アート・ペッパーの「ウィンター・ムーン(1980 Galaxy)」、折があれば、聞いてみようかと思っていたアルバムだ。
これは、ストリングスをバックに、アート・ペッパーがサクソフォーンを奏でたもので、彼のナイーブな音でしっとりできればと。
僕は、ソニー・ロリンズのような磊落な感じも好きだけど、いささか湿ったアート・ペッパーの音も好きなのだ。
〈演奏メンバー〉
アート・ペッパー(as,cl)
スタンリー・カウエル(p)
ハワード・ロバーツ(g)
セシル・マクビー(b)
カール・バーネット(ds)
以上に、ストリングスが付く。
〈収録曲〉
1.アワー・ソング(これは、アート・ペッパーが妻のローリーさんに感謝して作った曲。アート・ペッパーがヘロイン中毒で、厚生施設に入っていたときに、そこでボランティアをしていたのがローリーさん。結婚し、彼女の支えがあって、音楽活動を続けられることになった。)
2.ヒアズ・ザット・レイニー・デイ(あの雨の日のことを思い出すのもいい。甘い思い出で。切ない思い出。悲しい思い出。この曲はスウィートかな)
3.ザッツ・ラブ(アート・ペッパー作曲。この曲は、ジャージィー、自然に体が動いてくる)
4.ウィンター・ムーン
5.フェン・ザ・サン・カムス・アウト:太陽が現れる時(夜明けが歌われているのか)
6.ブルース・イン・ザ・ナイト(アート・ペッパーがクラリネットで演奏。なかなかいいね。ペッパーを感じる音)
7.ザ・プリズナー:囚人(忘れられない思い出というのはある。人に話しても詮ない思い出)
※8~10は、ボーナス・トラック
8.アワー・ソング
9.ザ・プリズナー
10.オール・マン・リバー
メガネをはずし
CDケースのうえにおく
カチャリと音がする
CDは「冬の月」と言うアルバム
窓の外は緑
少し暗くなってきた
久しぶりにゆっくり聞いている気分