昨日、ミモザの花が咲いているのを見た。青空をバックに、黄色があふれていた。
多摩動物公園には、マレーバクがいるところに、ミモザの木があった。
毎年、なが枯れ木多い時節に花をつけるのをめでていた。
でも、伐られてなくなってしまった。
今、コロナで休園中。
昨夜は、煌々とした満月。
それで、月にちなんで、チェット・ベイカーのヴォーカルとトランペットで、「オー・ユー・クレイジー・ムーン」、「ブルー・ムーン」を聞いた。
両方とも、チェット・ベイカーがヨーロッパを活動拠点にしてからの録音だったと思う。
録音の順序がどうだったのか確認してないが、「オー・ユー・クレイジー・ムーン」の声の方がきれいだった。
昨日、多摩センターのグリーン・ライブ・センターで、クリスマスローズの花を見かけた。
寒いこの季節に花をつけててくれる。
同じクリスマス・ローズと言っても、花色・形にバリエーションがあった。
園芸品種が多いのだろう。
今は、クリスマスからは、2ヵ月も時が経ている。
どうして、クリスマス・ローズと言う名前なんだろうとネットなどでちょっと調べた。
クリスマス・ローズは、キンポウゲ科ヘルボルス属の無茎種の草本。
このヘルボルス属の中のヘルボルス・ニゲルが、クリスマスの時期に花をつけるので、クリスマス・ローズと呼ばれるようになった。
それで、花期がいささか異なるヘルボルス属の品種も、まとめてクリスマス・ローズと呼ばれるようになった。
そして、ヘルボルス属をクリスマス・ローズ属とも言うようになってしまった。
昨日見た2月末に花をつけているクリスマス・ローズは、レンテンローズ(ヘルボルス・オリエンタリス)と呼んでいいようである。「春咲きクリスマス・ローズ」とも言うようである。
和名では、「雪起こし」、「寒芍薬」だそうだ。
ガーデン・ハイブリッド、ヘレボルス・ヒブリドゥス、オリエンタリス・ハイブリッド、ヘルボルス・フェチダスと言うのも、クリスマス・ローズ。
なんだか、頭の中がこんがらがってくる。
グリーン・ライブ・センターは、多摩市がやっている。
温室併設の建屋に入ってパンフレットを見ていたら、多摩市で植生関係のボランティアをしているおじさんに声をかけられた。
小冊子をもらった。
キース・ジャレットのことを知らない。
結果としての作品については、あれこれ語られる。
ジャズからはずれている云々・・・。
ただ、その結果をもたらした原因については聞かない。
私が、知らないだけかも知れないが。
何故、美しい音色を出しているのか。
それと裏腹のピアノを弾きながらの唸り声は何なのか。
キース・ジャレットのこころのうちには、何かあるなと感じる。
先日、アルバート・アイラーで聞いた「バイ・バイ・ブラック・バード:BYE, BYE, BLACKBIRD」をキース・ジャレットで。
演奏するのは、キース・ジャレット・トリオ。おなじみの顔ぶれである。
キース・ジャレット(p)
ゲイリー・ピーコック(b)
ジャック・ディジョネット(ds)
アルバムは、「BYE, BYE, BLACKBIRD /ECM/1993」。
たとえば、キース・ジャレットの音楽にあらわれているものを静謐な美とすると、人は何故、美にこだわるか、どういう心性が、それをもたらすことにまらかとなる。
ただ、美しい花に、「君は何故に美しいか」と尋ねても、花は、何も答えないのでなかろうか。
「私は人生を信じない」とのキース・ジャレットの言い方。
ESP-DISKで、「スピリッツ・リジョイス」。
めったに開かない箱を開け、RevenantのHoly GhostからDISC3にある「スピリッツ・リジョイス」2テイクを聞く。
録音状態はよくないが、アルバート・アイラーのスピリッツは同じ。
ついでに、SPIRITUAL UNITYを。
LPの白いジャケットが、縁の方に黄色いしみが出来ている。
ニッポン・フォノグラムからのもので、1978年プレス。
ジャケットの中に、清水俊彦氏による「アルバート・アイラーについて」と間章氏の「アルバート・アイラー論ノート」。
かつて、何度も読んだ。
久し振りに聞くと、とても端然としているように感じる。
すべての音に、こめられているものを思う。
こけおどしではないのだ。
ゴースト・ファースト・ヴァリエーション、セカンド・ヴァリエーション・・・・
はじめて聞いた頃とは、聞き方が変化している。
ともかく酒を飲むこと自体に息せき切っていた時と、味やムードを愉しむようになった時の違いのようなものか。
ジャズのスタンダード・ナンバー「星影のステラ:Stella BY STARLIGHT」。
1944年の映画「呪いの家」のテーマ曲。
作曲は、ビクター・ヤング(Victor Young)。
のちに、ネッド・ワシントン(Ned Washington)によって詞がつけられた。
ステラは、映画の主人公の名前。
もとはと言えば、Stellaは、スペイン語で星を意味するestella。
STAN GETZ plays / Verve:1953
KEITH JARRETT TRIO / STANDARDS LIVE / ECM:1985
EDDIE HIGGINS TRIO / DEAR OLD STOCKHOLM / Verus:2003
以上の3つのアルバムで聞いた。
スタン・ゲッツのサキソフォーン、キース・ジャレットやエディ・ヒギンズのピアノ、それぞれ受ける印象は異なるけど、どれもいい。
キース・ジャレット・トリオによるアルバム「スタンダード・ライブ(星影のステラ)」(1983 ECM)。
〈パーソネル〉
キース・ジャレット(p)
ゲイリー・ピーコック(b)
ジャック・ディジョネット(ds)
このトリオでのアルバムに他に「バイ・バイ・ブラック・バード」がある。
〈収録曲〉
1.星影のステラ
2.ザ・ロング・ブルース
3.恋に恋して
4.トゥー・ヤング・トゥ・ゴー・ステディ
5.今宵の君は
6.ジ・オールド・カントリー
とてもハイレベルなジャズ、まさしくジャズと言う印象を持った。
キース・ジャレットは、アート・ブレイキーやチャールス・ロイド、マイルス・ディビスとともに演奏していた時期がある。
そんなベースがあって、誰もいちゃもんがつけられない「まさしくジャズ」と感じさせるものがあるのだろう。
そのうえ、洗練されたピアノの音。そのまたうえに、ピアノを弾きながらの唸り声。
アート・ブレイキー/バードランドの夜Vol.1/Blue Note/1954
この時、ジャズ・メッセンジャーズは、まだ結成されていない。
アート・ブレイキー・クインテットによる演奏である。
ハード・バッブ時代を切りひらいた歴史的名盤と言われている。
クインテットのメンバーは、まだ新人のクリフォード・ブラウン(tp)、ルー・ドナルドソン(as)、ホレス・シルバー(p)、カーリー・ラッセル(b)、そしてアート・ブレイキー(ds)。
1954年、ジャズ・クラブ「バード・ランド」でのライブ録音である。
この「バードランドの夜」には、Vol.2がある。
Vol.1は、LP盤をもっているので、それで聞こう。
A-1:スプレット・キック
A-2:ワンス・イン・ア・ホワイル
A-3:クィックシルバー
B-1:チュニジアの夜
B-2:メイロー(MAYREH)
トランペットの鮮明な音、クリフォード・ブラウンって、うまいな、そう思わせるプレイである。
おなじみの「チュニジアの夜」は、「サンジェルマン」やアルバム名になっている「チュニジアの夜」にも収録されている。
アルバム「チュニジアの夜」は、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズによる演奏で、リー・モーガンやウェイン・ショーターとやっている。これが一番エキサイティングだったはずだ。
アート・ブレイキーと言う人、ドラムの技も凄いが、チーム・リーダーとしての能力も優れていたんだな、いつもそう思う。
アルバート・アイラーの 「free jazz :My Name is Albert Ayler」を聞いていたら、B面に、「ON GREEN DOLPHIN STREET」.
そう言えば、エリック・ドルフィーの「アウトワード・バウンド」に、同曲があったなと。
この二つの演奏を比較するなら、ドルフィーが圧倒的に面白いなと思う。バス・クラリネットのうねるような音、凄い才能だなと感じる。
フレディー・ハバートのトランペットもいい。
ALBERT AYLER / free jazz / freedom / 1963:My Name is Albert Ayler(Debut)
アルバムの1曲目が、「バイ・バイ・ブラックバード」。
その前に、アイラーの自己紹介がある。
声の印象は、とてもソフトである。
先般、新宿のディスク・ユニオンの店頭で、アルバート・アイラーの関する新しい本が出ているのに気づいた。
「五十年後のアルバート・アイラー/細田成嗣編/カンパニー社/2021.1.31発行」
みんな、アルバート・アイラーをどのように感じ、思っているのだろうかと入手した。
今朝、ペラペラめくった。
かつて、札幌に「アイラー」と言う名前のジャズ喫茶があったとのことで、そこの店主だった女性が、よくリクエストのあったアルバムのことなどを語っていた。
その中に、「My Name is Albert Ayler」が出て来ており、レコードを引っぱり出した。
いつか、アルバート・アイラーのことを書いてみたい。
はかなくてすぎにしかたをかぞふれば花に物思ふ春ぞへにける
ここのところまた、寝る前に、式子内親王の和歌集を開いている。
過ぎてしまった春
花を思った春
君の春は・・・
いにしえの歌人がのこしたものが、今、僕の心に響く。
そして、いろんな思いを誘う。
死んでしまった彼にも春の日はあったのだろう
年をとり、過ちをおかし、醜態をさらして、そして、死
「時の過ぎゆくまま: AS TIME GOES BY」
映画「カザブランカ」で、主題歌として使われた。
ハーマン・ハプフェルドの作詞作曲。
You must remember this
A kiss is still a kiss
A sigh is just a sigh
The fundamental things apply
As time goes by
これを覚えておかなくては
口づけはくちづけ
ため息はため息
ファンダメンタルなことはかわらない
どんなに時が流れても
・・・・・・
月の光も愛の歌も
時の流れに変わることはない
女は男を求め
男には連れ合いが・・・
こんなように、歌われる。
時代が変わろうが、人の深い感情が変わることはない、男と女は求め合う、と。
ペギー・リーで、ジュリー・ロンドンで聞いた。
ポール・デスモンドがジム・ホールとともに、1963年から65年にかけて、RCAに吹き込んだ演奏が、以下の4枚のCDとなって売られている。
1.Take Ten
2.Bossa Antigua
3.Glad To Unhappy
4.Easy Living
先日、たまたま4を買い、1、2、4と3枚を所有。
1は、夜の愛聴盤の一枚で、いつもスピーカーの上に置いてある。
4のCDは、「イージー・リヴィング」と日本語で表示されて売られているが、元のものではないようで、英語で「PAUL DESMOND FEELING BLUE」と表示されている。
元の「Easy Living」に、数曲プラスされて、その名となっているようである。
ポール・デスモンドを初めて聞いたのは、デイブ・ブルーベック・クァルテットの有名な「TAKE FIVE」でだったと思う。
ジャズに接し出した頃で、ともかく心地よく聞ける演奏で好きになった。
そう言うことで、「FEELING BLUE」も買った次第。
パーソネル
ポール・デスモンド(as)
ジム・ホール(g)
コニー・ケイ(ds)
パーシィ・ヒース(b)
14曲収録されている。
・・・・・・
ここのところ、ジャズのいろんなアルバムを中心に、このブログに書いているが、ほとんど、人に読んでもらうようなものになっていない。
自分のための記録のようなものである。要するに、ジャズに関する教養不足によるもので、このようなものを、誰でも目にしようとすれば出来るブログに投稿していること、恥ずかしいことでもあるが、今は、どうせ、たいして人もみないであろうと、続けている次第だ。
「センチメンタル・ジャーニー」は、ドリス・デイが歌って大ヒット、広く知られた。
もとは、望郷の歌と言うことだけど、それを知らずに聞けば、別の感慨も。
行き先は、故郷ではないとすれば、別のイメージも。
コロンビアからの「DORIS DAY GOLDEN GIRL」と言うアルバム(CD)で聞いた。
古い録音で、モノラル。
懐かしのヒット曲集みたいなCDで、ドリス・デイの声が、より明瞭なのがあった。
歌詞に、「キスをして、あなたが好き」とある。
魅力的な歌「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。
一昨日だったか、トニー・ベネット、ジュリー・ロンドンで聞いた。
今夜は、ジャズの女性ヴォーカルで三名花のひとりサラ・ヴォーン(The Best Of SARAH VAUGHAN/EMI)で聞く。
女優でもあり、ポピュラー音楽の世界でも人気の高いドリス・デイで聞く。
ドリス・デイの方が、したしみやすいかな。