〈ニュー・グラス〉

2021-12-31 | 【断想】音楽

 「ニュー・グラス」は、アルバート・アイラーのメッセージではじまる。
 ロック調というのか、ソウル・ジャズというのか、僕にとっては、聞きやすいアルバムである。
 前に、私は、アルバート・アイラーのレコードについては、わりかし多く持っていると書いた。
 以下のアルバムがいつでも聞ける状態にある。
 備忘のため、記しておく。
1962 Something Different!!!!!vol.1,vol.2 /Bird Notes Records (aka The First Recordings Vol. 1,Vol.2 /Sonet)
1963 My Name is Albert Ayler /Debut Records (Reissued on Black Lion Records) (aka free jazz/Freedam) 
1964 Spirits (aka Witches & Devils)/Arista Freedom(Arista Freedom)
1964 Swing Low Sweet Spiritual (aka Goin' Home) /Osmosis Records (Reissued on Black Lion)
1964 Prophecy/ ESP/ Live  
1964 Albert Smiles With Sunny/ Inrespect Records /Live  
1964 Spiritual Unity /ESP (Reissued on Venus Records)  
1964 New York Eye And Ear Control/ ESP  
1964 The Copenhagen Tapes /Ayler Records  
1964 Ghost (aka Vibrations) /Debut (Reissued on Fontana, Freedom)  
1964 The Hilversum Session /Osmosis Records (Reissued on Coppens Records)  
1965 Bells /ESP (Reissued on Venus) /Live  
1965 Spirits Rejoice /ESP (Reissued on Venus)/ Live  
1966 At Slug's saloon, vol. 1 & 2 /ESP (Reissued on Venus)/ Live  
1966 Stockholm, Berlin 1966 Hathut Records Live  (etc The Berlin Concerts-1966/Rely Yable)
1966 Lörrach/ Paris 1966 /Hathut Records/ Live  (etc Jesus/Jazz Galro) 
1966 In Greenwich Village /Impulse/ Live 
1967 Love Cry /Impulse/ Studio
1968 New Grass/ Impulse/ Studio  
1969 Music Is the Healing Force of the Universe/ Impulse/ Studio
1969 The Last Album/ Impulse/ Studio
1970 Live on the Riviera/ ESP/ Live  
1970 Nuits de la Fondation Maeght / Shandar/ Live 
2004 Holy Ghost: Rare & Unissued Recordings (1962–70) Revenant Records 9CD Box set 


サラの「枯葉」

2021-12-31 | 【断想】音楽

 今朝、ベランダに枯葉が散らばっていた。
 夜、風があったのだろう。
 枯葉のシーズンも終わりだけど、以下の名盤。
 サラ・ヴォーンの「クレイジー・アンド・ミックスド・アップ」(1982 PABLO ユニバーサルミュージック)に収められている。
 そこで、スキット・オンリーの「枯葉」を聞くことが出来る。
 もうここまでくると、「枯葉」だか何だかわからない。
 他に、「時さえ忘れて」、「ザッツ・オール」、「ラブ・ダンス」等が収録されている。
 聞いていて、ほんとうに上手いなあと思う。
 「枯葉」を普通に歌詞も聴きたければ、ナット・キング・コールあたりがいい。


〈イエスタデイズ〉

2021-12-31 | 【断想】音楽

 今年も今日でお終い。
 過ぎ去りし日々を思う〈イエスタデイズ〉を聞こうか。
 ビリー・ホリディやヘレン・メリルが歌った。
 バド・パウエルやマル・ウォルドロンが弾いた。
 広く知られた、ジャズのスタンダード・ナンバー。
 今日は、ポール・チェンバースのアルコの低く響く音で。
  それから、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズで。
 ここで、トランペットを吹いているのは、ケニー・ドーハム。
 ついでに、クルフォード・ブラウンのトランペットも。
 これは、ストリング付で、朗々と歌い上げられる。
 スタンリー・タレンタインのテナー・サックスも。
 デューク・ジョーダンのピアノでも。
 ここでは、エディ・バートのトロンボーン。


〈プレンティ・ソウル〉

2021-12-31 | 【断想】音楽

 ミルト・ジャクソンのビブラホンを彼のリーダー盤で聞きたいと思っていた。
 MGQのメンバーとしての演奏より、彼のよりブルージーで、ソウルフルな側面がはっきり現れると聞いていたので。
 「プレンティ、プレンティ・ソウル」(1957 Atlantic)。
 演奏者の中に、ロニー・ピータースとあるのは、キャノンボール・アダレイのこと。
 小学校の1、2年の頃、弥生町小学校に通っていた。
 クラスメイトにビブラホンを演奏する女子がいた。
 ビブラホンの音を聞いたのは、その時が初めてだと思う。
 ヘーッきれいな音だなと思ったことを覚えている。
 でも、好きにはならなかった。
 ビブラホンは、リズムとメロディーを打ち出せる楽器と言われ、ジャズ楽器として高く評価されたりる。
 その通りかも知れないが、その美しい音色は、必ずしもジャズ向きとは思わない。
 軽くなってしまう 
  ビブラホンを奏する女子もかわいい子だったが、好きなタイプではなかった。


〈彼奴を殺せ〉

2021-12-30 | 【断想】音楽

 バルネ・ウィランのアルバム「サウンドトラック・彼奴を殺せ」(fontana)。
 演奏メンバーが、バルネ・ウィラン、ケニー・ドーハム、デューク・ジョーダン、ポール・ロヴェール、ケニー・クラークと魅力的。
 「彼奴を殺せ」、「絞首刑」・・・と曲が続く。
 エピクロスの「断言」(出隆、岩崎允胤訳)から一節。
  もし神が人間の祈りをそのまま聴き届けていたならば、人間はすべて、とっくの昔に亡びていたであろう。というのは、人間はたえず、たがいに、多くのむごいことを神に祈ってきているから。
 この一節をどう思うか、キリスト教の牧師に話したことあるけど、何の反応もなかったな。


〈ネイチャー・ボーイ〉

2021-12-30 | 【断想】音楽

 バルネ・ウィランの〈ネイチャー・ボーイ〉。
 アルバム「ティルト:TILT」で聞く。
 1957年のコーディングだ。
 この曲の歌詞には不思議な少年が登場する。
 そして、この曲には不思議な魅力がある。
 なにやら形而上の思いに誘うところがある。
 バルネ・ウィランに「ネイチャー・ボーイ」というアルバムがある。
 録音年も、出典も記されていないものだ。
 バルネ・ウィラン演奏曲の寄せ集めアルバムのようだ。
 同じもののように聞こえる。
 断言ができない。
 バルネ・ウィランの魅力を愉しむにはいいが、記録の無いのはちょっと残念だ。


アイラーの〈ラスト・アルバム〉

2021-12-29 | 【断想】音楽

 アルバート・アイラー、死の前年1969年8月に、ニューヨークでスタジオ録音されていたものだ。
 インパルスからの「ザ・ラスト・アルバム」。
 1曲目の「Untitled Duet」は、エレクトリック・ギターとアイラーのバブパイプのデュエット。
 2.アゲイン・カムズ・ザ・ライジング・オブ・ザ・サン
 3.オール・ラブ
 4.トイリング
 5.デザート・ブラッド
 6.バース・オブ・マース
 7.ウォーター・ミュージック
 なんだか、遂にこのアルバムに接することになったかとの感慨がある。
 以前から、このアルバムの存在は知っていたが、CDショップで見かけることがなかった。
 また、無理にさがすこともしなかった。
 フォンダシオン(FONDATION)での最後のライブを聞いて、アルバート・アイラーのとりこみたいになって、あれこれ聞いて、そして、「ザ・ラスト・アルバム」は、最後にしようと思っていた。
 人は感性が異なり、アイラーに対する評価もさまざまだが、僕は素晴らしいと感じている。
 あのように人の魂を表現できる人が他にいたろうか。
 但し、このアルバムはいまいちかな、試験的要素が多すぎるように思う。
 入手したCDは、一枚に「ラブ・クライ」も収められている。
 聞く者に強くうったえるものがあるのは「ラブ・クライ」の方だな。


ストックホルムとベルリンで

2021-12-29 | 【断想】音楽

 アルバート・アイラーの主なレコードで聞いてなかった一枚である。
 「アルバート・アイラー ストックホルム、ベルリン 1966」(1966年11月、hat OLOGY)。
 先日聞いた「ALBERT AYLER QUINTET  The Berlin Concerts-1966:アルバート・アイラー・クインテット ザ・ベルリン・コンサート-1966」と同じ時、所での別録音である。
 CDには、8曲収録されていて、前半の4曲は、スウェーデン・ラジオによるストックホルムでの録音、後半の4曲はベルリン・ジャズ祭でのライブ録音。
 二管とヴァイオリンのクインテットによる演奏で、顔ぶれは以下。
 アルバート・アイラー(ts)
 ドナルド・アイラー(tp)
 ミシェル・サムソン(violin)
 ビル・フォルウェル(b)
 ビーヴァー・ハリス(ds) 
 1.Truth Is Marching In
  2.Omega(Is The Alpha)
  3.Our Prayer-Bells
  4.Infinite Spirit-Japan
  5.Truth Is Marching In
  6.Omega(Is The Alpha)
  7.Our Prayer-Truth Is Marching In
  4.Ghosts-Bells
 ここらの時期の演奏、なかなかいい。
 フリーの魅力を残しながら、情にうったえるメロディのよさもある。
  「Infinite Spirit-Japan」を聞いて、いつもと雰囲気が違うなと感じて、ジャケットを見たらファラオーサンダース作曲と記してあった。おもしろいと感じた。
 先日の「ザ・ベルリン・コンサート-1966」は録音がおそまつだったが、こちらは、しっかりしている。
 僕がコレクター的傾向を持っているのは、アルバート・アイラーに対してだ。
 かつて、「ベルズ」のアルバムが、さまざまな色合い他で発売され、面白いと思って見つけたら買っていたのが始まりだった。
 長年、アルバート・アイラーには、関心を持ち続けたので、LP,CD合わせて、50枚を超えている。


〈キス・オブ・スペイン〉

2021-12-27 | 【断想】音楽

新宿のディスクユニオン・ジャズ舘で、チェット・ベイカーのところを見る。
〈キス・オブ・スペイン〉が収められていると言う「ノー・プロブレム」なるアルバムをさがした。 しかし、無かった。
それで、〈キス・オブ・スペイン〉の作曲者であり、演奏者のデューク・ジョーダンのところを見てみた。
なんと、「キス・オブ・スペイン」なるアルバムがあるではないか。
聞いてみようと思った。
デューク・ジョーダンの「ジェラシー」なるアルバムにある〈ジェラシー~キス・オブ・スペイン〉がとてもよかったので、もっと聞きたかったからだ。
アルバム「キス・オブ・スペイン」(エマーシー/フォノグラム)は、1989年5月、日本でのスタジオ録音である。
演奏しているのは、デューク・ジョーダンの他は、富樫雅彦(ds)、井野信義(b)の日本人二人。
なにやら、グッと抑えた気分が、ピアノの音にある。
テンポはゆるい。
富樫雅彦のドラムは、マレットを使って、トントコ、ポコポコ・・・・。
僕は、〈ジェラシー~キス・オブ・スペイン〉の静かで美しい演奏の方が好きかな。
ポコポコと音がするので、静けさの質が変わった感じがする。
チェット・ベイカーがトランペットを吹くとどうなるか気になるなあ。


キス・オブ・スペイン

2021-12-26 | 【断想】音楽

 今夜は、デューク・ジョーダンの「ジェラシー~キス・オブ・スペイン」を聞こうか。
 タンゴの名曲と自作をつなげてのひとつ。
 「キス・オブ・スペイン」は、なんだか晴れやかな気分になれる美しい曲。
 デューク・ジョーダンがピアノを弾いいているチェット・ベイカーのアルバム「ノー・プロブレム」にも収められているという。
 そう言えば、そのアルバムを捜したことがあった。
 確か見つからなくて、そのままになって、忘れていた。
 


ラブ・クライ

2021-12-26 | 【断想】音楽

 久し振りに、アルバート・アイラーのアルバム「ラブ・クライ」。
 8曲収録のLP盤で聞く。
 CDでは、11トラックになっている。
 1曲目の「ラブ・クライ」では、なくてもいいんじゃないのと思われるアイラーのヴォーカルが聞ける。
 ここらから、フォンダシオン(FONDATION)の最後のライブにいたるまで、朗々と奏でるアイラーがいる。
 それによって、叫びの部分もよりよくなり、意味をもつ感じになっている。


アップ&ダウン

2021-12-26 | 【断想】音楽

 ホレス・パーランが、1060年から1963年の間に、ブルーノートにのこした7枚のアルバム。
 1.ムーヴィン・アンド・グルーヴィン(1960.2)
 2.アス・スリー(1960.4.20)
 3.スピーキン・マイ・ピース(1960.7.14)
 4.ヘディン・サウス(1960.12.6)
 5.オン・ザ・スパー・オブ・ザ・モーメント(1961.3.18)
 6.アップ・アンド・ダウン(1961.6.18)
 7.ハッピー・フレイム・オブ・マインド(1963)
 この中の「アップ・アンド・ダウン:UP&DOWN」。
 演奏は、この時期いつもの三人。
 ホレス・パーラン(p)
 ジョージ・タッカー(b)
 アル・ヘアウッド(ds)    
 それに、ブッカー・アーヴィン(ts)とグラント・グリーン(g)の二人が加わってのプレイ。
 これによって、どのような膨らみができるか、楽しさが増えるかが焦点になる。
 以下の7曲。
 1.ザ・ブックス・ビート
   リズミックで、気分のいいジャズ。
   ブッカー・アーヴィン、グラント・グリーンが、順次ソロをとる。
   続くパーランのピアノも快調。
   自然にからだが動く。
 2.アップ・アンド・ダウン
 3.ファギー:Fugee
 4.ジ・アザー・パート・オブ・タウン
 5.ロンリー・ワン
 6.ライト・ブルー
 7.ファギー
 ホレス・パーランは、いつでも、確実に、スウィンギーなジャズを愉しませてくれる。


ベル&ゴースト

2021-12-25 | 【断想】音楽

 アルバート・アイラーのレコード・コレクションを見直している。
 1966年録音のアルバムに「アット・スラッグス・サルーン Vol.1,Vol.2」(BASE/DIW)がある。
 1966年5月1日のレコーディングである。
 LP盤で、Vol.2のみ、昔から2枚所持している。
 きっと、その一枚は、Vol.1のつもりで買ったのだろう。
 のちに、CD2枚組(ESP)を入手している。
 CDには、LPにない「イニシエーション」1曲がプラスされている。
 LPで、Vol.2を聞いてみよう。
 「ベルズ」と「ゴースツ」。
 昔なじんだ曲・演奏だけど、ながなが聞いていると、なんだか厭きてくる。
 僕にとって、ジャズの評論家をみるとき、アルバート・アイラーをどのように捉えているかが判別基準となっている。
 アイラーが、コルトレーンを敬っていたと言うのは、分からぬでもないが、二人は、根本的に精神のタイプが異なっていると思う。
 アイラーは、みずからのうちに湧き出るものを大切にする。
 コルトレーンは、他から与えられたものに左右される。
 そんなように感じている。
 要するに、アイラーが求めていたものへの感受性がない評論家は、評価できないのだ。


「コペンハーゲン・テープ」

2021-12-25 | 【断想】音楽

以前、アルバート・アイラーの主なレコード・アルバムで、わがコレクションにないものとして、以下の6点をあげていた。
・サムシング・ディファレント:ファースト・レコーディング(1962)
・ザ・コペンハーゲン・テープ(1964)
・ソニーズ・タイム・ナウ(1965)
・ストックホルム、ベルリン(1966)
・ラスト・アルバム(1969)
・アルバート・アイラー・クインテットLIVE(1970)
「サムシング・ディファレント:ファースト・レコーディング」は、Vol.1,Vol.2が揃っていなかったのだが、その後、入手している。
「ザ・コペンハーゲン・テープ」も、見つけて入手した。
「アルバート・アイラー・クインテットLIVE」は、おそらく「リビエラ・ライブ」のことだと思う。 持っている。
従って、手元にないのは、「ソニーズ・タイム・ナウ」、「ストックホルム、ベルリン」、「ラスト・アルバム」の3点となる。
「ソニーズ・タイム・ナウ」は、もともとマイナー・レーベルのもので、店舗で見かけたことがない。
残りの2点、そのうち手にしたい。
「ストックホルム、ベルリン1966」は、店舗で見かけるように思う。
このアルバムには、ベルリン・ジャズ祭での演奏が含まれるが、このジャズ祭の演奏を録音したアルバムを持っている。 メイド・イン・イタリーの一枚。
さて、「ザ・コペンハーゲン・テープ」(1964、アイラー・レコード)を聞こうかと思う。
1964年、デンマークでの録音であるから、同年の「スピリチュアル・ユニティー」等レコーディング後の渡欧した折のものとなる。
演奏しているのは、以下の4人。
アルバート・アイラー(ts)
ドン・チェリー(tp)
ゲーリー・ピーコック(b)
サニー・マレイ(ds)
CDには、以下の10のトラック。
1~6は、9月3日、モンマルトル・クラブでのライブ・レコーディング。
7~10は、9月10日、デンマーク・ラジオ・スタジオでのレコーディング。
1. スピリッツ
2. ヴァイブレーション
3. セイント
4. マザー
5. チルドレン
6. スピリッツ
7. B.Roger Hensenによるイントロダクション
8. ヴァイブレーション
9. セイント
10. スピリッツ
久し振りに、悲鳴のような、うめきのような、決して穏やかならざる音に接する。
救済を求めて七転八倒。
そんなだけど、アイラーには救いの光がところどころ射し込む。
この当時は、少しだが。
細田成嗣氏は、このアルバムの紹介の中で、この時期のアイラーの楽曲には、二つのタイプがあると語っていた。 とても、参考になる。
そのタイプとは、一つは、「朗々と歌い上げる旋律やヴィブラートを強調した持続音が中心となるタイプ」。
もう一つは、「めくるめく速度を追求するタイプ」。
そして、二つのタイプの接合型と。


水色のジャケットで

2021-12-25 | 【断想】音楽

アルバート・アイラーのアルバムで、持っているものはすべてブログで取り上げたと思っていたら、そうではなかった。
1966年のヨーロッパ・ツアー時、ベルリン・ジャズ祭での演奏が録音されたアルバムを持っていた。
ALBERT AYLER QUINTET The Berlin Concerts-1966
アルバート・アイラー・クインテット ザ・ベルリン・コンサート-1966
ジャケットに、〈西ドイツ・ベルリン、1966年11月〉と記されている。
また、〈RELYABLE551 Made in Italy〉とある。
参考まで、同じベルリン・ジャズ祭での演奏を録音したアルバムに、「Albert Ayler Stockholm,Berlin 1966」(hat OLOGY)と言うのがある。 CDになっている。
演奏しているのは、以下の顔ぶれ。
アルバート・アイラー(ts)
ドナルド・アイラー(tp)
ミシェル・サムソン(violin)
ビル・フォルウェル(b)
ビーヴァー・ハリス(ds)
収録曲は以下の通りである。
Side A
1.Alpha(アルファ)
2.A.C.
3.Omega(オメガ)
4.Our Prayer(アワー・プレイヤー)
Side B
1, Ghosts(ゴースツ)
2.Bells(ベルズ)
3.Jesus(ジーザス)
演奏自体はよさそうである。
ただ、こんなので売りものにするのとケチをつけたくなるほど、録音が悪い。
野外でのライブだったようだ。
折角のアイラーの演奏が台無しだ。
音は悪いが、演奏のよさは伝わって来るには来る。
サイドAの曲名は、一般に使われているのと異なっている。
どういうことで、そういうことになっているのだろうか。
参考まで、もう一枚、演奏者が同じで、メイド・イン・イタリーの似たようなLP盤を持っている。
JESUSと名づけられ、〈UNISSUED CONCERT IN LÖRRACH,GERMANY,1966〉とある。