◇ 県負担減164億→1億円 知事見通し、交付税新算定方式で 2019/07/02 05:00 読売新聞山梨版
この記事に付随する工事費の画像は分かりやすいです。(いつでも、誰でも、どこからでも、記事全文が読めます。)
勝手に南区間と書きましたが、山梨~静岡区間のことです。
◇ 県費負担分 164億円から1億円に減額へ 2019.07.01 19:22 YBS山梨放送ニュースもありました。
山梨県庁広報、下の2件は北区間(山梨~長野県)です
◇ 2019年7月01日 中部横断自動車道に係る県負担額の削減について
◇ 2019年6月28日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)環境影響評価方法書(事業者案)について
◇ 2019年6月28日 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の早期整備に関する要望について
長崎幸太郎知事が山梨県知事に出馬を決意された頃には、この地方交付税改定案は既に政府内で進められていたのだと私は推測しました。この7月の参院選が衆参同時選挙になるかも知れないという予測も含めた遠大な計画だったと考えられます。
始めた広域大規模事業は失敗したら影響は子々孫々に及びますから、やってのけるしか道は無いでしょう。南区間の工事残土(発生土)、汚染土、汚染水処理問題も県庁様から広報はありませんが、きっと問題は解決され無事に処理されていることと思っています。雨畑川の二の舞、三の舞とはならないと考えたいものです。
山梨県庁様が珍しく素早い広報をなさった北区間はこれからとはいえ、南北合わせて成り立つ事業です。方法書から評価書・工事開始に至るまでリニア事業の失敗を繰り返さぬよう、国土交通省、県庁、地域行政との情報共有に、県民諸賢の御健闘をお祈りいたします。
【ご参考】 国交省が責任回避―中部横断道の環境アセスを山梨・長野県へ丸投げ?(2019/06/18 中部横断自動車道 八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会)
【蛇足】 南北方向を通る中部横断自動車道と異なり、東西で通過するリニア中央新幹線高架橋、その為に発生すると想定されている諸問題について、県庁計画財政に飛び込む160億円財源を活用される事は、山梨県地域活性化の推進にも大いに役立つ結果となりそうな気がいたします。同じことで、間もなく補償期間が終了するリニア実験線地域に対しても県政として大いなる貢献を果たせるであろうと思えます。