ICT工夫
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震災がれき広域処理問題、沖縄基地問題のことを考えています。世論調査では経済成長策とか雇用問題とか、憲法改正とか、いろいろメインテーマに据えているらしいものがありますが、そういうものは基本的な問題に足を引っ張られることになると思っています。

震災がれき広域処理は、日本の政治・行政の現実をはっきり見せているもので、その決定過程や実施過程をきちんと見ていくと、これまでずっと言われてきた行政改革とか地方分権・地方主権などのテーマが、この広域処理問題に集約されていると私は思っています。「利権」などといういつでもどこでもある問題は言うまでもありません。

ですから、この問題をどのように考えているかを見る事で、経済・産業政策も、TPP交渉参加も消費税増税も、ひいては教育、社会保障についても、候補者が語る内容が果たして妥当かどうかの判断もできる。
そしてそれが憲法改定議論に結びついていく。

ちなみに「憲法改正」といわれますが、私は「改定」と言うべきだと思っています。憲法改定に対してそれが「改正」なのか「改悪」なのかを考えることだと思っています。私は、憲法のここをこのように改定すべきだと言われて、それが改正だと思えば反対しません。「憲法改正に賛成か反対か」というアンケートはバカバカしい。

山梨県選挙管理委員会ページで選挙公報が出ていました。一通り目を通したのですが、震災がれき広域処理も沖縄県問題にも触れている候補はおられませんでした。
どこかで目にしたのですが、ネットアンケートで山梨県で立候補されている日本共産党の3名の方が、震災がれき広域処理を必要なものと肯定されているような短いコメントを読みました。サイトのアドレスをメモしなかったので、ここにリンクできませんが、私はいささか驚きました。
その他の候補が同様なアンケートでどのように答えておられるかは、どこかで分かれば確認しておくつもりです。

沖縄問題も全てに繋がる基本テーマなので、県議会議員ならともかく国政に出る人から一言もないというのは、どこか変です。
水島朝穂さんの最新記事、沖縄は日本ではない!?――米軍警告板の「傲慢無知」 2012年12月10日、私は11月半ばにあったこの事件は知りませんでした。
昔聞いた話ですが、外地の日本人居留地で、「犬と**人は入るべからず」 という看板があったとか、つい70年ほど前のことです。その後、間もなく「一億総懺悔」(いちおくそうざんげ) になったわけです。悪夢の時代が繰り返されそうな気がしています。



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