍手を慌てて外し、口に入れた。
 最高だね。
 岩牡蠣のシーズンだな。
 ここのところ、オイスターバーに行ってないな。

エーウエンツム

2011-05-23 | 読書
 ●ルクレーティウス著/樋口勝彦訳/「物の本質について」/岩波文庫
 第一巻449-482には次のようなことが記されている。
 ものは、物質(原子)と空虚(空隙)の二つで成り立っている。
 「事件(エーウエンツム)」は、この「二者から生じる結果」である。

原子と空隙

2011-05-20 | 【断想】ETC
 ●ルクレーティウス著/樋口勝彦訳/「物の本質について」/岩波文庫
 第一巻418-448には次のようなことが記されている。
 ものは、物質(原子)と空虚(空隙)の二つで成り立っていて、第三のものはない。

もどかしさ

2011-05-18 | 【断想】ETC
 できの悪い教師が、できの悪い生徒のことを非難していた。
 その一方的な評価に、異論をとなえる情報を持ち合わせていない。
 教師のできの悪さや狡さを知るだけに、信じがたいところが大きいが。
 いずれにしろ、まっとうな教育にならないことは目に見えている。
 生徒の可能性を潰すだけに終わることも予測される。
 もどかしい。
 いたましい。
 おぞましい。

躊躇いを抱かず

2011-05-16 | 読書
 ●ルクレーティウス著/樋口勝彦訳/「物の本質について」/岩波文庫
 第一巻398-417には次のようなことが記されている。
 ここでは、知の探究には躊躇いを抱かず、怠惰に陥ることなく進もう、というようなことが書かれている。

地中海からの罌粟

2011-05-14 | 【草花】ETC
 地中海方面を原産とする長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)。
 色褪せたオレンジ色のその花の名前を知ったのは数年前だ。
 その頃のことだ。
 事務所前の通りに咲いているのを見つけた。
 たまたま道で一緒になった女性に、その花の名を告げた。
 それだけのことだ。
 彼女は、まるで関心がないようだった。
 彼女は長年の知り合いだった。
 俺が野の花のことなど言うとは、思いがけないことだったであろう。
 自分自身、俺が野の花のことを言うなんて、かつて予測できないことだった。

水のなかを魚が

2011-05-13 | 読書
 ●ルクレーティウス著/樋口勝彦訳/「物の本質について」/岩波文庫
 第一巻370-397にも、物の空隙のことが書いてある。
 水のなかを魚が進むことにふれながら、「物体には空虚が混入していて、それによってすべてのものは、運動の最初の開始をすることが可能となる」と。