いつの間にか

2015-03-21 | 【樹木】梅
 ここのところ
 窓のそとが
 白くあかるい
 雪か
 梅の花
 けさは
 満開をこして
 時折
 花びらが落ちていた
 いつの間にか
 梅の季節が
 過ぎようとする
 何故か
 なしたいことを
 なしていないなと

馴染み薄きイスラム

2015-03-14 | 読書
【本の紹介】
●イスラム国の正体/国枝昌樹著/朝日新書/2015年1月30日発行/¥760
 イスラム国関係の本が、次々と出版されている。著者は元外交官で、現地情報に詳しいが、その情報源は、中東各国の支配階層の人が中心でないかと友人に言われた。いずれにしろ、日頃、なじみの薄い地域のことで、もう少し、知っておいた方がいいのかなと思った。あのあたりの人、国、宗教・・・複雑という印象。 

森があって

2015-03-14 | 読書
【本の紹介】
●日本人にとって聖なるものとは何か/上野誠著/中公新書/2015年1月25日発行/¥880
 「古事記」や「万葉集」を中心に、古代の人々が、何をもって、聖なるものと感じていたかが語られている。自然、神、天皇に触れつつ、日本人の心の底にあるものが追究されている。日本の風土と日本人の心の深い関わりが感じられる。木や森の大きな大きなウェィト。

信仰によるエクスタシーゆえ

2015-03-14 | 読書
【本の紹介】
●エクスタシーの神学/菊池章太著/ちくま新書/2014年12月10日発行/¥780
 「神学」と言うなじみの薄いものに幾ばくか触れる事ができたように思う。サブタイトルに「キリスト教神秘主義の扉をひらく」とある。宗教による精神の高揚と肉体への影響、恍惚というか、法悦というか、エクスタシーに達すること、そんな事例が紹介されている。神秘主義はキリスト教に限ったことではない。また、人の肉体に表れる現象から考えると、宗教に限ったことでもない。敬虔な信仰者のエクスタシーと只者のセックスによるエクスタシーが、外から見れば同じということ。それにしても、ベルニーニノ「聖女テレサ」、魅力的だなあ。